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「これって妊娠の兆候!?」知っておきたい妊娠超初期症状
疲れや微熱、悪寒にだるさ、「近頃どことなく体調が優れない」と思っているあなた、もしかしたらその不調は妊娠のせいかもしれません。妊娠超初期症状には、風邪や生理前の症状と似たものも多いもの。どんな症状があるのでしょうか?見分け方を探ってみました。
疲れやすかったり、微熱が続いたり、どんなに暖かくしてもゾクゾクと悪寒を感じたり……。
「近頃どことなく体調が優れない」と思っているあなた、もしかしたらその不調、妊娠によるものかもしれません。
妊娠が確定する前の妊娠超初期から、女性のカラダにさまざまな変化が訪れます。
その一部は風邪や疲労による変化や生理前の症状と見間違えることもあるもの。
「よくあること」と見逃さず、カラダをいたわってあげましょう。
いつもの生理前と似ているけど違う、そんな妊娠超初期症状
腹痛や胸の張りなどの変化を生理の予兆と捉えている女性は多いのではないでしょうか。
しかし、その変化には個人差やそのときどきでの違いがあり、決して一定のものではありません。
多くの変化は生理期に黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加することによって起こりますが、このホルモンは妊娠期にも同様に増加します。 そのため、生理前に見られがちな症状が、妊娠超初期のカラダに現れることがあります。
「よくある生理前症状」と軽んじていては、妊娠を見落としてしまうということもあるのです。
「いつもの生理前のようだけれど、どこかちょっと違うみたい……」という場合に感じる妊娠超初期症状をご紹介します。
胸の張り
生理前に胸が張るという女性は多いようです。
いつものブラがきつく感じたり、乳房に痛みを感じたりといった症状は、生理前だけでなく、妊娠の超初期にも起こりうるものです。
これは黄体ホルモンの増加により、乳腺が肥大するため、張りや痛みを感じるのです。
生理が終われば黄体ホルモン値は元に戻ります。
しかし、妊娠している場合、黄体ホルモンは妊娠末期まで増加を続けます。
妊娠初期から妊娠中を通じて胸の張りを感じる人が多いのは、そのためなのです。
出血
生理に先駆けた少量の出血に慌てた経験は、誰にでもあるはず。
下着についた血液は、どんな理由であれ、「ドキリ」としてしまいます。
この出血、実は妊娠の兆候である可能性もあるのです。 卵子が精子と出会って受精し、子宮に着床するときには、子宮壁が傷つけられて少量の出血がある場合があります。
「着床出血」と呼ばれるこの出血は、まったくない人もいれば、気づかない人もいるほどのごく少量の出血です。
おりものの増加
生理周期に伴って増減を繰り返しているおりものは、通常排卵期に一度増加しますが、月経前も再び増加します。
「おりものが増えたらもうすぐ生理」と認識している人もいるでしょう。
おりものは、子宮を感染から守ったり、排卵期に精子が卵子にたどり着きやすくしたりする役目を持っていますが、もうひとつ重要なのが、子宮内の赤ちゃんを感染から守る働き。
妊娠するとどうしても低下してしまう母体の免疫力を補うため、妊娠するとおりものが増加するのです。
イライラ、精神不安定
生理前にイライラや精神不安定がひどくなるという人もいます。これは、黄体ホルモン増加により、ホルモンバランスが崩れることによって起こる現象。
生理が終わると黄体ホルモンは減少しますが、妊娠すると高いレベルを維持し続けます。
妊娠超初期のイライラ、不安定はこのためです。
黄体ホルモンは子宮の収縮を抑制するなど、妊娠の継続には欠かせないホルモン。妊娠超初期から出産に至るまで、長くつきあう必要があります。
気分転換やリラックスの方法を覚えて、上手につきあうようにしましょう。
肌あれ、吹き出もの
妊娠超初期には生理前同様肌あれや吹き出ものに悩まされることがあります。
これは、胸の張りやイライラなどと同じく、黄体ホルモン増加によって、ホルモンバランスが崩れることから起こる症状です。
一般的に肌トラブルは妊娠中期ごろに落ち着くといわれますが、産後まで継続するという人も。食事や睡眠など、生活習慣を見直すなどの対策も取り入れてケアしましょう。
また、紫外線への感受性が高まるため、妊娠中はシミが作られやすくなるという危険性も。妊娠に気を取られるあまり、スキンケアを怠らないことも重要です。
眠気、だるさ
「とにかく寝ても寝ても眠気が取れない」「だるくて猫のように一日中寝ていた」そんな生理前や妊娠超初期の体験談は、誰しも耳にしたことがあるはず。
この眠気やだるさも、黄体ホルモンが急激に増えることによって起こる変化です。
眠気はカラダが妊娠に対応する準備をしている証なので、寝られる環境にあるのであれば、思い切ってぐっすりと眠りをとることをおすすめします。
とはいえ、仕事などでそうも言っていられない場合は、ガムを噛んだり、顔を洗ったりして眠気を覚ますようにしましょう。
ストレッチや手や耳のツボ押しも、眠気覚ましには効果的です。
腹痛
腹痛は最もポピュラーな生理前症状でしょう。これは、生理期に分泌されるホルモンが、子宮を収縮させる働きを持つために起こる痛みであるといわれます。
対して、妊娠超初期に感じる腹痛は、妊娠して子宮の筋肉が伸びたり、子宮への血流が増えたりすることから起こるお腹の張りが元になります。
