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戸惑わないで!知っておきたい妊娠中に起こるカラダの変化とは?
妊娠初期のつわりから、おなかが大きくなったときに起こる妊娠後期の腰痛まで、妊娠期間にはさまざまなカラダの変化が起こります。はじめての妊娠では、戸惑うことも多く、不安になりやすいですよね。とはいえ、妊娠中はストレスフリーで過ごしたいところ。むやみに怖がったり心配したりしないためにも、妊娠中に出やすい症状について知っておきましょう。
妊娠初期:ホルモンの影響で様々な症状が重なる
ちょっとした症状から妊娠に気づく女性もあるように、妊娠初期は急激なカラダの変化が起こります。
ホルモンバランスが大きく変わることから、吐き気や眠気といった症状が始まります。つわりの状態は十人十色で、絶えず吐き気を感じる人から、小腹が空いたときに気分が悪くなる人、ちょっと食べ過ぎたときだけに不調を感じる人など、個人差があります。
そのほか、味覚が変わったり、嗅覚が敏感になったりする人も。
夏ミカンやグレープフルーツなど酸っぱいものを急に食べたくなったり、これまでは大好きだった炊き立てのごはんの匂いにムカムカしたり……。
おなかのなかの赤ちゃんは、ほんの数ミリから数センチ程度なのに、急激な変化に戸惑うのが妊娠初期の状態です。
ママになる心の準備を
まだまだおなかは目立たないものの、体調の変化に心がついていけず、変わっていく自分に不安を覚えるかもしれません。
ホルモンバランスの影響で精神的に不安定になり、マタニティーブルーを経験する妊婦も多いようです。
わけもなく涙が出てきたり、怒りっぽくなったり、妙にイライラしたりすることも。カラダだけでなく心も乱れがちですが、これもママになるためにカラダが準備しているからこそ起こること。
いずれは落ち着く症状ですからゆったり構えておきましょう。
妊娠中期:赤ちゃんの成長とともに体調も変化
安定期に入り、なんとなくつわりの症状も落ち着いてくる中期。
どんどん大きくなっていく赤ちゃんの成長は、ママが身を削って栄養を与えているからこそのことです。
いくら食べてもおなかがすく、強い眠気が続くなど、目まぐるしく変わっていくカラダや気分に自分でも驚いてしまうかもしれません。
そうしたカラダの声は、赤ちゃんからママへのサインです。赤ちゃんとコミュニケーションを取るつもりで、気楽に症状と付き合っていってみてはいかがでしょうか。
おなかが空いたら栄養バランスの良いものを食べる、眠気を感じたら横になって休むなど、この時期は無理せず過ごすようにしましょう。
おなかが目立ち始める時期
赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなることで、物理的に引き起こされる症状も増えていきます。胃や肺などが子宮で圧迫され、消化が妨げられたり、息苦しさを感じたりする人もいるようです。
また、赤ちゃんに酸素を送るためママの血流が増えることから、心臓への負担も増していきます。動悸や息切れ、めまいを感じたら、無理せず小休止。横になったり、腰かけたりして、体をリラックスさせてください。
妊娠後期:おなかが大きくなることでカラダに負担も
いよいよ出産も間近の妊娠後期は急激におなかが張り出していきます。
姿勢が変わるため腰への負担も大きく、背中や腰の血流が悪くなったり、背中の筋肉でおなかを支えきれなかったりして、腰痛を感じる人が多いようです。
できるだけ無理をせず、腰のマッサージや軽い運動、お風呂にゆったりつかるなどカラダをゆるめてあげましょう。
大きくなって下がってきた膀胱(ぼうこう)が子宮に圧迫され、頻尿の症状も出てきます。ちょっとした動作やくしゃみで尿漏れすることもあるので、下着にパットを当てておくと良いですね。
不眠対策もしっかりと
妊娠後期になると、眠りが浅くなるママも出てきます。おなかが大きいので寝返りが打ちにくかったり、トイレが近くなったり、さまざまな理由から引き起こされる症状です。
少しでも緩和させるために、夕食には消化のよいものを食べ、食事はベッドに入る3時間前までに済ませるようにしましょう。
また、入眠1時間前からはスマホやパソコンを見ないなど、不眠対策もおすすめです。
それでも眠れない場合は、お昼寝で睡眠不足を解消すること。短時間で、ちょっとずつ眠る習慣を身につけておけば、産後に必要となる夜中の授乳やおむつ換えなどでも、寝不足に悩まされないで済むかもしれません。
妊娠中のカラダの変化を楽しむ余裕を
おなかの赤ちゃんの成長とともに、母体にもさまざまな変化が現れます。
いつもと違う感覚や体の変化にとまどいを覚えるのも当然です。
でも、赤ちゃんがおなかにいるのはほんの一時のこと。ママになる喜びをかみしめつつ、楽しむぐらいの余裕ある妊娠ライフを送りましょう。

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