18365-1

飲むだけで効果あり?飲むヨーグルトの基礎知識

最近では、さまざまな形の容器に入った飲むヨーグルトを見かけます。手軽に飲めるのはうれしいですが、固形のヨーグルトと比べて栄養効果はどう違うのでしょうか。管理栄養士監修の記事で詳しく解説します。

飲むヨーグルト、乳酸菌飲料、乳製品乳酸菌飲料。甘酸っぱくて飲みやすいこれらのドリンク。見た目や名称は本当によく似ていますが、違いはわかるでしょうか。

飲むヨーグルトとは

飲むヨーグルトは、発酵後に固まったヨーグルトを均質化し、組織を細かく砕いて液状にしたものです。種類別では発酵乳で、牛乳と同じように乳等省令でその定義が定められています。無脂乳固形分(牛乳から乳脂肪分と水分を除いた成分)は8.0%以上、固形のヨーグルトと同じく乳酸菌数、または酵母数が1mL中に1,000万以上が発酵乳と定められています。栄養的には牛乳とほぼ同量のタンパク質やカルシウムが摂取でき、乳酸菌による生理的な効果も期待できます。牛乳よりも低脂肪ですが、飲みやすいように糖分を加えてあるものが大半のため、エネルギーも牛乳と大差がありません。

また、飲むヨーグルトは、乳酸発酵によって乳糖の一部が分解されているため、乳糖が分解できない体質で、牛乳を飲むとお腹がゆるくなりがちな人も、安心して飲むことができます。

名前がよく似た飲料との違いは

乳酸菌飲料

牛乳などを発酵させたものを主要原料として、甘味料、香料、果汁などを加えて嗜好性を高めた飲み物です。乳等省令では、「乳等を乳酸菌または酵母で発酵させたものを加工し、または主要原料とした飲料(発酵乳を除く)」と定められています。この省令で、乳酸菌飲料は乳製品乳酸飲料と乳酸菌飲料の2つに分けられています。

・乳製品乳酸飲料
乳等省令で、無脂乳固形分(牛乳から乳脂肪分と水分を除いた成分)を3.0%以上含み、乳酸菌数が1mL中1,000万以上のものを指します。生菌タイプと殺菌タイプがあります。殺菌タイプは発酵後に加熱殺菌して保存性を高めたもので、そのまま飲むものと薄めて飲むものがあります。

・乳酸菌飲料
やや清涼飲料水に近い飲み物で、乳等省令では、無脂乳固形分3.0%未満、乳酸菌数または酵母数が1mL中100万以上のものとされています。小さな容器にパックされていたり、びん入り、紙パック入りと容器もさまざまです。

牛乳タイプの乳製品乳酸菌飲料

酸味・甘味がなく、味は牛乳のような飲料です。牛乳に、乳酸菌やビフィズス菌などを加え、整腸作用が期待できます。ほとんどが宅配専用です。

薄めたヨーグルトと勘違い

飲むヨーグルトは、日本では1977年から販売されているおなじみの飲み物ですが、今でも固形ヨーグルトを水で薄めたものと勘違いされることがあります。液状にはなっていますが、ヨーグルトとして一度固まったものを砕いて液状にしているだけです。固形でも飲むタイプでも、同量を食べれば、乳酸菌の量はほとんど変わりません。固形のヨーグルトのように、スプーンを使わなくても手軽に摂取できるところが、飲むヨーグルトの大きなメリットでもあります。お好みでヨーグルトのタイプを上手に使い分けてみてください。

その他のヘルスケア記事をもっと読む
※外部サイトに移動します

栄養院代表 管理栄養士
ながい かよ

キーワード / keyword

この記事のキュレーター

healthcare_u_icon150_2
ドクターをはじめとした専門家のご協力のもと、主に医療・健康に関する情報の発信中!
18365-1

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ルナルナの最新情報をお届けします

ランキング / rankings