h1

驚異的パワー!今注目される“女性ホルモン”とは ~女性ホルモン主義な生き方が、日本を変える!?~

「女性ホルモン」という単語、きっと一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?それは妊娠・出産など女性特有のライフイベントに関わるだけではなく、実は女性が健康に生きるための守り神的存在。でも、今の社会では女性ホルモンについてきちんと教わる機会って限られていますよね。ここでは、その役割を認識して、自分の身体との上手な付き合い方を考えてみましょう。

そもそもホルモンって何?

20160519-2

私たちの身体の中には、多種多様な「ホルモン」が存在しています。それは内分泌腺から血液中に分泌され、微量であっても私たちの心と身体に大きな影響を与えます。たとえば“幸せホルモン”や“愛情ホルモン”と呼ばれるオキシトシンには、脳の疲れを癒し心地よい幸福感をもたらす作用が。その中でも、女性にとって重要な“女性性”を保ってくれているもの、それが「女性ホルモン」。一生の中で分泌される量は、たったのティースプーン1杯程度ともいわれています。にもかかわらず、身体の発達や生涯を通した健康に、大きな影響を与える偉大な存在なのです。

spoon-1024x683

性格の違う2つの女性ホルモン。ゴキゲンもイライラも、すべては女性ホルモンの仕業だった!?

20160519-3

女性ホルモンには2種類のホルモンが存在し、それらが適切なバランスを保つことで効果的なパワーを発揮します。名前は、「エストロゲン」と「プロゲステロン」。両方とも月経、排卵、妊娠、出産に欠かせないホルモンですが、実はまったく異なる性質と役割を担っています。

エストロゲン(卵胞ホルモン)

「美容ホルモン」とも呼ばれ、肌の潤いや髪のツヤ、明るい気分などをもたらしてくれるホルモン。エストロゲンが分泌されている時は、「妊娠」に対して準備の状態。大らかさや優しさ・受容的な心・ときめきなどの気持ちを高め、異性を惹きつける働きにも関与しています。「おっぱい」もエストロゲンで発達しています。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

エストロゲンとは異なり、子宮を守る役割を担っているホルモン。排卵後、たとえ妊娠していなくても次の生理までは“子どもがいるかもしれない”という意識が働きます。生理前に、他者に対して攻撃的になったり排除したりするような態度を取りやすくなるのは、このホルモンによる作用が関係しています。

この2つのホルモンの分泌量を示したもの、それが周期グラフです。

famale-hormone

28日前後の月経周期の中で、主に排卵前はエストロゲンが、排卵後〜月経まではプロゲステロンが多くなります。“生理前のイライラ”、いわゆる月経前症候群(PMS)は、プロゲステロンの働きによる影響です。一見、プロゲステロンが悪者に聞こえるかもしれませんが、エストロゲンが過剰に働いてしまうと、女性系疾患につながることが確認されています。つまり、プロゲステロンのエストロゲンを抑制する役割はとても重要なのです。1ヶ月の中で心身の状態が変化するのは、この2つのホルモンが正常に機能しているから起きる現象ともいえます。生理前のイライラも、自分の身体にとって意味があるものだと思うと素直に受け入れられますよね。

「女性ホルモン」を軸にした生き方が難しい現代日本

20160519-4-1024x683

女性の身体からは切り離せない女性ホルモンですが、時に深刻な不調をもたらす要因になることがわかっています。

データ:子宮がん・卵巣がん疾患者数変遷

graf_02

(出典:国立がん研究センター)

グラフをご覧になって分かる通り、今日本では、女性疾患(子宮がん・乳がん等の女性器系疾患)が急増しています。それはなぜでしょう。1人あたりの出産人数が減少し、過剰に女性ホルモンの影響を受けるようになったことも理由のひとつに挙げられますが、それだけではありません。過度なストレスや疲れを身体が感じた場合、ホルモンを司る視床下部が危機を感じ取り、生命維持を第一に身体を動かそうと働きかけます。すると、基本的には生殖(妊娠・出産)を目的とした女性ホルモンの働きが鈍くなり、結果的に不安定な状況を招いてしまうのです。

20160519-5-1024x683

今の日本社会は長時間労働や競争環境をベースに成立していますが、これらは男性の身体を軸に考えられたもの。女性の身体でこの環境に適応するには、どうしても限界があります。これは1人ひとりの努力で何とかなるレベルではなく身体的な事実であり、このような状況下では女性系疾患が増え続けるのも無理はありません。また女性に限らず、現代社会では長時間労働等のストレスにさらされた結果、心身を患う人も増加しています。身体を酷使した働き方や生き方は、女性だけでなく男性にとっても悪影響を及ぼしているのも事実なのです。

