全母子世帯の3割が出産後2年で離婚!産後クライシスを乗り越えるには?

結婚して妊娠出産!おめでたい幸せの絶頂かと思いきや…母子家庭のうち産後5年で離婚するケースが5割以上にも上ります。産後の幸せかと思われる時期に起こる産後クライシスとは…?

母子家庭の半数が産後5年以内に離婚

厚生労働省が発表した調べによると、日本の母子家庭のうち産後子供が0~2歳で離婚した夫婦が3割、子供が3~5歳で離婚した2割以上。

離婚した夫婦のうち、子供が5歳までの幼少期に離婚している夫婦が5割を超えることがわかっています。

もちろん各家庭様々な問題を抱え、離婚に至っているはずですが、子供が5歳になるまでの間に離婚している夫婦が半数。

特に2歳までの幼児期に離婚が3割と多くなっているのは、産後の夫婦の関係が急激に変わることも理由のひとつかもしれません。

 

夫婦仲が急激に冷え込む産後クライシスとは?

女性は妊娠・出産によってホルモンバランスが変わり、さらに子供中心の生活になるなど、自分自身も周りの環境もガラっと変わります。

そんな産後の変化などを原因として、夫婦の愛情が急激に冷めていくのが「産後クライシス」です。

 

妊娠・出産は多くの人にとって幸せな出来事ではあるものの、特に女性は普段心身ともに健康な人であっても、産後は精神的に不安定になったり、体調を崩したりしやすい状態になります。

そんな激動の瞬間を体感している女性と比べて、男性は妊娠も出産も体験は出来ないため、どうしても父親としての自覚が芽生えにくくなることも。

そんな夫の姿を見て、女性の愛情レベルはさらに下がっていってしまうという負のスパイラルに陥ってしまうのが産後クライシスの怖いところ。

産後の夫婦関係を良い状態で保っていくためにはどのような対策をすればよいのでしょうか。

 

夫が心がけたいこと

産後クライシスは産後、夫婦の愛情が急激に冷え込んでしまう状態です。

世界的にも産後は男女共に愛情が冷え込む傾向にあるものの、日本では特に女性側の愛情レベルがガクっと下がるのが特徴です。

これは先にも書いた通り、女性は出産を経て体力的にも精神的にも厳しい状態となる一方、男性は親になったという事実以外にはこれといって心身、身の回りの環境が変わることもなく、なかなか女性に歩み寄れない(歩み寄ったつもりでもすれ違いが起こる)ことによって夫婦間の溝が深まってしまうようです。

とはいっても、男性は女性にはなれない、同じ経験をしようと思ってもできないので、わからないことがあるのは仕方ありません。

産後不安定になって夫への愛情レベルが下がる可能性がある妻と支えあって、夫婦関係を良好に保つために夫が気をつけるべきことは何でしょうか?

 

いつでも妻をねぎらう姿勢を!

出産後も変わらず夫を愛しているとアンケートに答えた妻のうち、夫が育児に参加してくれたり、ねぎらいの言葉をかけてくれるという人の割合は高くなります。

出産後は、女性は思うように動けなかったり、仕事復帰までに期間が開いたりして、男性が外で仕事を頑張らなければならない状況になることが多くなります。

産後は家庭の役割として、夫は外、妻は内になることが多くなりますが、内にいる妻も外に働きに出る夫と同様、育児という新しい仕事に奔走しているのです。

外から帰ってきて、癒しが欲しい、ホッとひといきつきたい、寝たい…と思うこともあるかと思いますが、内で働く妻へのねぎらいも忘れずに行いましょう。

 

妻へのねぎらいは何も高級なものをプレゼントしたり、おいしいご飯を食べさせてあげたり…ということばかりではありません。

今日あった1日の話を聞くだけのような簡単なことからでOKですので始めてみてはいかがでしょうか。

 

妻が心がけたいこと

産後様々なことが変わり、自分自身もすっかり変わってしまったと自覚している人も居るかもしれません…

愛する彼と結婚し、子供を授かり幸せ絶頂!!だったはずが、産後はどうにも夫への愛情が下がってしまい、どうしちゃったんだろう…と困っている人もいるのではないでしょうか。

夫は子供が出来ても身軽でいいなぁ~

なんでこんなこともわかってくれないんだろう~

疲れてるのは私だって一緒~

どんどん不満が溜まって爆発寸前(もしくは爆発を繰り返している)という人もいるのではないでしょうか。

そんな産後クライシスに陥っている女性が心がけるとラクになることは何でしょうか?

 

以心伝心はありえないと知る

夫婦なんだから、言わなくても気持ちは伝わる…ということはありません。

なんで言わなきゃやってくれないの?なんで言わなきゃ気づいてくれないの?という不満はありつつも、やはり夫婦であれ元はといえば赤の他人同士だったのですから、言葉にしなければ通じないことは多数。

何かやってもらいたいことがある、自分が何かやりたいことがあるのなら

「○○お願いできる?」「○○したい」を伝えましょう。

 

感謝の気持ちを伝える

夫に何かを頼んだら、正直自分が求めていた水準より低い…イライライライライライラ~!!

となる気持ちを抑えて、自分のお願いを叶えてくれたことに感謝の気持ちを伝えましょう。

また、「さすがパパ!」など父親としてほめることによって、父親の自覚に目覚め、もっと頑張ろう!という気持ちが芽生えることも。

まずは半分できていればOKとし、やってくれたことには都度感謝をしましょう。(自分もやったことに都度感謝されれば嬉しいですよね!)

 

産後は新しい家族が増えて幸せの絶頂かと思いきや、夫婦の愛が急激に冷める可能性がある危険な期間。

結婚して、添い遂げると誓い合った相手を失ってしまわないためにも夫婦ともに歩み寄って、産後クライシスを乗り越えていきましょう。

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この記事のキュレーター

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