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生理中に熱が出るのはなぜ?生理と熱の関係を知ろう!

生理中や生理の終わり頃に高熱が出ることがあります。風邪でもないのに突然の高熱や微熱が続くと驚いてしまいますよね。今回は生理と発熱の関係と生理中に熱が出たときの対策について解説します。

生理周期によって熱が少し高い時期がある

女性のカラダは、ホルモンによって体温が周期的に変化しています。まずは正常な基礎体温の変化について知っておきましょう。

●基礎体温が高い時期がある

生理前に熱が少し高いと感じることがあるでしょう。

これは、この時期に多く分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)によって、基礎体温が上がるためです。

プロゲステロンは、排卵直後に分泌量が増えますが、分泌する前、つまり排卵前の低温期と比べると、0.30.6度ほど上昇します。

●生理が来る直前に基礎体温は下がる

高くなった基礎体温は、生理が来る直前に下がり、やがて生理を迎えるのが正常です。高温のまま続くようなら、妊娠の可能性があります。

生理中の発熱の場合、月経困難症のことも

こうした正常な基礎体温の変化とは別に、生理中に平熱が高くなり、発熱することがあります。通常、生理中は基礎体温が低い状態になるため、異常に気付きやすいでしょう。

生理中の発熱として考えられるのが、特に生理が重い日の12日目に下腹部痛や頭痛を伴う月経困難症です。

その他、汗を異常にかく、めまいや吐き気、下痢や便秘の症状を伴うこともあります。

●月経困難症の原因は2

この月経困難症には、「機能性」と「器質性」の2種類があります。それぞれ原因が異なります。

・機能性月経困難症

生理中は、子宮内膜から「プロスタグランジン」という物質が分泌されます。機能性月経困難症は、プロスタグランジンの量が増えすぎることが原因です。

プロスタグランジンは出産の際、陣痛を起こすために分泌されるものです。赤ちゃんを産むために、子宮を収縮させるものですが、分泌され過ぎると、筋肉や血管、胃腸なども収縮することによって症状が起こります。

・器質性月経困難症

いわゆる子宮の病気や異常によるものです。子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫が主なものです。これらの病気の症状の一つに、発熱があります。

生理中に熱が出ている場合の対策

生理中に熱が出たら、まずは原因を探ることが大切です。そして原因に応じて、それぞれの対策を取りましょう。

●機能性月経困難症の対策

機能性月経困難症における発熱の治療は、その原因となるプロスタグランジンの合成を抑える薬や低用量ピルに含まれる女性ホルモンの働きを利用するなどして症状をやわらげるのが一般的です。

同時に下腹部痛や頭痛などが強く出ている場合は、鎮痛剤で痛みをやわらげます。場合によっては漢方による治療もされます。血流を改善することで冷えをとり、症状緩和を目指します。

●器質性月経困難症の対策

子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などが原因で発熱している場合は、病院を受診して原因となっている病気の治療を受ける必要があります。

子宮内膜症と子宮腺筋症については、エストロゲンの働きを抑える飲み薬や注射での治療や、手術による治療がされます。

子宮筋腫については、日常生活に差し支えなければ様子を見ますが、症状を取り除くための鎮痛剤や止血剤、偽閉経状態にする薬、漢方薬を使うことがあります。筋腫が大きかったり重い症状が出ていたりする場合は、手術を行います。

生理中に解熱剤を飲んでも良いの?

生理中、発熱があった場合、市販の解熱鎮痛剤を飲んで様子を見るのも一つの方法です。ただし、飲んでも熱が引かない場合や、強い痛みを伴う症状が続く場合には、すぐに婦人科を受診しましょう。

また、症状が軽度の場合は、腰を回して骨盤周りの血流を良くしたり、軽いウォーキングや体操などで全身の血流を良くしたりすることも症状をやわらげるのにいいといわれています。薬に頼らず、まずは軽く動いてみましょう。

生活習慣を正し、早めに寝てしっかり休養することも大切です。

生理の終わりかけに熱が出る原因と対策

これまで、生理中に熱が出る場合の原因と対策を見てきました。しかし、場合によっては生理の終わりかけ頃に熱が出ることがあります。その原因と対策を見ていきましょう。

●生理の終わりかけの熱の原因は?

生理の終わりかけには、生理中の発熱の原因のところでご紹介した「プロスタグランジン」の影響がまだ残っていることもあります。そして、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などの病気の可能性も、生理中同様に考えられます。

この他、生理の終わりかけの特徴として、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が高まり始める時期という点が挙げられます。よって、女性ホルモンの分泌に変化が起こることで、バランスが乱れたり、体調が変化したりして、発熱している可能性が考えられます。

 ●生理の終わりかけの熱の対策は?

女性ホルモンのバランスが変化し、乱れていることが原因で発熱している場合には、生理が終われば自然と熱も引きますので、それほど気にすることはないでしょう。エストロゲンの影響で体調も徐々に良くなってくるはずです。

もし生理が終わっても発熱が続く場合には、病気の可能性が考えられます。その場合には医療機関をすぐに受診しましょう。

まとめ

生理前と生理中に熱が出る原因は、それぞれ異なります。また、それぞれの期間の発熱にも、原因は複数あります。

月経前症候群(PMS)、月経困難症、婦人科系疾患、ホルモンバランスの乱れなど、それぞれの原因に応じて適した対策を行いましょう。

高熱が出て心配な場合は、すぐに病院を受診するのをオススメします。

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