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検査ではわかりにくい不妊原因【卵管周囲癒着】とは?

生理周期も安定していて、卵管も通っているようなのに、なかなか妊娠できない…とお悩みの方。実は卵子と精子がうまく出会えていない原因は卵管周囲癒着かもしれませんよ。卵管周囲癒着の原因と対処法は?

卵管周囲癒着とは?

妊娠するためには、精子が卵子の待つ卵管部分までたどり着き、受精し、着床することが必要です。

しかし、卵管周囲癒着によって、精子が卵管にたどり着いても卵子が居ないという状態が起こってしまいます。

 

卵管周囲癒着とは、文字通り、卵管の周囲の組織が癒着している状態です。

卵子が成熟し、卵巣から排出されると、卵管先端にある卵管采という部位が卵子をキャッチすることで取り込まれます。

しかし、卵管周辺が癒着を起こして自由に動けない状態になっていると、うまく卵子をキャッチすることが出来ず、卵子を卵管に取り込むことが出来ません。

 

このように、卵子がうまくキャッチできない状態はピックアップ障害と呼ばれる不妊の原因のひとつです。

 

見つけにくい卵管周囲癒着

卵管周囲癒着は発見しにくいといわれています。

不妊治療の一環として、子宮の状態を調べたり、卵管が通っているか造影検査をしたりすることはありますが、卵管造影検査で卵管が通っていることがわかると、卵管の方には特に問題がないと医師が判断することも多いからです。

卵管造影検査では、卵管の周囲の癒着まで詳細に調べることは出来ないため、もし癒着があったとしても見つけにくいのです。

 

卵管周囲癒着の原因は?

卵管周囲癒着の原因は複数あります。

子宮内膜症や子宮筋腫などが原因になる場合、感染症などが原因で骨盤腹膜炎を起こしたり、腹膜炎を発症したことによる癒着、また、過去に受けた開腹手術が原因で癒着を起こすことがあります。

過去に開腹手術を受けたことがある場合、7~8割の高い確率で癒着を起こしている可能性があるようです。

 

卵管周囲癒着を発見するためには?

不妊治療の一環として行われる、卵管造影検査だけでは見つけにくい卵管周囲癒着。

見つけるためには、腹腔鏡で卵管や卵管周囲の様子を直接見る検査が有効とされています。

ただし、全身麻酔での手術になるため、体にはそれなりの負担がかかります。

病院によっては検査で卵管周囲の癒着状態を確認するだけでなく、癒着を剥離する手術や、卵管を通す手術なども同時に行える場合があります。

1年以上避妊せず、またタイミング法や人工授精でも妊娠が出来ていない場合には、卵管周囲癒着が発見されていないまま妊娠にチャレンジしているという可能性もあります。

卵管周囲癒着によって、うまく卵子が卵管に取り込めていない状態でタイミングをはかって仲良しに励んだり、人工授精を試みても、いつまでも精子と卵子が出会えないままかも知れません。

 

生理周期、基礎体温も順調、卵管造影でも卵管が通っていることが確認された…でもなかなか妊娠に至らないという方。

卵管周囲癒着の原因に心当たりがあれば、一度専門のクリニックで先生からアドバイスをもらってみてはいかがでしょうか。

本当は出会えるはずの卵子と精子がうまく出会えていない状態を解消するきっかけになるかもしれませんよ。

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