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花粉症の時期のスキンケア

花粉症は、以前は春先に飛散するスギやヒノキで花粉症になる方が多かったのですが、最近は様々な種類の花粉に反応する方が増えてきたため、もはや通年の心配事になってきました。今回は花粉症の方がスキンケアではどのようなことに気を付けたら良いのかをご紹介しましょう。

花粉症が起こるメカニズム

まずは花粉症が起こるメカニズムを簡単に解説します。

人間の体には、内部に侵入しようとするウイルスなどの異物を排除し、体を守ろうとする働き(免疫機能)が備わっています。

異物が入ってくるとそれをやっつけるためのIgE抗体が体内に放出され、粘膜下組織や結合組織などにある肥満細胞(マスト細胞 ( mast cell )とも言い、肥満とは関係はありません)の表面に結合します。すると肥満細胞からヒスタミンが細胞の外に飛び出します。

このヒスタミンが刺激となりアレルギー反応を起こします。花粉症は花粉を異物と勘違いし体内の免疫システムが過剰に反応するために起こる症状です。

花粉症の症状

花粉は口や鼻で吸い込んだり、まぶたやお肌に付着したりして体内に侵入しますが、入り込んだ場所のアレルギー反応が酷いようです。

たとえば吸い込んだ場合はくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどが起こり、直接触れた場合は目のかゆみ・肌荒れ・かゆみ・かぶれなどを起こします。

しかし、こればかりが花粉のアレルギー反応ではなく、アトピー性皮膚炎の方は症状が悪化したり、人によってはお腹を壊すなど、症状は様々な形で出ることがあります。

花粉を吸い込んだり接触することを防ぐ

症状を軽減するには徹底して花粉を寄せつけないことが重要です。

髪はコンパクトにまとめ、花粉が髪につかないようにしましょう。

外出時には花粉を吸い込まないようにマスクを着用し、プロテクター付のメガネやマスク、帽子でガードするのも効果的です。

ただしマスクを装着している間に口のまわりに湿気がたまり、それが刺激になって口周辺が荒れる場合があります。

また、マスクの素材が合わなかったり、マスクがこすれるなどして肌が荒れることもあるので、自分に合ったマスクを選ぶようにしましょう。

マスクの素材などはお肌に合うものを選びましょう 図2 マスクの素材などはお肌に合うものを選びましょう

花粉が肌に付着しないようにすることも重要です。

肌の露出は避け、メーク時には表面をパウダーファンデーションやフェイスパウダーで覆うようにし、さらっとしておくと花粉が付着しにくくなります。

ファンデーションやパウダーファンデーションを付けて、花粉が肌に直接付かないようにする必要も… 図3 ファンデーションやパウダーファンデーションを付けて、花粉が肌に直接付かないようにする必要も…

また、洋服の素材も、毛羽だったものを避け、花粉がつきにくいスベスベした素材のものを選ぶようにすると付着量がずいぶん違うはずです。

目のかゆみが我慢できないという方が多いと思いますが、かいてしまうと肌や粘膜を傷付けるだけでなく、眼球まで傷付けてしまう危険があります。

さらに一度掻き始めると、どんどんとかゆみが増していき、症状は悪くなる一方です。

専門の病院にかかったり、薬局で相談するなどして、抗アレルギー、抗ヒスタミン作用のある飲み薬や目薬などを併用しながらかゆみを軽減させることも大切です。

どちらも病院で処方可能ですから、専門機関で自分の症状に一番合った薬を処方してもらうとよいでしょう。

目の中に入ってしまった花粉を洗い流すための洗浄剤もあります。ただし、洗浄剤を入れるカップを清潔に保たないと雑菌が繁殖し、かえって目に悪影響を及ぼしかねませんからとなる場合があるので、十分に注意をして行うようにしてください。

花粉の時期のスキンケア

花粉症の症状が現れる場合は、皮膚のバリア機能が崩れていることが多く、加齢や乾燥などの他に「洗い過ぎ」が原因であることもあるので、実際スキンケアでは以下のことに気をつけてください。

外出から戻った後は、肌に負担の少ないクレンジングでメークを落とし、洗顔をして肌に付いた花粉を十分に洗い流しましょう。

しかし良く落としたいからといってゴシゴシ洗ったり、スクラブ入りやピーリング剤入りの洗顔料で洗うのはオススメできません。

また熱めのお湯は必要な皮脂まで流してしまうので、ぬるめのお湯を使用してください。

会社で外回りをされている方などは、洗顔ができないと思いますので、そういう場合は、フェイスブラシで顔についた花粉を払うのもよいかと思います。

洗顔後、一番大切なのは保湿です。刺激の少ない化粧水でしっかり保湿をしてください。アルコールはしみる方もいらっしゃるので、アルコールフリーのものを選んでもよいかもしれません。

クリームは、油分の多いものがバリアの役目を果たしてくれますが、ベタベタしていると花粉が付着するので、上からパウダーをはたいて肌をさらっと保つようにしてください。

ただし、就寝時は花粉の少ない家の中にいるので、この限りではありません。

意外と忘れがちなのが唇のケアです。花粉の影響を受けてカサカサに乾燥したり、皮がはけたり、腫れたりするという方も多いので、リップベースやワセリンなどで唇をガードしましょう。

スキンケアではありませんが、鼻をかむことで起きる摩擦が刺激になって、肌がヒリヒリすることもあります。最近は、ヒアルロン酸入りやローション入りのティッシュなどが発売されているので、肌に優しいものを使ってみるのもいいですね。

花粉の時期のメーク

敏感肌だから、花粉症だからと言ってメークをしない方がいいということではありません。

メークによって肌の上から1枚膜を作ることで、花粉の刺激を直接受けずに済みます。

ファンデーションを薄く塗るようにします。ファンデーションに油分が多く含まれていると花粉が付着しやすくなりますので、仕上げに、パウダーをつけて表面をさらさらに保つようにしましょう。

目のまわりは皮膚も薄くデリケートですから、アイメークによって、かゆみや腫れ、赤みが生じることが考えられますので、粘膜に近い部分のメークは様子を見ながら行った方が無難です。

また、過敏になり添加物や色素などに反応しやすくなっているので、自分のお肌が過敏な状態の時でも安心して使えるブランドを探しておくのも良いと思います。

アイラインやマスカラは涙で流れてしまうこともあるので、使用には要注意です。かゆみや赤みが出たら少し使うのをお休みするなど様子を見てください。

また、体の中からケアするには、栄養もきちんと摂取しましょう。免疫細胞を強化するためのアミノ酸をはじめ、粘膜を強化するにはビタミンA 、皮膚や粘膜を守るにはビタミンB群やビタミンCなどを積極的に摂るようにしましょう。

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この記事の監修ドクター
マブチメディカルクリニック 院長  馬渕知子先生

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