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無排卵や子宮の病気の可能性も?長い生理を繰り返す人は要注意 ~後編~
生理期間が終わった後も黒や茶色の出血やおりものが長く続いている時は要注意!
黒や茶色の生理やおりものが長く続いている時は
生理期間は終わっているように思えるのに、茶色く色づいたおりものが何日も続いている場合は、生理以外の原因による出血があり、おりものの色が変わってしまっていることがあります。生理が終わった後の卵胞期~排卵期~黄体期に見られる出血は「不正出血」とよばれ、注意が必要です。
この不正出血には2つの原因があります。
その一つが、子宮や膣などの病気が原因となって起こる「器質性出血」です。たとえば子宮頸管ポリープや子宮膣部びらんがあると、性交時などの刺激で出血することがあります。また、子宮の疾患として子宮筋腫、子宮頸ガン、子宮体ガンなどが疑われる場合もあります。
そしてもうひとつが、ホルモンバランスの乱れが原因となって起こる「機能性出血」で、生理の周期が不安定になってしまう卵巣機能不全などがあります。
どちらも生理とは関係の無い出血なので、長く続く場合は早めに婦人科に相談しましょう。
また、出血そのものの色が黒や茶色に見えることがあります。一見ドキッとするものですが、生理が始まった2日間程度のもので、その後、経血が赤くなるなら問題ありません。出血の色が変わって見えるのは、血液の酸化によるもの。血液が子宮や膣にとどまって体外に排出するまでに時間がかかった場合は、黒や茶色に変色していることがあります。
ただし、先ほど説明したように、不正出血による血液がおりものと混ざると、おりものが茶色に変色して見えることもあります。この場合は、生理以外の出血である不正出血を疑わなければいけません。
このように、生理がダラダラと続くのはいろいろな理由が考えられます。
2週間以上もナプキンが手離せないような生活は、気分もブルーになりがち。場合によっては、自覚がないまま妊娠しづらい体質になっていることもあります。
今回紹介した症状に少しでも覚えがある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

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