風邪症状と間違われがちな妊娠超初期症状も
風邪をひいた際に見られがちな身近な症状が、妊娠超初期症状として現れる人も多いもの。
風邪の場合と妊娠の可能性ありのケースを見分ける判断材料となるのは、それ以外のカラダの変化です。
腹痛や微熱に鼻水や咳が伴えば風邪の可能性が高いですし、乳房状態の変化や生理の遅れが伴えば妊娠の可能性も。
ひとつの症状にとらわれすぎず、全身をくまなく見つめるようにすることが大切です。
寒気、悪寒
排卵後、受精、着床が起こると、女性のカラダでは高温期が継続します。
高温期では低温期に比べて0.3〜0.5度ほど体温が高くなり、この体温変化により、妊娠超初期には寒気や悪寒を感じることがあります。
風邪の引きはじめにも似たこの症状は、通常1〜2ケ月で治まりますが、妊娠中期まで継続したという人もいるようです。
微熱が続く
寒気や悪寒だけでなく、妊娠超初期に微熱が続いたという人もいます。
これも、高温期が続くことが原因の症状です。
風邪と見分けるポイントは、咳や鼻水などのほか症状の有無。微熱だけが続く場合、妊娠の可能性もあります。
解熱剤のなかにはお腹の赤ちゃんによくない影響を及ぼす薬もありますから、自己判断で市販薬を飲んだりせず、受診して相談するようにしましょう。
頭痛
妊娠超初期に頭がズキズキと痛む人もいます。
妊娠超初期の頭痛には、さまざまな原因が考えられますが、黄体ホルモンの増加をはじめとするホルモン状態の変化や、ストレスなどが主なものになります。
辛い場合には患部を冷やす、ゆっくり休むなどして対処しましょう。
自己判断で市販の頭痛薬を飲むことはお腹の赤ちゃんを危険にさらすことにも。症状がひどい場合は医師に相談してください。
胸焼け、吐き気
妊娠超初期には吐き気や胸焼けが現れることもよくあります。
これは、黄体ホルモンが持つ、胃腸の働きを弱める作用によるものとされています。
常に胃がムカムカしているという人も多いようですが、食べものを一切受けつけないほどの極度の症状では、点滴などの処置を受ける必要がある可能性もあります。
妊娠超初期症状には個人差が。こんな症状が出る人も
妊娠超初期症状は人によってさまざま、「これの症状があれば妊娠」といった判断材料になる、確定的な症状はひとつもありません。
人によっては生理前や風邪には見られない、独特の症状が現れることもあるのです。
腰痛
妊娠超初期に腰痛が出る、またはひどくなるケースもあります。
打撲や無理な姿勢を続けた、重いものを持ったなど、ほかの原因が思い当たらない突然の腰痛では、妊娠の可能性も考えられるのです。
嗅覚過敏
妊娠中に匂いに敏感になるプレママは多いもの。
ホルモンバランスの変化に伴って、検査薬判定が出る前の妊娠超初期から、匂いが気になり始める人もいます。
炊きたてごはんの匂いや愛用していたシャンプー、化粧品の匂いなど、特定の匂いを受けつけなくなってしまう人も。
ひどい場合は匂いを嗅いだだけで吐き気を催すというケースもあります。
味覚の変化
嗅覚と同様、味覚に変化が表れるママも。
これまで好きで食べていたものをまったく受けつけなくなったり、特定の食べものに対して吐き気を催すほどの嫌悪感を抱いたり、酸っぱいものや甘いものを無性に食べたくなるというケースもよく耳にします。
「赤ちゃんのためにバランスよくなんでも食べなきゃ」と無理して食べても、吐いてしまったのでは意味がありません。
症状の強い間は「食べられるものを食べられるだけ」食べてやり過ごすのもよいでしょう。
頻尿
妊娠により広がりつつある子宮に膀胱が圧迫されるため、妊娠中は頻尿になることも多いです。
妊娠超初期から症状が出る人もいます。膀胱への刺激で尿意を感じるだけで、実際にトイレに行っても尿は出ないということもよくあります。
トイレが近くなるからと水分補給を抑えたり、トイレを我慢したりするのは絶対にNG。
利尿作用を持つカフェインはさけながら、適度に水分補給をするようにしましょう。
便秘
妊娠中の便秘は、ホルモンバランスが崩れることで胃腸の働きが弱まること、子宮拡大によって腸が圧迫されることのふたつを原因として起こります。
妊娠超初期から便秘が続いていたというママも多いものです。
便秘の解消には水分と食物繊維の補給が重要です。
繊維質の食材を選んでよく噛んで食べ、麦茶や水などノンカフェインの飲み物で水分を摂るようにしましょう。
夢を見る
妊娠超初期に不思議な夢を見たという体験談も多いもの。
因果関係ははっきり分かりませんが、妊娠によるカラダの変化を敏感に察知した潜在意識によるものという説や、妊娠の可能性を意識するあまり夢に見てしまうという説があります。
妊娠超初期には眠りが浅くなったり、不眠がちになったりすることも。
こうした症状も夢を見ることと無関係ではないかもしれません。
あくまでも目安に
妊娠超初期のカラダに現れる変化は、うっかりすると見逃しがちなちょっとしたものがほとんど。
そして、それらの症状は個人差が大きいものです。
小さな変化に気づいてカラダをいたわることも大切ですが、症状の有無を自己判断して一喜一憂するのは危険。
生理予定日を大幅に過ぎるようなら、妊娠検査薬などで確認してみるようにしましょう。

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