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不妊症の基礎知識!どんな人がなりやすいの?

最近、よく耳にする「不妊症」という言葉。
妊娠できない状態ということはわかるけれど、どれくらいの期間に渡って妊娠しないとそう呼ばれるのか、どんな症状があるのかなど、知らないことがたくさんありますよね。
そこで今回は、不妊症の定義や、どんな人がなりやすいのかなど、気になることをご紹介します。

■妊娠のしくみを知っておこう

不妊症のことを知るために、まずは「妊娠」がどういったカラダのメカニズムで起きるのかを先に確認しておきましょう。

女性の卵巣の中には、卵胞(らんほう)と呼ばれる袋が、脳から分泌されるホルモンによって成熟していきます。そして、時期が来ると、卵胞から卵子が排出されます。これが「排卵」です。生まれた卵子の寿命は約24時間。卵子は生きている間、卵巣につながっている卵管(らんかん)という場所の先で、精子がやってくるのを待ちます。やがて、性交によって精子が膣の中に入り、子宮と卵管を通って卵子のところまで到達。そして、卵子と精子が出逢って受精します。こうして誕生するのが「受精卵」です。

受精卵は成長しながら子宮に到達し、子宮に着床することで「妊娠」が成立します。 よって、女性が妊娠をするには、まず正常に排卵が行われる必要があります。

■不妊症ってどんなもの?

では、「不妊症」とはいったいどういった状態を指すのでしょうか。その定義を見ていきましょう。

●1年以上妊娠しなければ不妊症

不妊症とは、避妊せずに夫婦生活を営んでも、一定期間妊娠しない状態をいいます。その期間は1年くらいが目安といわれています。 それは、健康な男女が避妊せずに性交すると、ほとんどの場合は1年以内に妊娠するといわれているからです。1年以上経っても妊娠に至らない場合、何らかの原因が隠れている可能性があります。このように、自然妊娠がむずかしいと判断される状態を不妊症と呼びます。

●不妊症の主な原因は?

不妊症の原因は、男性と女性の割合が半々といわれています。女性の主な不妊の原因は、排卵障害や卵管・子宮の異常などがあります。男性側に不妊の原因がある場合は、精子を作る機能が低下していることや性機能障害が考えられます。で、精子が少ない、精子がない、運動性が低く妊娠させにくいといった状況が一つ。また、ほかにも精子が排出できない、精子の通り道が詰まっている、性機能障害などがあります。

【女性側の不妊症の原因】

排卵障害…無月経や無排卵月経など

卵管・子宮の異常…卵管炎や子宮内膜症、子宮筋腫など

【男性側の不妊症の原因】

精子を作る機能の低下…精子が少ない、精子がない、運動性が低く妊娠させにくいなど

性機能障害…精子が排出できない、精子の通り道が詰まっているなど

そして男女ともに共通しているのが、加齢による影響です。女性は32歳くらい、男性は35歳くらいで妊娠力と妊娠させる力が下がるといわれています。

■不妊症の人はどれくらいいるの?

このように、不妊症と判断されるカップルは世界的に見ても、10組に1組から、5組に1組までの割合で存在するといわれています。

近年、日本では結婚する年齢が上がっているため、それに伴って妊娠・出産する年齢も上がっています。厚生労働省の「人口動態統計」によれば、平成24年には、女性の平均初婚年齢が29.2歳となっており、第1子出産年齢の女性が30.3歳です。不妊の原因のところでも紹介した通り、いくら健康体でも、加齢による影響もあるため、ますます不妊症の人数が増えていくことが予測できます。

「日本産科婦人科学会が集計した平成22年実績」によれば、平成22年の体外受精を受けた人の数は、合計のべ24万人にも上ります。

■こんな人は不妊症になりやすい

特に子宮や卵管の異常がなくとも、次のような不調がある場合は、男女それぞれ不妊症になりやすいといわれています。

●女性の場合

・生理にまつわる異常がある

毎月の生理について、何らかの異常がある場合、不妊症になりやすいといわれています。例えば、生理の間隔が長い・短い、ほとんど生理がこないなどの生理周期の異常です。生理の量が極端に多い・少ない、もしくは生理の期間が長引く・短すぎるなどの症状も考えられます。また、生理痛が年を追うごとに強くなり、生理のときに下痢になるなど、生理中の症状が強くなっている場合も、不妊症になりやすいといわれています。

・性感染症などにかかったことがある

クラミジア、淋菌など、性感染症にかかったことがある場合、卵管に支障が起きて、不妊症になりやすいといわれています。

●男性の場合

・小児期の病気にまつわる手術

小児期に、ヘルニアや停留睾丸の手術を受けている場合には、精子を運ぶ管が詰まる、精子の数が少ないなどの状態になっていることがあります。これも不妊症になりやすい原因の一つです。

・おたふく風邪の後の高熱・睾丸炎など

おたふく風邪の後に高熱が続く精巣炎を起こしたことがある場合には、精子を作る力が損なわれている可能性があります。

・糖尿病

糖尿病になると、軽度の場合、勃起障害、射精障害が起きるといわれています。病気が進行すれば精子そのものを作る力が低下します。

不妊症は、初婚の年齢が上がっている現代社会において、決して他人事ではないものになっています。1年以上自然妊娠できない状態であれば、不妊症が疑われます。その場合は、まずは婦人科で検査を受けて、不妊の原因をつきとめることからはじめましょう。

また、不妊になりやすい状態に当てはまった人も、将来妊娠を希望する場合には、早めに改善しておきたいものです。

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