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基礎体温のリズム。高温期なのに生理になることがあるの?

基礎体温を測り始めると、低温期と高温期に分かれていることがわかるようになります。これは女性のカラダに備わった自然なリズムで、生理になるのは低温期です。では、高温期なのに生理になることはあるのでしょうか?

今回は基礎体温に関する基礎知識から、高温期で生理が来てしまう原因まで解説していきます。

基礎体温ってなに?

カラダが安静な状態で測った体温を「基礎体温」といいます。

測り方は、朝目覚めたらベッドや布団から出ずに、基礎体温計を舌の下側に挟むようにして測ります。

基礎体温には一定のリズムがあり、グラフに表すと「低温期」と「高温期」という2つの相にわかれることがわかります。

体温の高さは人によって違いますが、その差はだいたい0.5℃前後くらい。なかには1℃くらい違う人もいるようです。

まずは3ケ月を目標に測って、ルナルナや基礎体温表などに記録してみましょう。

基礎体温の低温期と高温期とは

基礎体温をグラフにして記録していくと、排卵日や生理など女性ホルモンの働きがわかり、カラダのリズムが見えてきます。

大まかにいうと、28日間の生理周期の中で、生理が始まるころに体温が下がって低温期に入り、排卵日を境に高温期に入ります。

では低温期と高温期に、カラダの中では何が起こっているのでしょうか?

●低温期とは?

生理がはじまるとすぐに脳から卵巣に「卵胞ホルモン(エストロゲン)を出しなさい」という指示が出て、排卵への準備が始まります。卵胞が成長し、子宮では内膜が厚くなり始め、妊娠に向けての準備が進められます。この時期は「月経期」から「卵胞期」にあたり、基礎体温は低温期の時期にあたります。

●高温期とは?

エストロゲンが大量に分泌されて卵胞が成熟すると「排卵期」が訪れます。卵子と精子が受精するための期間です。黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が急増し、成熟したひとつの卵胞から卵子が飛び出します。この排卵を境に、基礎体温は低温期から高温期へ移り変わります。

排卵が行われると、「黄体期」に入ります。この時期は、受精卵が着床しやすいように、子宮内膜がより一層厚くなっていきます。受精卵が着床しなければ、プロゲステロンの分泌が急激に低下して子宮の内膜が剥がれ落ち、血液と一緒にカラダの外へ出ます。これが生理です。生理がくる時期になると、基礎体温は再び低温期に入ります。

女性のカラダの中では、このようなホルモンの変化が起こっています。

高温期のまま、生理になってしまったら?

標準的な女性のカラダのリズムは、このようなホルモンの変化で起こります。生理が来る頃に基礎体温が下がるのは、黄体ホルモン(プロゲステロン)が急激に減少するためです。

しかし、「高温期なのに生理がきてしまった」という声も聞かれます。基礎体温の測定ミスや体調不良の可能性が一番高いものの、ホルモンバランスが崩れていたり、子宮内膜症や子宮筋腫といった婦人科系の病気のサインであったりすることも考えられます。

そのほか、ホルモン補充治療を行っている場合も高温期が長く続くケースがあります。高温期が続き、生理の量や期間に異常が見られる場合は受診しましょう。

高温期が短く、あっという間に生理になった場合は?

基礎体温は低温期と高温期に分かれているのに、高温期が短い場合は「黄体機能不全」という病気の場合があります。なかには、「高温期がないのに生理がきた」という人も。

これは「無排卵月経」の可能性があります。ただし、ホルモン分泌に異常がない人でも、まれに無排卵になることがあります。

そのまま23ケ月基礎体温を測り続けてみて、高温期が戻ってきたという場合もあるので、様子をみてみましょう。

●黄体機能不全

「黄体機能不全」とは、女性ホルモンの1つの黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌する黄体がうまく機能しなくなる病気です。プロゲステロンが分泌されないと、子宮内膜が厚くならず、受精卵が着床しにくくなるので不妊症につながる可能性があります。

高温期が12日未満であれば、一度専門医へ相談してみることをオススメします。

●無排卵月経

「無排卵月経」はその名の通り、生理はあるけれど排卵はしていない場合です。排卵障害の1つで、不妊症に治療の際、発見したという人も多いようです。

無排卵月経の特徴は、基礎体温でわかるカラダのリズムがバラバラということ。人によって症状は違いますが、「生理が月に2回きた」、「生理が遅れる」、「生理のときの出血量がとても少ない」などがあります。

ストレスや疲れなどで単発的に無排卵月経が起こる場合もあり、その場合数ケ月後には自然なリズムに戻ります。長期間不規則に生理があるようなら、専門医へ相談してみてください。

高温期のまま、生理がこない!もしかして妊娠?

基礎体温を測り続けていると、高温期から低温期になる時期がわかります。高温期が続いていてなかなか生理がこない場合、第一に考えられるのは妊娠です。

たとえば性行為の後、高温期が3週間以上続いて生理がこないのであれば、妊娠している可能性が高いでしょう。ただしストレスや疲れ、環境の変化などでも同じような症状が現れる場合もあるので、気になる場合は妊娠検査薬で確認してみるといいでしょう。

 

妊娠を待ち望んでいる人にとっては「ワクワク」することですが、未婚で妊娠を望んでいない人にとっては「ハラハラ」する生理の遅れ。

基礎体温を測り記録しているとカラダのリズムがわかるので、早い時期にカラダの変化に気づくことができます。成人している女性は、基礎体温を測る習慣をつけることをオススメします。

この記事のキュレーター

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