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手足の指先が青白くなる!?レイノー病の基礎知識

手足の指先が急に青白くなり、その後、赤くなる症状が起こることがあります。これをレイノー現象と呼びます。
レイノー現象の背後には、さまざまな病気が潜んでいるのが一般的です。
しかし、原因となる病気がないものについては、レイノー病と呼びます。
40歳以前の若い女性に多く起こるといわれている、レイノー病やレイノー現象について、詳しく見ていきましょう。

■レイノー病とは?

レイノー病とは、「レイノー現象」という症状が起こるもののうち、原因が明らかになっていない場合をいいます。何かの病気の一つの症状として起こる「レイノー現象」のことは、レイノー症候群と呼びます。

まずは、「レイノー現象」とはどのようなものなのかを見ていきましょう。

■レイノー現象とは?

レイノー現象とは、何らかの刺激を受けることによって、手足の指先が青白くなったり、冷たさやしびれ、痛みを感じたりすることをいいます。刺激とは、冷たいものを触ったり、寒い外気に触れたりする「寒冷刺激」のほか、精神的な緊張による刺激も含まれます。

なぜ、これらの刺激で、手足の指先に急な変化が起こるのでしょうか。それは、手足の末端の「小動脈」という動脈が発作的に収縮することで、血流が悪くなるからと考えられています。この発作的な収縮を、けいれんともいいます。また、このレイノー現象の症状が悪化すると、治りにくい傷である「皮膚潰瘍」を起こすことがあります。

レイノー現象が多く起こるのは、40歳以下の比較的若い女性だといわれています。

また、レイノーという名は、Raynaudという人が1862年に報告したことで定着した現象であることに由来するといわれています。

●レイノー現象が起こる疾患って?

このレイノー現象は、ある病気の症状の一つとして起こることがあります。病気が原因で起きるレノイー現象のことを「レノイー症候群」と呼びます。

例えば、膠原病(こうげんびょう)動脈硬化症、神経疾患、血液疾患、薬物によるもの、ピアニストやタイピストなどに起こる振動障害などで、レノイー現象が起きることがあります。特に多くレイノー現象がみられるのが膠原病で、病気のなりかけに起こることがあるといわれています。病気によっては、レイノー現象に伴って、関節炎を起こしたり、指がソーセージのように腫れ上がったりすることがあります。

■レイノー病の原因として考えられること

レイノー現象が起こったとき、特定の病気が特になく、原因が不明の場合には「レイノー病」と呼ばれます。つまり、レイノー病は原因の分からない病気です。ただ、寒冷刺激や精神的な緊張・ストレスが引き金になっていることは分かっており、それによって手足の末端にある小動脈が発作的にけいれんすることが症状を発する原因ではないかと考えられています。このことから、交感神経や副交感神経の中枢が異常をきたしていることが、レノイー病の根本原因ではないかという説もあります。交感神経は、血管を収縮させる働きを持つからです。

■こんな症状があったらレイノー病かも?

レイノー現象に心当たりがある人は、以下の症状があるかどうかをチェックしてみましょう。

・秋から冬にかけて症状が出る

・症状が左右対称に起きる

・症状が起こってから収まるまでに、「青白→紫→赤」と3つの色の変化をたどる。

・しびれや痛みもある

特に手足の指先に起きる色の変化は、レイノー現象の大きな特徴の一つです。まずは発作によって青白くなり、続いて紫色に変わります。その後、およそ10分から30分ほどで赤くなり、やがて通常の肌の色に戻ります。

■レイノー病の対処法

レイノー現象が起こっているのにもかかわらず、特に疑われる病気がない場合、レイノー病の可能性があります。原因が明らかになっていないため、症状に合わせて対処することになります。いくつかの対処法を確認していきましょう。

●血流を良くして血管を広げる

レイノー現象の症状は、手足の末端の血管が収縮することで起こるため、血管を広げること、血流を良くすることが改善のポイントになります。血管拡張薬やプロスタグランジン製剤の内服、軟膏を塗る、注射をするなどの方法が取られます。血流を改善する効果のあるビタミンEを内服することもあります。

●カラダを冷やさない

レイノー現象は、秋から冬にかけての寒い時期に起こりやすいものです。そこで、手袋や厚着などの防寒は欠かせません。また、カラダを温める食材も取り入れる、手洗いや炊事のときに冷たい水を使わないなど、冷え対策を徹底することが大切です。

●生活習慣と食生活を整える

規則正しい生活習慣とバランスの良い食生活、十分な睡眠は、症状の改善に欠かせません。疲労やストレスを避けることも必要です。

●カフェイン、喫煙は控える

カフェインはレイノー現象の症状を悪化させ、喫煙は血管を収縮させるといわれています。カフェイン摂取も喫煙も、どちらもレイノー病にとってはよくない行動です。

●重症の場合は交感神経切除術

レイノー病は、軽度の場合は上記の対処法で治療が行われますが、重症になると交感神経を切除することがあり

ます。交感神経が、血管の収縮を命令しないようにするためです。また、交感神経の働きを注射でブロックするという方法が取られることがあります。

これまで見てきたように、レイノー病は、原因は明確にわかっていませんが、手足の末端血管が収縮することで起こるため、血管の収縮を司る交感神経に原因があるのではないかと考えられています。

もし、レイノー現象の症状に気づいたら、重症化する前に、早めに医療機関を受診しましょう。

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