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不正出血は頸管ポリープのサイン?がんとの関係や治療法とは

子宮の病気と聞くと、子宮がんや子宮筋腫、子宮内膜症などを思い浮かべる人は多いでしょう。
もしかしたら「子宮頸管ポリープ」は、あまり聞き馴染みのない病名かもしれません。
しかし、その症状はおりものに血が混ざるなど、意外と身近なもの。今回は、子宮頸管ポリープとがんとの関係性や、症状、発見された場合の治療法などについて解説します。

■子宮頸管ポリープってどんな病気?

子宮頸管とは、子宮と膣を結ぶ細いトンネル状の部分のこと。分娩の時に赤ちゃんが通って外に出てくる、“産道”の一部になります。現在妊娠を考えていない女性にとっても、子宮頸管ポリープは知っておきたい病気の1つ。まずは、どのような病気なのか、その概要をお伝えします。

子宮頸管の粘膜が増殖することにより、きのこ状に隆起してくる腫瘍が、子宮頸管ポリープです。腫瘍が大きく長い場合、子宮口の外へはみ出してくることもあります。ポリープの大きさは2~10mm程度、数は1つだけのことが大半ですが、まれに2、3個できるケースもあります。

一方、子宮内膜が部分的に増殖して隆起したものは「子宮内膜ポリープ」と呼ばれます。ただし、子宮内膜ポリープの発症率は子宮頸管ポリープに比べて低いとされています。

なぜ粘膜が増殖し、ポリープができるのか、その原因ははっきりとはわかっていません。一説には、細菌感染による炎症や、卵胞ホルモン(エストロゲン)が影響していると考えられています。また、出産回数の多い女性や、年齢では30~50代に多く見られる病気です。

■こんな症状があらわれたら子宮頸管ポリープかも

気になる自覚症状ですが、痛みを伴うことはありません。ポリープの組織は非常にもろく、充血しやすいため、性行為やスポーツなどの際に不正出血がある、おりものに血液が混ざるといった症状が見られます。人によっては、自覚症状がまったくないこともあります。妊娠・出産への影響もほとんどないといわれています。子宮がん検診や、妊娠中の定期検診によって発見されることが多いようです。

なかなか自分では気づくことが難しい子宮頸管ポリープですが、その多くは良性のもの。発見されたからといって、必要以上に心配することはありません。特に困っている症状がなく、ポリープの表面がきれいであれば、すぐに治療をせず経過観察することもできます。ですが、まれに悪性腫瘍がポリープ化している場合もあり、また、ポリープはそのままにしていても自然治癒するものではないため、見つかったら切除するのが一般的です。

■子宮頸管ポリープの治療法

ポリープは子宮頸管から垂れ下がる形で発生しています。そのため内診で膣鏡を使って子宮口を見れば、簡単に診断することができます。根本の部分が細いケースでは、麻酔を使用せず、外来診療で簡単に取り除くことが可能です。膣から器具を挿入し、ポリープをねじり取る方法で行われ、痛みもほとんどありません。痛みを感じないのは、子宮の入り口には痛覚がないためです。当日の注意事項も入浴を控えるといったもので、日常生活に大きく影響を与えることはないでしょう。切除後、数日間は少量の出血がありますが、これも一時的なものでやが

て止まり、すぐにいつも通りの生活に戻ることができます。また、2~3日の間、セックスは行わない方が良いとされています。

■子宮頸管ポリープは繰り返しできやすい

切除したポリープは組織検査を行い、悪性でなければその後は経過観察となります。ほとんどが良性で治療も簡単なため、子宮頸管ポリープはそこまで怖がらなくても良い病気と言えるでしょう。ですが、ひとつ気をつけたいのが再発しやすい病気ということ。ポリープができる原因となった炎症が治っていなかったり、切除した際にポリープの根っこの部分が残ってしまっていたりすると、一度取り除いても再びできてしまうことがあるのです。

再発を予防するために、ポリープの切除後、電気焼灼や凍結療法、レーザー処理などが実施されることもあります。一度ポリープができてしまった人は、年に一回は検診を受けることをおすすめします。

■妊娠中の子宮頸管ポリープは切除しない場合も

なお、妊娠中に子宮頸管ポリープが見つかったケースでは、医師によって切除する、しないの見解が分かれています。流産の可能性がある時期を避け、妊娠4カ月以降に切除する場合もありますし、切除することで出血量が増えたり、刺激を与えてしまったりすることを懸念し、そのまま様子を見ることもあります。すぐに切除しない理由として、分娩時にポリープが自然に取れてしまうことが多い点も挙げられます。ポリープからの出血の頻度や、分娩時に支障を及ぼす大きさであるかどうかによっても、判断が違ってくるようです。

■定期的に健診を受けて子宮頸管ポリープを早期発見!

名前だけ聞くと、なんだかとても怖い病気のように思える子宮頸管ポリープですが、前記のように過度な心配はいりません。ただ、ポリープがあることによって精子が入り込みにくくなると、妊娠を妨げる原因にもなると言われていますので、正しい知識を持つことと、早めの発見が大切です。日ごろからおりものに血が混ざっていたり、不正出血が多かったりという人はもちろんですが、そのような症状がない場合でも、20歳を過ぎたら2年に1度は子宮がん検診を受けるようにしましょう。

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