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外陰炎とはどんなもの?基礎知識をチェック!

外陰部に起きる炎症のことを「外陰炎(がいいんえん)」と呼びます。
ところで、外陰部とは正確にはどこを指すのかを、知っていますか?
ここでは、外陰の位置から、外陰部に起きるトラブルの原因、症状、対処法までをご紹介します。
もし自分の性器で何か心配なことがあれば、一度この外陰炎の可能性がないかどうかを確認しましょう。

■外陰炎とは?

外陰炎とは、文字通り、外陰部に起きる炎症のことをいいます。外陰部とは性器の一部であり、外生殖器とも呼ばれるところです。女性の外陰部には、「恥丘(ちきゅう)」「陰核(クリトリス)」「大陰唇」「小陰唇」「膣口」があります。外陰部に、細菌やウイルスなどが感染するなどして、炎症が起こるのが外陰炎です。炎症が起こると、かゆみや痛みが現れ、色が赤くなったり、腫れたりすることがあります。

■外陰炎の原因

外陰炎の原因は、次のようにさまざまなものがあると考えられています。

●細菌やウイルスなどの感染によるもの

外陰炎は、主に細菌やウイルス、カビなどによる感染によって起こります。では、この細菌やウイルスはどこからやってくるのでしょうか。多くの場合は、性交やマスターベーション、日頃から不衛生な状態にしていることなどが、感染のきっかけになっていると考えられています。

性交が原因の場合、カンジダや淋菌、トリコモナスといった性感染症によるものが考えられます。このような性感染症にかかることで、その症状の一つとして外陰炎が現れることがあります。

また、性交をしなくても、マスターベーションを行ったり、不衛生な状態が長く続いたりすることで、細菌やウイルス、カビに感染する恐れがあります。例えば、大腸菌やブドウ球菌などの細菌が感染するケースです。

●外陰部に生じた傷によるもの

性交やマスターベーションなどで、外陰部に傷がつくことがあります。この場合も、炎症が起こる可能性があります。また、かゆいことで引っかいたり、何らかの刺激を与えたりすることによっても、症状が現れます。

●刺激の強い洗浄剤で洗うこと

外陰部は、もともと皮膚が薄く、デリケートな部位です。よって、ちょっとした刺激でも、皮膚に何らかの支障が出てきます。ボディソープや石鹸のうち、特に刺激の強い洗浄成分の含まれているもので洗うことによって、外陰炎になりやすいといわれています。

●体調不良・抵抗力の低下

通常、外陰部のひとつである膣には「自浄作用」といって、感染からカラダを守る機能があります。よって、細菌やウイルスが外陰部にやってきても、必ずしも炎症が起こるわけではありませんし、そう頻繁に起きるものでもありません。

しかし、ひとたび体調不良などでカラダの抵抗力が低下してしまうと、感染から身を守る機能も落ちてしまい、外陰炎になりやすくなるといわれているのです。

●膣炎によるおりもの

外陰炎は、膣に炎症が起こる「膣炎」を同時に発症することが多いといわれています。膣炎になると、おりものが出るときに外陰部に刺激を与え、外陰部にも炎症をきたすことがあるといわれています。

■外陰炎の症状

外因炎になったら、どのような症状が現れるのでしょうか。

一般的にいわれるのが、痛み、おりもの、熱感、強いかゆみなどです。見た目は、赤くなったり、腫れたりします。しかし、これが慢性化すると、色が白っぽくなり、さらにかゆみが強まります。

炎症が起こる場所は、主に大陰唇とその周辺です。

■外陰炎の対処法

では、外陰炎に実際なってしまったら、どうすればいいのでしょうか。診断方法と治療法を見ていきましょう。

●外陰炎の症状に気づいたら…

外陰炎になると、外陰部にかゆみが出たり、赤くただれたり、排尿のときに痛みを感じたりすることによって、おかしいと感じるようになります。このような症状が出たら、早急に婦人科や産婦人科、性病科を受診しましょう。

●外陰炎はどうやって診断する?

医療機関では、外陰炎は主に二つの方法で診断します。一つが、外陰部を実際に目で見て、炎症があるかどうかを確認する方法です。もう一つは、外陰や膣から分泌されているものを顕微鏡で見て、病原体が検出されるかどうかを調べる方法です。

●外陰炎の治療法

もし、診察や検査の結果、外陰炎であることが分かったら、以下の治療を行います。

症状や患部の皮膚の状態によって、治療法が異なります。一般的には、抗生物質を内服し、患部へ塗り薬を塗る方法が取られます。場合によっては、ホルモン補充療法を行うこともあります。高齢で外陰部の粘膜が弱い場合には、ホルモン剤を投与するなどして、粘膜を強くします。ときに、患部を切開して膿を出すことも行います。

●膣炎の治療

外陰炎は、多くの場合、膣炎と同時に起こるといわれています。その場合、膣炎の治療も同時に行われます。膣炎の治療は、何に感染しているかによって異なってきます。例えば、化膿菌に感染した場合、膣洗浄や膣消毒、抗生物質を含む膣錠が使われます。

外陰部に起きる炎症は、膣炎を伴うことも多く、かゆみや痛みなどを引き起こすため、症状が自分で確認しやすいところがあります。気づいたら、すぐに医療機関を受診しましょう。また、予防のためには、性病に気をつける、下着はこまめにとりかえる、外陰部は常に清潔に保つなどの習慣が欠かせません。そして、カラダの抵抗力を下げないことも大切です。

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