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生理の血が少ない!?意外と知らない「過少月経」とは?

ストレスや日常生活の乱れなどの影響を受けて変化しやすい生理。周期が崩れたり、量が多かったり、反対に少なかったり、ドロドロしていたりetc….さまざまな生理の疑問がありますが、ここでは、経血が少ない原因と対策を解説していきます。

生理の期間や周期は人それぞれですが、生理は大体3~7日くらい、生理周期は大体25~38日くらいだといわれています。

この生理期間や周期や長かったり短かったりする場合は、「生理不順」といわれ、もし、生理期間が2日以内で終わるなら「過短月経」の可能性が考えられます。また、8日以上続くようなら「過長月経」が疑われます。

生理周期が24日以内と短い場合は「頻発月経」、39日以上空く場合は「稀発(きはつ)月経」といわれます。

生理にまつわる不調はさまざまですが、今回は生理のときの経血の量が極端に少ない「過少月経」といわれる症状についてご説明します

生理の量が極端に少ない「過少月経」に当てはまるのは…?

他の人と生理の量を比べることはできないので、「過少月経」といわれても、「経血が人と比べて少ないのだな」とボンヤリとしか想像できませんよね。

体格や年齢などの個人差もありますが、一般的に正常な生理の時の経血の量は、大体20140mlといわれています。

わかりやすくナプキンを変える頻度に例えると、多い日の13日は、数時間ごとにナプキンを変えますよね。そのときに、丸一日ナプキンを変える必要がないほどの少ない量の場合が「過少月経」とみなされるのです。

そして、成人女性が「過少月経」になる原因には、脳の視床下部や下垂体といった性中枢に問題がある場合(機能性過少月経)や子宮に異常や病気がある場合(器質性過少月経)が考えられます。

そのほか、経血量が減る要因として、ピルの影響、妊娠初期である可能性もあります。

生理の量が極端に少ない「過少月経」の原因(1) 機能性過少月経

「過少月経」の原因のひとつは、脳の視床下部や下垂体といった性中枢の問題によって、ホルモンバランスが崩れて起こる「機能性過少月経」です。

生理が2日ほどで終わる過短月経を伴うこともあり、1020代と40代後半の女性に多く見られます。

基礎体温では、高温期がない、または低温期と高温期の体温差がほとんどないなどの特徴があります

これは女性ホルモンのバランスの乱れや排卵機能に異常があるためで黄体ホルモンの分泌量が減少する黄体機能不全や、無排卵月経になっている可能性があります

機能性過少月経の場合は、毎月の生理があって、経血量の減少や生理期間が短いという問題のみであれば、経過観察を行います。

排卵機能に異常が見られる場合は、排卵を誘発する「クロミフェン療法」や、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの補充を行う「カウフマン療法」といったホルモン療法を行うこともあります。

生理の量が極端に少ない「過少月経」の原因(2) 器質性過少月経

器質性過少月経」は、30代以降の女性に多く見られ、子宮に異常や病気がある場合に起こります。

主な原因として子宮内膜炎をはじめとする子宮の病気複数回の中絶や習慣流産から起こりうる子宮内の異常帝王切開後の感染症による子宮内の癒着、子宮の発育が十分でない子宮発育不全などが考えられます

器質性過少月経は、原因となっている病気を特定し、治療を行うことで改善されます。

子宮癒着がある場合は、癒着をがし、再癒着しないように防止しつつ、ホルモン療法で強制的に生理を起こさせるようにリズムを作ります

子宮発育不全があれば生理の周期と同様に卵胞ホルモンと黄体ホルモンを補充する「カウフマン療法という方法で子宮の発育の手助けを行います。

ピルを飲んでいる場合は生理の量が少なくなる

もし、あなたが低用量ピルを使用している場合には、それが生理の経血の量を少なくしている原因かもしれません。

低用量ピルには、卵胞ホルモン・黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンが含まれています。低用量ピルを服用することで、脳がすでに妊娠していると錯覚して排卵を抑えようとします。具体的にカラダの中でどんなことが起こっているかというと、受精卵のベッドとなる子宮内膜がある一定以上に厚くなることを抑えるのです。その結果、はがれ落ちる子宮内膜の量が減るので、出血量が少なくなります。この場合は、「過少月経」ではないので、心配いりません。

過少月経と勘違いしやすい症状

ピルの服用以外で、「過少月経かも?」と勘違いしてしまう症状がまれにあります。

それは、「不正出血」と「着床出血」です。これらはそもそも生理ではありませんので、区別する必要があります。

●不正出血を生理と勘違いしている場合

不正出血の原因はさまざまですが、生理以外の出血を指します。

特に問題のない「排卵出血」である場合もありますが、子宮がん、卵管がん、膣がん、外陰がん、子宮肉腫といった病気にかかっている可能性があります。

この場合も産婦人科で検査をして、その原因は何なのかをきちんと診断してもらった方がいいでしょう

●妊娠初期の「着床出血」を生理と勘違いしている場合

もうひとつ、過少月経と勘違いしやすいのが、妊娠初期に起こる「着床出血」。

これは、受精卵が着床する時に子宮内膜が傷ついてしまい、少量の出血出てしまう症状のことです

この出血は生理予定日の前後に起こることが多い上に、通常の経血の色とも変わらないので、いつもと同じように生理が来たけど経血の量が少ないと勘違いしてしまうのです。

●生理が少ないと思ったら早めの対策を

生理のときの経血の量が少ない「過少月経」について、おわかりいただけましたか?

「過少月経」の陰には、子宮の病気が隠れてこともあるので、極端に生理の量が少ない、生理が終わるのが早すぎる、などのサインがあったら婦人科医に相談しましょう。

また、ホルモンバランスの崩れを放置しておくと、妊娠したいと思ったときにすぐに妊娠することができない可能性があります。少しでも当てはまるかもしれないと思った、一度、産婦人科で検査をして、原因を特定することからはじめてみるといいでしょう。そして病院での治療だけではなく、根本的な解決策として、自身の生活サイクルを見直すこともオススメします。

忙しい現代を生きる女性なら仕方がないのかもしれませんが、ストレスや不摂生などの乱れた生活を送ることで、卵巣機能ホルモン分泌に良くない影響を与えてしまうことがあるのです。少しでも健康的な生活を送れるように、できることから心がけたいですね

この記事のキュレーター

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