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クラミジアの薬ってどんなものがある?価格はどれくらい?

クラミジアといえば、性的な接触で起きる男女ともにリスクのある感染症です。しかし、症状がほとんどないことから、気づかぬうちに悪化し、進行してしまうことも…。そのクラミジアを治療する薬にはどんなものがあるのか、治療法、価格などについてご紹介します。

クラミジアって?

クラミジアと一口に言っても、さまざまな種類がありますが、なかでも現在増えているといわれているのが、性行為によって感染するものです。性感染症の中でも、最も多いのが性器クラミジア感染症で、年間2万件以上が報告されています。主に、性器の粘膜接触で感染するものですが、口の粘膜を介して感染することもあります。まずは、男女それぞれの感染部位と症状の違いを見ていきましょう。

●クラミジアの症状と感染する部位

女性にクラミジアが感染する部位は、膣と子宮の入り口をつなぐ子宮頚管が多いといわれています。感染した場合、103週間の潜伏期間を経て発症しますが、女性の場合は809割が無症状。以下の症状が見られる場合もありますが、顕著な症状が現れることはあまりありません。

<女性のクラミジアの症状>
・おりものが増える
・不正出血が起きる
・下腹部が痛い
・性交痛
感染に気付かず放置してしまうことで、子宮頚部炎や子宮付属器炎(卵巣炎・卵管炎)、骨盤内炎などを引き起こし、卵管障害になって不妊症に至るケースもあります。無症状または症状が軽いことは決してよいことではなく、別の病気に進行するまで気づかないというリスクもあるのです。

一方、男性の場合、主に尿道に感染します。女性と同様に、クラミジアに感染してから103週間の潜伏期間があります。しかし、男性の場合も約半数は無症状。症状がある場合は、以下のような尿道炎の症状が多いようです。

<男性のクラミジアの症状>
・尿道のかゆみ
・排尿時の痛み
・尿道からさらさらした分泌物が出る
・副睾丸が腫れ、痛みや発熱がある。

男女共通して起きるものに、咽頭感染があります。のどからの感染です。しかし、これも無症状、もしくは風邪のような症状が出るといわれており、気づいたり見分けたりするのがむずかしくなっています。

クラミジアの薬の種類は?薬はいくらくらい?

クラミジアの治療では、主に薬が用いられます。その薬の種類と薬価を見ていきましょう。

●クラミジアの薬

クラミジアでは、抗菌力のある薬剤を内服する方法が一般的です。「アジスロマイシン」を1回飲む方法、もしくは「クラリスロマイシン」「ミノサイクリン」「ドキシサイクリン」などの薬を、7~14日間ほど飲む方法があります。このうち、アジスロマイシンを内服するのは1回のみです。クラリスロマイシンなどは、1日2回、7日間程度飲むのが一般的です。
また、注射を行うこともあります。このときに使われるのが「ミノサイクリン」です。一日2回打ちます。点滴の場合、3~5日間行われます。

●クラミジアの薬はいくらくらいなの?

では、これらのクラミジアの薬はいくらくらいするのでしょうか? 
アジスロマイシンは、1日2錠を一回限りで飲み終えるものですが、通常、500円ほどです。クラリスロマイシンは、7日間で650円前後といわれています。いずれも保険が適用されるため、それほど高額にはならないようです。
ただし、検査費用や診察費用もかかってくるため、合わせて考慮したいところです。ちなみに検査費用は2,000~3,000円を見ておくとよさそうです。

●薬の効果は?完治までどれくらい?

アジスロマイシンは、飲んでから10日ほど効果が続きます。クラリスロマイシンなどは、7~14日ほど飲み続けます。薬を飲んだり、注射をしたりしてから、2~3週間後に、再度検査を行います。検査の結果、完全にクラミジアがなくなっていることを確かめたら、完治ということになります。
薬を飲むのは長くて2週間、検査で完全に治癒したことが確認されるまで、薬を飲み始めてから3週間くらいです。

●妊娠・不妊への影響は?

クラミジアに感染して、子宮内膜炎や子宮頸管炎にまで進行すると、不妊症の原因になるといわれています。卵管炎や骨盤腹膜炎にまで炎症が広がってしまうと、卵管狭窄や卵管閉塞のほか、卵管内や周囲の器官との癒着を起こすことがあり、不妊症や子宮外妊娠のリスクが上がります。
もし、感染に気づかずに妊娠した場合も、流産や前期破水などの原因になります。さらに、普通分娩時に産道で母子感染を起こすことにも注意が必要です。胎児の呼吸器に感染すればクラミジア肺炎を起こす可能性があり、目に感染すれば結膜炎を起こす可能性があります。

このように、クラミジアは、感染しても気づかないケースが多く、どんどん進行していってしまいます。とくに女性はほとんどが無症状であるため、検査してはじめて発覚するというケースもめずらしくありません。検査はパートナーも含めて、一度は受けておくべきといえます。

また、予防策も欠かせません。コンドームを使用することで、粘膜の接触が防げることから、感染予防になります。ただし、コンドームも正しく装着できていなければ意味がなく、口の中を介して感染することもある点はよく覚えておきたいところです。

気になる症状や思い当たる節があれば、すぐにパートナーに伝え、早急に婦人科や性病科を受診するのをおすすめします。早期発見・早期治療によって、将来が大きく変わります。

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