pixta_21862991

生理の量が多いのはなぜ?病院に行くべき基準は?

「なんだか今回の生理、量が多いけれど大丈夫かな?」と、一人で不安になっていませんか?でも、生理の量が多いといっても、一時的に多いのか、ずっと多いのかによってもリスクは異なってきます。自分は病院に行くべきなのか、それとも様子を見るだけで良いレベルなのかを、わかりやすくご紹介します。

生理はどれくらいから量が多いと言えるの?

生理の量がいつもより多いという場合、まずはどれくらいが多いものなのか、標準の量との違いを知っておきましょう。

●生理用ナプキンを変える頻度はどれくらい?

1時間おきに生理用ナプキンを変えなければならなかったり、夜寝ている間ももれが気になって、夜中起きて夜用ナプキンを一枚取り替える必要があったりする場合は、生理の量が多いといえます。

通常は、日中多い日でも2時間は持つといわれています。夜も、夜用ナプキン一枚で足りるはずです。

●血の塊があるかどうかも確認しよう

生理の量が多い場合、血の塊が出ることがあります。もしこのような血のかたまりが出るようなら、生理の量が多いという判断の目安になります。

生理の量が多い場合に考えられる原因

標準よりも生理の量が多いと気づいたら、次は何が原因なのかを探っていきましょう。

一時的に生理の量が多いのか、それともこのところずっと多い状態が続いているのかによって考えられる原因が変わってきます。

●一時的に生理の量が多い「特発性月経過多症」

特に子宮などに異常がなく、一時的に生理の経血量が多い場合を、「特発性月経過多症」と呼びます。

原因ははっきりしていませんが、子宮の止血力が低いことや、女性ホルモンの分泌に異常が生じていることが原因として考えられています。

●常に生理の量が多い「続発性月経過多症」

一方、子宮などの病気により、長期間、生理の経血量が多い場合を、「続発性月経過多症」と呼びます。

この場合、生理の経血のもとになる子宮内膜が厚くなっていて、それによって経血量が増えていることが考えられます。子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などが主なものです。

生理の量が多い場合、すぐに病院に行くべき?

生理の量が多い場合、一時的に多いのか、常に多いのかによって原因が異なることがわかりました。しかし、生理の量が多いとき、すぐに病院へ行くべきかどうかを迷ってしまいますよね。

状況によっては様子を見たほうがいいこともあるので、その基準を確認していきましょう。

●一時的に生理の量が多い「特発性月経過多症」

一時的に経血の量が多いのなら、女性ホルモンのバランスに乱れが生じていることが考えられます。一時的なのか、それとも何か大きな原因があって、今後も続くのかを見極めるために、病院へ行っても、様子を見ることになります。もし貧血があればその治療も行われます。

また、低用量ピルを服用することもあります。低用量ピルは避妊以外にも、生理のトラブルを和らげる効果があります。生理前に起きる月経前症候群や生理痛の緩和、生理周期を正常にするなどです。このうち、生理の量が多い状態を改善する効果もあるといわれています。低用量ピルを飲むと子宮内膜が薄くなるため、生理の量が減る場合があるからです。

●常に生理の量が多い「続発性月経過多症」

常に経血の量が多いのなら、子宮関連の病気が疑われます。この場合は、早急に病院にかからなければなりません。しかし、病気によっては外からでは見極めがむずかしいことがあるため、それぞれの病気について見ていきましょう。

 

・子宮筋腫

子宮に良性の腫瘍ができる病気です。症状は、生理の量が多いことのほか、生理痛が重い、貧血、下腹部に圧迫感がある、しこりを感じる、腰痛、頻尿、便秘などがあります。これらの症状が伴う場合には、子宮筋腫を一度疑ったほうがいいでしょう。

病院では、症状がほとんどなく筋腫も小さい場合、薬物療法を受けることになります。症状が重く、筋腫が大きい場合は手術で筋腫や子宮そのものを摘出するケースもあります。

 

・子宮内膜症 / 子宮腺筋症

子宮内膜症は、子宮の内側にできる子宮内膜に似たものが、子宮の壁以外の卵巣、卵管、腸管などでできることをいいます。子宮腺筋症は、子宮内膜に似たものが子宮筋層にできる病気です。

この子宮の壁以外のところでできた、子宮内膜のようなものは、ホルモンの働きによって出血するため、生理の量が増えます。症状としては、生理がくるたびに生理痛が重くなる、生理のとき以外でも下腹部が痛む、腰痛などがあります。これらの症状が伴う場合には、子宮内膜症と子宮腺筋症を疑ったほうがいいでしょう。

治療は、ホルモン療法で症状をコントロールしていくのが基本。たいていの場合、生理痛がひどいので、鎮痛剤も併用します。最終的には、手術で摘出することもあります。

●生理の量が多ければ貧血にも気を付けて

生理の量が多い場合、貧血を同時に起こしていることが多いといわれています。実際、鉄分が足りないことで起きる貧血を患う女性の6割ほどは、生理の量が多いことが原因だといわれています。

生理で血が出過ぎてしまい、血液中の鉄分が不足してしまうからです。鉄分は体内に酸素を運搬する「ヘモグロビン」にとって必要なもの。貧血の症状には、動悸・息切れ・倦怠感・味覚がにぶることなどがあります。

生理の量が多いのは気になるものの、今回紹介したものを確認したら、病院に行くまでもないと思った人も、貧血が生じていることもあります。その場合には、貧血の治療を受けるのをおすすめします。

 

生理の量が多い場合は、その多い状態がいつもなのか、それとも一時的なものなのかによって、原因が異なってきます。場合によっては子宮の病気の可能性もあります。あまりにも出血量が多いのが長く続く、生理痛が重すぎるなどの他の症状があれば、すぐに婦人科を受診するのをおすすめします。

同時に、貧血を引き起こしている可能性もあるので、合わせて確認しておきましょう。

この記事のキュレーター

icon_lnln_editer
生理日管理ツールの決定版「ルナルナ」が生理にまつわる悩みから妊活・妊娠・出産・育児までの困った!をサポートする情報をお届けします。
pixta_21862991

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ルナルナの最新情報をお届けします