鉄分が妊活に有効!鉄分不足で妊娠しにくくなるワケとは?

貧血の症状が無くても、実は陥っている可能性が高い鉄分不足。実は妊活にも鉄分不足は大敵です!鉄分と不妊症の関係とは?

鉄分の不足で現れる不調とは?

鉄分といえば、血の中の赤血球をつくる栄養素で、不足してしまうと貧血の症状を起こしてしまうことがあるということは広く知られていますよね。

赤血球を作っているというだけでも、鉄分は人間に不可欠な栄養素だということがわかりますが、鉄分が不足してしまうと、貧血だけでなく様々な不快な症状が出るとされています。

例えば、気分がふさぎこむような感じがしたり、疲労感に見舞われたりという一見するとカラダではなくココロが疲れているのかな?という症状が現れることも。

 

実は、鉄分不足は世界の50%ほどの人が不足に悩まされていて、世界的に不足が問題視されている栄養素なのです。

「自分は大丈夫」と思っていても、実は鉄分が足りていないということも考えられます。

鉄分不足だと妊活に影響が…?

鉄分不足に陥っている人は多いものの、貧血の症状を自覚するほどではない人は通常、問題視されることはありません。

しかし、アメリカのハーバード大学公衆衛生大学院の研究によると、鉄分不足は排卵性不妊症のリスクを高め、胚の健康な発育の妨げになる可能性があるとわかりました。

妊活中、自分自身は貧血の自覚もなく、さらに健康診断などでも貧血の注意などが無い場合でも、鉄分が足りていないという可能性がありそうです。

 

また、同研究によると、鉄分のサプリメントを飲んでいる女性は、飲んでいない女性に比べて40%も排卵障害による不妊症のリスクが低いことがわかりました。

鉄分と排卵障害による不妊症には関係がありうるようです。

 

重要!鉄分摂取のポイント

排卵障害による不妊症のリスクが低くなって、さらに胚が健康に育つなら、今すぐにでも鉄分摂取をはじめたいですよね。

しかし、研究によってむやみな鉄分摂取は無意味どころか、逆効果な可能性がありこともわかっています。どうやって鉄分を摂取するのが良いのでしょうか?

 

肉類からの鉄分摂取に注意

多くの鉄分を摂取するとき、パッと思いつくのはお肉をしっかり食べること!だったりしますよね。

じつは、鉄分の大部分を肉類から摂取している女性は排卵障害による不妊症のリスクが逆に高いことがわかっています。

鉄分を食事から取りたいと考えると、肉類を食べようと考えがちな人は肉類ばかりからではなくバランスよく栄養素を取ることを心がけたほうが良さそうです。

野菜や豆類、サプリメントからの鉄分摂取だと、不妊症リスクが低くなることがわかっているので、鉄分摂取の際には気をつけてみましょう。

 

鉄分は妊娠前から必要!

鉄分摂取が排卵障害による不妊症リスクを低くすることがわかりましたが、卵子と精子が受精し、健康な胚の成長のためにも重要な役割をします。

受精した卵子やその後の胚は活発に細胞分裂し、増殖する際のDNAを合成するためのエネルギー生産に大量の鉄分を必要とします。

まだ妊娠に気づいていないころの、妊娠初期2~4週で胚が発育する重要な段階を迎えることを考えると、妊娠にいたる前から十分な鉄分がカラダにある状態が望ましいのです。

 

妊娠前から、葉酸のサプリを飲むと神経管閉塞障害や先天性の口蓋裂などを防げることは比較的よく知られていますが、妊娠を希望している場合は、野菜や豆類などの食物から鉄分を取り、足りない分はサプリメントで補うなどして、お腹に赤ちゃんが来てくれるのを待ちたいですね。

今まで鉄分のことまで気が回っていなかったという人は、ぜひ鉄分の摂取も始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事のキュレーター

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