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ひどくなる一方の生理痛。その原因は「子宮内膜症」にあるかも? 後編

重い生理痛や不妊症の原因になると考えられている、子宮内膜症。
後半では、その治療法について詳しく紹介します。

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■ひどい生理痛が続いたら子宮内膜症を疑って

子宮内膜症があると、日常生活に支障が出るほどのひどい生理痛や不正出血、過多月経などの自覚症状があります。特に生理痛は、生理を繰り返すにつれて、どんどん痛みがひどくなっていきます。排便時や性交時に痛みを感じることもありますが、これは子宮と直腸の間のダグラス窩や、直腸などに病変がある場合に見られます。卵管や卵巣などと癒着すると、不妊の原因になるとも考えられています。子宮内膜症が肺にある場合は、生理の時に肺から出血が見られることがあります。また、胸膜や横隔膜にある場合は、生理の前後に横隔膜や肺などに穴が空き空気が漏れる「月経随伴性気胸」が見られることも。

■子宮内膜症の治療には薬物療法や手術療法がある

●薬を使った「偽閉経療法」「偽妊娠療法」

子宮内膜症の対処法としては、薬物療法や手術があります。

薬物療法には、薬で女性ホルモンの分泌を抑えて、カラダを閉経した状態にする「偽閉経療法」があります。

この場合は女性ホルモンの分泌を抑える「Gn-RHアナログ」という薬が使われます。生理が止まるので生理痛などの痛みが無くなりますが、イライラ感、ホットフラッシュ、肩こりなどの更年期特有の症状が見られることがあります。

男性ホルモンの作用がある「ダナゾール」が用いられることもありますが、こちらもニキビ、声枯れなどの副作用が表れることがあります。

投薬期間は、「Gn-RHアナログ」が半年ほど、「ダナゾール」が4カ月ほどと限られていて、治療を止めると生理が再開し、子宮内膜症が進行することがあります。

ほかに低用量のピルを使用する「偽妊娠療法」もあります。

排卵が無くなり生理時の出血量が減るので生理痛の改善が見込まれるほか、子宮内膜の増殖が抑えられます。ピルの場合は長期的な服用が可能なのも特徴のひとつです。

また、女性ホルモンの分泌を抑える「黄体ホルモン療法」もあります。女性ホルモンは抑えますが、偽閉経療法のような完全に閉経した状態にはならないため、更年期症状のような副作用が少なく、長期的に使えるのがメリットです。

しかし、服用開始後から半年ほどは服用中に少量の不正出血が続くことがあります。これは薬の服用によって、子宮内膜の増殖が抑えられ内膜が薄く剝がれやすい状態になるため。特に服用を開始してしばらくは普段の生理の時以上の出血が見られることもあります。これが気になる場合、まず12カ月ほど偽閉経療法を行い、その後「黄体ホルモン療法」に切り替えるという方法もあるので、医師に相談するといいでしょう。

生理の痛を抑える鎮痛剤としては、痛みの原因のプロスタグランディンの分泌を抑える薬が処方されます。

●今後の妊娠を望まない場合や重症の場合は手術

今後妊娠を望まない場合、また月経困難症がひどい場合には、開腹手術や腹腔鏡手術が行われます。

根治治療として子宮全体、または子宮と卵巣をすべて取ってしまう手術がありますが、卵巣まで摘出すると術後に更年期特有の症状が出ることがあります。

病巣のみを取り除く保存手術の場合は、数年以内に再発する可能性も。そこで手術で良くなった状態を維持、また再発を防止するために、手術後に薬物療法を続けることがあります。大きなサイズのチョコレート嚢胞が見つかった場合は、破裂を裂けるために手術で取り除く場合があります。

いずれにしても、子宮内膜症の部位や大きさ、年齢、今後妊娠や出産を希望するかなどによって、さまざまな治療法が取られています。医師とよく相談の上で、自分に合った治療法を選びましょう。

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