新生児にあげるミルク、どれぐらいの量がいいの?

新生児にあげるミルクの量は、基本的には粉ミルクのパッケージにある量を参考にすると良いですが、
飲む量は赤ちゃんによってちがうので、ミルクの量が足りているかは体重の増え方、授乳や便の回数、機嫌などを見て判断しましょう。

新生児、それは赤ちゃんの生後1ヶ月までの時期を言います。
子育て新米ママにとってはドキドキワクワク、そして不安もいっぱいの時期ですよね。
さて、赤ちゃんのお世話に欠かせないのが母乳やミルクをあげることですが、新生児にはいったいどれぐらいの量が必要なのでしょうか?

ミルクだけをあげる場合

新生児にあげるミルクの1回の目安量は、6080mlです。回数は、欲しがる時に何回でもあげましょう。
だいたい23時間に1度は欲しがることが多いと思いますので、すぐに作ることができるようにお湯を常備しておきましょう。
また、哺乳瓶消毒器があると楽になります。

母乳とミルク、両方をあげる場合

まず母乳を好きなだけあげ、もうおっぱいの張りがなくなって母乳が出ないのに欲しがる時にミルクをあげましょう。
20ml
ぐらいずつ、様子を見てあげましょう。
赤ちゃんが新生児のうちは、ママのおっぱいもなかなかすぐには母乳が出にくいもの。
できるだけ母乳で育てたいママは、出なくなってもしばらくは赤ちゃんにがんばって吸ってもらい、母乳が早くたくさん出るようにしてもらってくださいね。

どうやったらミルクが足りているかわかる?

新生児のうちは、まだまだミルクを飲むのが上手ではありません。
たくさん飲む日もあれば、少ししか飲まない日も。そんな時、ちゃんと大きく成長しているか心配になりますよね。
そんな時は以下を参考にしてみてください。

体重が徐々に増えている

退院してからはなかなかきちんと赤ちゃんの体重をはかることは難しいものですが、だいたいであればわかる方法があります。
まずママが家にある体重計で体重をはかり、それから赤ちゃんを抱いてもう1度体重計に乗るのです。
その差が赤ちゃんの体重です。毎日だとわからないかもしれませんが、いい目安になりますよ。

うんちの回数

うんちは、たくさんミルクを飲んでいないと出てこないもの。
中には新生児から便秘の赤ちゃんもいますから、1日に1回出ないなら綿棒で肛門を刺激してみたり、お風呂の時にでもお腹をやさしくマッサージしてあげたりしてくださいね。

授乳・ミルクの回数

赤ちゃんのミルクの飲み方は、みんなそれぞれ。1回にたくさん飲む子も、小分けにして何回も欲しがる子も。
いつあげるのが良いかわからないママはオムツでも気温のせいでもない時は、とりあえずおっぱいやミルクを赤ちゃんの口に持っていってあげてください。

赤ちゃんは、ご機嫌?

赤ちゃんも、お腹が空くと機嫌が悪くなります。いつもご機嫌ななめなら、もしかしてミルクが足りていないのかも。
無駄になるかもしれませんが、ミルクは多めに作ってゆっくり飲ませてあげましょう。

欲しがる時は、欲しがるだけあげましょう

粉ミルクの缶に書いているミルクの量は、あくまでも「目安」です。
赤ちゃんは11人体格も哺乳量もちがいますから、欲しがるだけあげてもいいのです。たくさん飲みすぎたからといって、一時的には体重が増えるかもしれませんが歩き始めたらひきしまってきますよ。あまり考えすぎず、赤ちゃんが欲しがる時にあげられるように、準備をしておきましょう。

 

この記事の監修
日本小児科学会専門医 菊池 透先生

初回公開日:2016年6月14日
最終監修日:2021年8月23日

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この記事のキュレーター

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