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病院は行った方がいい?下痢止めは?ノロウイルスの正しい治療法

トイレから出られないほどの強烈な下痢と嘔吐の連続……。食中毒の中でも特につらい症状で知られるノロウイルスですが、一部では「病院に行かなくても良い」という声も聞かれます。もしかしてノロウイルス?と思った時、どのように対処するのがベストなのでしょうか。今回は、ノロウイルスの治療法と注意すべきポイントについて解説します。

ノロウイルスってどんなウイルス?

ノロウイルスは人の小腸粘膜で増殖する、感染性胃腸炎の原因となるウイルスの一種。感染力が強く、毎年12月から1月にかけて流行します。熱に強いことも特徴の1つ。85℃~90℃で90秒以上加熱しなければ、死滅することはありません。感染経路としては、ノロウイルス感染者の便や吐物を処理した際や、生または加熱が十分でない二枚貝を食べた時など。24~48時間の潜伏期間を経て、嘔吐や腹痛、下痢、発熱といった症状が現れます。

病院の受診は不要?

ノロウイルスに感染してしまったら、一刻も早く辛い症状から解放されたいところですが、ノロウイルスに有効な治療薬は、今のところ開発されていません。ちなみに予防ワクチンもありません。また、ノロウイルスの検査で最も一般的である「検査キット」によるウイルスの検出は、一部の例外を除き、3歳未満、もしくは65歳以上の人しか健康保険が適用されません。潜伏期間中は、感染していても陽性反応が出ないこともあり、検査をせずに問診のみ、という病院も多いようです。「病院に行く必要がない」といわれる背景には、このような理由があるのです。

「安静にしてウイルスの排出を待つ」が基本

ノロウイルスを撃退する薬がないため、対処療法が基本となります。下痢がつらいからといって下痢止めを飲んでしまうと、ウイルスが排出されず治りづらくなり、かえって逆効果に。一般的には、安静にして症状が緩和されるのを待つのが良いとされています。

しかし、ノロウイルスが怖いのは、下痢と嘔吐の繰り返しにより、脱水症状を引き起こしやすいということ。筆者も以前、感染性胃腸炎になり高熱が出たことがありましたが、脱水症状が原因との診断でした。下痢がひどく、水分を摂っても吐いてしまう場合などは、すみやかに病院を受診してください。点滴による水分補給が必要です。

自分で水分を摂ることができる場合は、経口補水液がおすすめです。常温、または人肌程度に温めて飲むと、胃腸への負担を和らげることができます。下痢や嘔吐が続いている間は、5~10分に1口のペースで飲み続けるのがポイント。経口補水液を飲むのが難しい小児の場合は、ゼリータイプも試してみてください。

食事は何を食べればいい?

嘔吐の症状が出ている時は、無理に食事をする必要はありません。何か食べなければと無理やり口にすると、胃腸の炎症を助長して悪化させてしまうことも。1、2日何も食べず水分だけで過ごしても、問題はないと考えられています。

症状が回復し食欲が出てきたら、消化の良いものを少しずつ食べましょう。胃腸に負担をかけたり、刺激を与えたりする揚げ物、お菓子、ジュースなどはNG。また、通常は腸に良いといわれている食物繊維が豊富な食品も、腸の働きを活性化させ、下痢が悪化してしまう可能性があるため注意が必要です。

逆に、腸の修復、炎症の軽減に有効なヨーグルトは、積極的に食べたい食品。その他、おかゆや具なしのうどん、ビタミン・ミネラルを多く含む緑黄色野菜、整腸作用のあるリンゴもおすすめです。

対処のポイントは水分補給

ノロウイルスに感染してしまったとしても、体力のある大人であれば、症状は通常1、2日で自然と治まります。1番気をつけるべきは、脱水症状。乳幼児や高齢者は、命にかかわる危険性もあります。適切な水分補給を心がけ、1日も早く元気な日常を取り戻しましょう!

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