もしかしたら私も…?知っておきたい子宮筋腫の症状とは

子宮筋腫と聞いて、どんな病気かきちんと答えられる人は意外に少ないかもしれません。子宮筋腫は、女性にとってはよくある病気の一つ。しかし、子宮筋腫があることに気付いていない場合が多いのです。そこで今回は子宮筋腫の基礎知識と症状、診断についてなどをご紹介します。

子宮筋腫とは何?その原因は?

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍です。女性ホルモンの影響で、子宮を形成している筋肉が異常に増殖することが原因と考えられています。

小さな筋腫も含めると30代以上の女性の34人に1人は子宮筋腫があると言われ、女性にとっては比較的、一般的な病気と言えるでしょう。

しかし、子宮筋腫ができる場所や大きさによって症状が異なるため、全く気付かずに過ごしている人も多いようです。

子宮筋腫があるときの症状

子宮筋腫ができると生理の時の出血量が以前より増えたり、レバー状の塊が出ることがあります。

以前に比べて長い日数、生理が続くようになった場合や、だんだん生理痛がひどくなってきている場合も注意が必要。

出血量が増えると貧血になり、めまいや動悸、疲れやすいなどの症状が出やすくなります。 ひどい生理痛に悩まされるのも子宮筋腫の代表的な症状。

その他、子宮筋腫が大きくなると、他の臓器を圧迫して頻尿や便秘になったり、腰痛などを引き起こすケースもあります。

子宮筋腫の診断、治療について

子宮筋腫は婦人科・産婦人科での内診や超音波検査で診断します。 子宮筋腫自体は命に関わる病気ではありませんが、強い生理痛や貧血があったり、不妊や流産の原因になっている時には治療を進めた方がよいでしょう。

気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。 放置しておくと子宮筋腫の数が増え、大きくなって、貧血や周囲の臓器への圧迫が強くなることも考えられます。

自覚症状がない場合も医師と相談のうえ、定期検診をするようにしましょう。

 

この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生

初回公開日:2015年4月10日
最終監修日:2021年10月24日

この記事のキュレーター

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