
早産が起きてしまった場合に起こりうる状況は?予防法はあるの?
妊娠中に注意したいことの一つに早産があります。妊娠22週~36週までの出産を早産といい、早産で生まれた赤ちゃんは、後で障害が出ることも少なくありません。
状態によっては、母体に危険が及ぶこともあります。早産のリスクを説明するとともに、早産を予防するにはどうしたらいいのかについて紹介しましょう。
早産で出産した際のリスクは?
予定よりも早く生まれれば生まれるほど、ダメージは大きいもの。
早産で生まれた場合、赤ちゃんにはさまざまなリスクがあります。
妊娠30週以前で生まれた場合、脳への障害や肺炎などの危険性があり、新生児集中治療室での治療や、在宅での酸素療法などが必要となります。
妊娠24週では、4人に1人がお母さんの腕に抱かれることなく、去っていくこともあります。
妊娠31週以降では、後遺症のリスクは減るものの、未熟児センターなどでお母さんとは離れて生活をしなければなりません。
このような事態を避けるためにも、早産にならないよう、予防が必要です。
お腹の張りに注意
早産予防において注意したいのは、お腹の張りです。
1時間に2回以上お腹の張りを感じる場合は、病院で診察をお願いするのが良いでしょう。
危険な張りというのは、下腹部の中央がジンジンと長く張ること。
そのまま放置すると、出血したり破水したりすることがあります。
出血や破水があれば、すぐに入院し適切な治療を施します。
さらに、突然お腹や腰に激痛が走る、周期的に痛みが出る、出血をする、妊娠中期から後期におりものが多い、かゆみがある、といった場合は感染症が原因となって早産になりやすいものです。
このような症状があった場合はすぐに病院に行きましょう。
早産を予防するために気を付けたいこと
妊娠中は体や心に負担をかけないことが大事です。
特に次のようなことは早産の原因になるので気を付けましょう。
・お腹に力を入れない
重い物を持ち上げる、高い場所にあるものを取るため背伸びをする、といったことはお腹の張りにつながりますので避けましょう。
・体を冷やさない
体が冷えるとお腹が張りやすくなります。靴下やひざかけなどを使い、体を冷やさないようにしましょう。
・長時間の立ちっぱなしは避ける
長い時間立っていると、お腹に力が入り、張りにつながります。家事などで立ちっぱなしにならないように、休憩をしながら行いましょう。
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