日本には女性ホルモン力が足りない!?”女性ホルモン主義”な生き方シフトとは。

現代の社会環境に無理して合わせるのではなく、自分の身体を大事にした生き方にシフトすること。それは結果的に、自分のパフォーマンスを最大限に高めることにもつながるかもしれません。女性ホルモンを、つまり自分の身体を軸にして生きる女性が社会の中で増えることで、社会に新しい風が吹き込むはずです。そんな生き方は「女性ホルモン主義」と呼べるかもしれません。

nobi

今の日本はまさに、高度成長期の成功体験からの脱皮が求められ、社会も個人も次の時代の生き方を模索しているタイミング。一人ひとりが社会の中で新しい生き方を実践していくフェーズに来ています。
そこで、一人ひとりが明日からできる“女性ホルモン主義なアクション”を下記にまとめてみました。

① 仕事のペースはホルモンバランスで決める。時には休んじゃおう!

iLady_昼寝

たとえば生理前の時期は人に会う約束は極力避ける、生理中に仕事の締め切りがあるものは前倒ししてみる、仕事のペース配分はホルモンバランスを見ながら決めるなど、自分のできる範囲で身体を考えた暮らしを意識してみましょう。体調の良くない日は思い切って休んでしまう、というのもひとつの手かもしれません。

② おっぱいのコンディションは女性ホルモンのバロメーター。ふわふわおっぱいを手に入れよう!

bathtime

女性ホルモンの状態を手近で把握できるもの。それが、「おっぱい」です。おっぱいは実は、女性ホルモンそのものとも言われています。忙しくても、たとえば1日1回、お風呂の時間を活用しながらマッサージをし、やわらかくほぐしてみましょう。「おっぱいマッサージ」という手法も確立されているので、トライしてみてもいいかもしれません。(病院や助産院、個人で体験会を実施している方もいらっしゃるので、プロにやり方を指南してもらうのもいいですね。)身体にしっかり触ることは、今日1日頑張った自分をねぎらうことにもつながります。ぜひ、自分のおっぱいに目を向けてみてください。

③ ホルモン周期を利用して、「きれい」をつくろう!

IMG_6508_s

お肌のコンディションが良かったり、髪がツヤツヤだったり、効果が目に見えたら嬉しいですよね。ダイエットや美容も、女性ホルモンを味方につけることでより効率的に結果につながります。たとえば排卵前は、運動によるスリムアップやお肌のお手入れに最適な時期。逆に生理前は甘食欲求が強くなることも多いため、無理せず穏やかに自宅でケアするのが吉。女性ホルモンの状態に合わせたビューティーケアで、日々のモチベーションも上がるはずです。

smile

女性ホルモンのお話、いかがでしたか?ここまで知ると、無視して生きるのはもったいないと感じませんか?女性ホルモン主義な生き方は、自分の人生をもっと楽しむための大事なメソッドと言えます。同時に、日本社会全体が、健康で幸せでおおらかな社会になるための重要なキーワードになっていくでしょう。そう、女性ホルモンは、女性のためだけではなく社会全体にとっての大きなパワーを秘めているのです。女性ホルモン主義な生き方であたらしい社会の在り方を追求していきたいですね。

<参考文献>
女性ホルモン整えレッスン(神藤多喜子2015)
女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性(対馬ルリ子 2015)
ぽかぽか子宮のつくり方: 女性ホルモンを整えて幸せになる!(やまがたてるえ2015)

 

ライター:
I LADY.編集部
マーケティングプランナー / PRプランナー 
加藤 倫子 かとうみちこ
 
1983年生まれ。マーケティングプランナー。最近では、PR領域に携わることも多い。2013年12月に男児出産。一児の母。働く母として、日々奮闘中。女性の身体と働き方をテーマに、ホリスティックな暮らしを追求している。プライベートで働くママパパ向けのWEBマガジン「yorimichi」を運営中。

 

キーワード / keyword

この記事のキュレーター

ilady_logo
今、注目を集めているリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(「性と生殖に関する健康/権利」)について様々な情報を配信中。セックス、避妊、妊娠、婦人科疾患 etc...
すべての女性が自分らしく生きていくために、必要なこととは?
h1

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ルナルナの最新情報をお届けします