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これって大丈夫?生理の出血量が多い原因は?

「なんだか今回の生理、出血量が多いかも…」そんなことに気付き、誰に相談していいかわからなくて困っていませんか?
毎月の生理の出血量と比べて、量が多いか少ないかは、自分である程度判断がつくものです。特に、量が多い場合、私たちのカラダにはどんな変化が起きているのでしょうか。

今回は、生理の出血量が多い原因をご紹介します。

生理の平均的な出血量の目安

生理の出血量は、一般的には、どれくらいが平均なのでしょうか。まずは、その目安を確認しておきましょう。

●生理の出血量、多いってどれくらい?

普通の生理の出血量では、一番出量が多い日の日中でも、多い日の昼用の生理用ナプキンを当てていれば、45時間くらいは使用できます。しかし、1~3時間程度で漏れてしまう場合は、出血量が多いと判断できます。

1回の生理ではナプキン20枚くらい使うのが平均といわれているので、60枚以上使う場合も量が多いと判断できます。

●生理の出血量、少ないってどれくらい?

反対に、生理の出血量が少ない場合には、ナプキンに少量の出血しか出ず、12日程度で生理が終わってしまうことになります。

生理の出血量が多い「過多月経」とは?

生理の出血量が多くなることを「過多月経」と呼びます。通常、1回の生理では20140mlほどの出血があるといわれていますが、過多月経の場合、140150ml以上になります。

●過多月経の原因

過多月経は、大きく分けて子宮の異常による「器質性過多月経」と、ホルモンバランスの崩れによる「機能性過多月経」の2種類があります。

生理の出血は、子宮の内側にある子宮内膜がはがれ落ちたものです。よって、子宮筋腫など子宮内の異常によって子宮内膜の範囲が広がってしまうと、出血量も増えます。また、ホルモンバランスが崩れて、黄体ホルモンの分泌が過剰になった場合にも、子宮内膜が厚くなりすぎて出血量が増えることがあります。

器質性、機能性、どちらの過多月経も、貧血がある人は特に注意が必要ですし、適切な治療を受ける必要があります。

そのほか、過多月経の原因として、血液が固まる機能の異常などの内科的疾患の場合もあります。

器質性過多月経で考えられる病気

子宮の異常によって過多月経が起きている場合、具体的には次のような病気が考えられます。

●子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮に良性の腫瘍ができる病気です。最近では若い女性から成熟期の女性まで、幅広く見られます。過多月経のほかに、生理痛が重い、下腹部の圧迫感やしこり、貧血、頻尿などの症状が出ます。

●子宮内膜症(子宮内膜増殖症)

子宮内膜のような組織が、子宮内の壁以外のさまざまな場所に発生する病気です。卵巣にできるケースが多いといわれています。また、子宮筋層と呼ばれる筋肉の壁にできる場合には、「子宮腺筋症」と呼ばれます。

機能性過多月経で考えられる病気

ホルモンバランスの崩れによって過多月経が起きている場合、具体的な次のような病気が考えられます。

●無排卵性月経

生理が来て出血があっても、ホルモン分泌に異常をきたし、排卵が起こらない病気です。1020代、及び40代に多く起きます。過多月経のほかにも、生理周期が長いなどの異常が生じることもあります。

●黄体機能不全

通常、卵巣から排卵が起きた後には、「卵胞(らんぽう)」という細胞集団が変化して「黄体(おうたい)」と呼ばれる黄色の組織になります。「黄体機能不全」は、この黄体がうまく働かなくなる病気です。黄体から分泌される黄体ホルモンの量が少なくなったり、黄体の寿命が短くなったりして、不妊症をきたすこともあります。

過多月経の治療・対策

過多月経が起きた場合、まずは原因を正しく知るためにも、婦人科を受診しましょう。そして、その原因となる病気や症状に応じて、適切な治療と対策を行う必要があります。

しかし、過多月経が起きたときに共通して行うべき治療や対策がありますので一部を紹介します。

●貧血対策

出血量が増えれば、血がいつもよりも多く失われることになるため、多くの場合、貧血をきたすといわれています。貧血の中でも、鉄欠乏症の貧血です。

鉄分を普段の食事から多く摂る必要があります。また、治療法として、鉄剤が処方されることもあります。

●器質性過多月経の原因となる子宮の病気の治療

子宮筋腫や子宮内膜症が原因で過多月経が起きている場合、症状に応じて治療が行われます。

子宮筋腫の場合、もし生理痛が強い、不正出血がある、検査で筋腫が大きくなっているなどであれば、薬剤による治療や手術が行われます。初期であれば、低用量ピルや造血剤、鎮痛剤などの薬剤が用いられます。進行している場合は、手術で筋腫を摘出したり、子宮すべてを摘出したりすることがあります。

子宮内膜症では、生理痛が重いことがあるため、鎮痛剤で治療を行うのが一般的ですが、低用量ピルが用いられるケースもあります。

●機能性過多月経の治療

貧血治療を行いながら、ホルモン剤などで出血を止めるなどの方法で治療を行います。ホルモン剤には、プロゲスチン薬剤、低用量ピルと同種の薬剤などが用いられます。

レバー状の塊にも注意

過多月経で出血量が多い場合、食用肉のレバーに似ている、血の塊のようなものが出ることが多いといわれています。少量なら問題ありませんが、もしレバー状の塊がたくさん出るなどの場合には、過多出血の可能性が高くなります。すぐに婦人科を受診するのをおすすめします。

生理の出血量が少ない場合の原因は?

最後に、生理の出血量が極端に少ない場合、どのような原因が考えられるのかを知っておきましょう。

●過少月経の原因も知っておこう

生理の出血量が少ないことを過少月経と呼びます。その原因は、子宮に異常がある場合とない場合があります。

子宮に異常がある場合には、子宮内膜炎や子宮発育不全症などが、子宮に異常がない場合には、無排卵月経や黄体機能不全などが原因として考えられます。

この場合も自己判断はせずに、症状が続く場合には、すぐに婦人科へ。

 

生理の出血量が多くなる過多月経について、その量の目安や原因、治療法などを紹介しました。もし過多月経の可能性がある場合には、すぐに婦人科を受診しましょう。

この記事のキュレーター

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