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何でこんなにクサイの!?生理中のイヤなにおいの原因と対策とは
寒い時期ならそこまで気になりませんが、夏になると生理のにおいが気になる女性は多いのではないでしょうか?特に経血の量が多い1~3日目に、長時間ナプキンを変えることができなかった場合は、本当につらいですよね…。
そんな生理のイヤなにおいとサヨナラするために、においの原因と改善方法を紹介します。
生理の時、経血から独特のにおいがするのはなぜなのでしょうか?経血以外の血からは、どちらかというと鉄のようなにおいがする気がします。
どうして、においが異なるのでしょう?
生理の時、どうして経血がにおうの?
実は、経血も血と同じように、それ自体にはにおいはありません。しかし、経血に含まれている血液はたったの10%程度。残りの約90%は、はがれ落ちた子宮内膜や粘液、膣や子宮から出る分泌物、酵素などが含まれています。
そのため、体外に排出されて15分ほど経つと酸化してしまい、経血に含まれる成分やアポクリン汗腺から分泌される汗などを栄養にして雑菌が繁殖しはじめ、その結果、あのイヤなにおいが発生するのです。また、下着は通気性も悪いので、雑菌が繁殖しやすい格好の場所でもあります。
生理の終わりかけや生理後にも、においが気になるという人がいるかもしれません。それも、生理中と同じで、雑菌が嫌なにおいを発生しているため。生理の終わりが近づき、経血の量が少なくなったからといって、同じナプキンを長時間付けていると、少量の経血を温床に雑菌は増殖します。
生理が終わったと思っていても、膣の中に少量の経血が残ってしまっている場合もあるので、きちんとケアしたいですね。
続いて、自分でできる生理のにおいケアについて紹介しましょう。
生理のにおいケアその① ナプキンのこまめな取り換え
最近のナプキンは機能性に優れ、通気性・吸収性・消臭までしてくれますが、だからといって何時間も同じナプキンを付けるのは絶対にNG!
経血は空気に触れはじめて3時間くらい経ったころから雑菌が繁殖するので、ナプキンを交換するサイクルも、これに合わせて2~3時間に1回を目安にするといいでしょう。
どうしても、長時間ナプキンを変えることができない場合は、タンポンを使うことをオススメします。タンポンは膣内で経血を吸収するので、経血が酸素に触れることはありません。環境的に雑菌が増殖しようがないので、においが気になることもなくて安心です。ただし、1日中、タンポンを取り換えないのは危険!説明書をよく読んで、正しい使い方をしましょう。
生理のにおいケアその② アンダーヘアの処理
意外な生理のにおいケアとして「アンダーヘア」があります。
すでにVIO脱毛を済ませている人はいいのですが、生理中のアンダーヘアは雑菌が繁殖する絶好の場所でもあるのです。毛量が多かったり、アンダーへアが長かったりする場合には、経血が付着しやすくムレやすいので、においだけでなくかゆみが発生することも考えられます。そのため、生理前にアンダーヘアをカットするなどのお手入れをするのもひとつの手です。
生理のにおいケアその③ 食事でにおいを抑える
うれしいことに、生理時のいやなにおいは、体内が酸化しづらい「ある食べ物」を摂取することで簡単に軽減できます。
その食べ物とは・・・
「めかぶ」です。
そもそも、めかぶは体臭を抑えるのに効果的な食べ物とされています。ネバネバの元となっているフコイダンには、殺菌作用やウイルスからカラダを守る効果もありますが、体内のにおい成分を体外へ排出するという働きもしてくれます。めかぶには、女性にはうれしいミネラルや繊維質も豊富に含まれているので、積極的にとりたいですね。
反対に生理のにおいを強くする食べ物もあります。それは、体内を酸化させる「活性酸素」を多く含む食べ物。生理のにおいだけではなく、体臭も強くするといわれています。ハム・ソーセージなどの加工品、添加物の多いコンビニ弁当、脂質が多い肉類、ハンバーガーなどのジャンクフードが、その代表例です。生理のにおいが気になる時は、これらのものをあまり食べないように気を付けましょう。
生理のにおいに隠された病気の可能性
デリケートゾーンを清潔に保ち、上記のような対策を行っても、まだにおいが気になるという場合は、免疫力の低下、婦人科系の病気にかかっている疑いがあります。
免疫力が低下している場合は、デリケートゾーンで雑菌が繁殖しやすくなるので、においが強くなることがあります。それは、病気の治療として抗生剤を服用している場合も同じです。子宮内膜症などの病気を発症した場合は、経血の量が増加するので、デリケートゾーンがムレやすくなり、その結果、きついにおいを感じることがあります。
下腹部に激痛が走るなどの症状がある場合は、婦人科を受診した方がいいでしょう。
生理前のにおいがきつくなる理由
生理中にデリケートゾーンで雑菌が繁殖して、イヤなにおいを引き起こしていることがおわかりいただけたと思いますが、「生理前」なのに、においが気になるという場合もあるのではないでしょうか?
この場合のにおいの原因は、おりものの影響、皮脂量の増加、雑菌の増殖の3つの原因が考えられます。
●おりものの影響
おりものは排卵日前後に分泌量が増加します。
そのため、生理前は特に大量のおりものが下着についてしまい、お酢のようなすっぱいにおいを感じることがあります。
●皮脂の増加
皮脂の分泌量は、生理前のホルモンバランスの変化に大きく関わっています。
生理前は体内で様々な変化が起きており、皮脂の分泌を抑制するエストロゲンの分泌量が低下することで、皮脂量が増えてしまいます。そのため、皮脂の分泌が増えてデリケートゾーンの皮脂腺が詰まってしまい、皮脂が酸化してにおいがきつくなってしまうのです。
●雑菌の増殖
生理中の現象と似ています。
生理前はアポクリン汗腺から、雑菌のエサとなる脂肪やアンモニアなどが多く分泌されるので、デリケートゾーンがムレて雑菌の繁殖しやすい環境となり、きついにおいを感じるようになってしまうのです。
これらの原因から生理前でも、デリケートゾーンでにおいが発生することがご理解いただけたと思います。しかし、これらはおりものシートをこまめに交換することで軽減できるので、普段からおりものシートを何枚か持ち歩いてケアするように心がけましょう。
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