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生理不順を放っておくとどうなる?その原因と改善法について 中編
生理不順を放置しておくと、どうなるのでしょうか?
不妊以外にも私たちのカラダには様々な影響が・・・
生理不順の診断と治療とは
月経周期が短い「頻発月経」も月経周期が長い「稀発月経」も排卵が起こっていれば問題ないのですが、無排卵になっている場合は放っておくと不妊の原因となるので注意が必要です。
排卵があるかないかは、基礎体温をつけてみればわかります。排卵がきちんとある人は、1ヵ月間の基礎体温のグラフが、高温期と低温期の二相性のグラフになりますが、無排卵の人は平坦なグラフになります。
無排卵が疑われたら、すぐに婦人科を受診すること。問診では、月経周期や月経量、生理痛の有無、ダイエットや仕事の忙しさ、激しいスポーツをしているかなどについて聞かれます。基礎体温を3ケ月程度記録した基礎体温表を持参すると正しい診断ができるのでベストです。
問診の後は、子宮内の内診や血液検査などが行われ、排卵の有無を調べます。過多月経や不正出血がある場合には、子宮筋腫や子宮内膜症などの疑いがあるので、子宮や卵巣の超音波検査を行い、原因となる病気を特定します。
●無排卵月経と診断された場合の治療
自然な排卵を促すために、カウフマン療法を行うことがあります。これはホルモン療法で、低温期に卵胞ホルモンを、高温期に卵胞ホルモンと黄体ホルモンを投与して人工的に月経周期を作り出す治療法です。
3〜6ケ月ホルモン補充を続けた後、補充をやめるとその刺激で自然な排卵が起こります。
他にも低用量ピルを使って、女性ホルモンの分泌を促す方法や、排卵誘発剤を使って人工的に排卵を起こす治療法もあります。
ストレスが原因の生理不順には
ストレスが原因で起こる「心因性無月経」の場合は、ストレス原因を取り除くことが大事です。
週に数時間でもいいので、ストレス発散の時間を意識的に設けるようにしましょう。場合によってはカウンセリングなどの治療と合わせると効果的です。
家庭でできるリラックス法としては、アロマオイルを使ったマッサージがおすすめです。女性ホルモンの調整に効果のあるフェンネル、クラリセージ、ゼラニウムなどの精油をベースオイルに数的混ぜて、下腹部を中心にマッサージしてみましょう。
無理なダイエットが原因の生理不順には
急激なダイエットで体重の10%以上の減量をすると、生理が止まってしまうことがあります。バランスのとれた食生活を意識し、ホルモンバランスを整えることが大切です。
ダイエットのときは、エネルギーを燃焼させる効果のあるビタミンB群や、血行を促進するビタミンEをたっぷり含んだ食事を心がけましょう。
また、脳の働きを低下させないために、植物性の良質のオイルをとるようにしましょう。オリーブオイルやごま油がオススメです。
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