10713-1

母乳が出ない原因(3)ストレス

母乳は、ストレスが原因で出なくなることがあります。ドクター監修の記事で、ストレスで母乳の出が悪くなる理由と対策についてお伝えします。

ストレスや精神的なショックが原因で母乳の出が悪くなることがあります。しかし、これは一時的なものであることがあります。ストレスにより母乳が出なくなる理由をきちんと把握して、正しい対策をしていきましょう。

ストレスで一時的に母乳が出なくなる理由

赤ちゃんがおっぱいを吸うと、その刺激が乳頭から伝わってきます。すると、母乳をつくる働きのある「プロラクチン」と母乳を出す働きのある「オキシトシン」というふたつのホルモンが分泌されるのです。しかし、ストレスがある状態ではオキシトシンの分泌がおさえられてしまうことがわかっています。

たとえば、母乳育児に関して周りからプレッシャーを感じることがあるでしょう。それがストレスになってしまうと、オキシトシンが正常に分泌されなくなってしまいます。赤ちゃんがいくらおっぱいを吸っても母乳があまり出なくなってしまうのです。

このようなストレスが原因による母乳の出の悪さを改善するためには、「プロラクチン」と「オキシトシン」というふたつのホルモンの分泌を正常に戻すことがカギとなります。

ストレスで母乳が出ないときの対策

母乳が出ていないとわかっていても、おっぱいを吸わせてあげることは継続してもいいかとおもいます。

プロラクチンとオキシトシンを分泌するためには、乳頭に刺激を受けなければなりません。特に、プロラクチンは授乳のたびに濃度が高まるので、授乳回数が多いほど母乳がつくられやすくなります。

おっぱいをあげるという行為には、赤ちゃんも母親もおだやかな気持ちになる効果があるのです。オキシトシンは「安らぎホルモン」という別名をもつほど、母親のストレスをやわらげる働きもあります。さらに、プロラクチンの分泌量が高まると母親の不安や恐怖心がおさまる効果があることもわかっています。

赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらってストレスをやわらげていくうちに、オキシトシンの分泌も高まって母乳が出やすくなるでしょう。

ただし、母乳量がすくなかったり、出がわるいと赤ちゃんはお腹がすいて不機嫌になりますし、栄養も不足します。様子をみながらキチンとミルクで足りない分を補いましょう。

なにが何でも母乳だけで・・と思い続けると、それがまたストレスになるという悪循環をおこします。

それから、できるだけ休養してストレスをためないように心がけてください。母乳が出やすいのは、睡眠後だといわれています。夜に眠れないときには、赤ちゃんと一緒にお昼寝をしましょう。

母乳が出なくても気にする必要はありません。育児もひとりで完璧にこなそうと考えなくてよいのです。母乳育児に一番大切なのは、肩の力をぬいて育児を楽しむ気持ちであることを忘れないでください。

その他のヘルスケア記事をもっと読む
※外部サイトに移動します

この記事の監修ドクター
ココカラウィメンズクリニック 院長
伊藤加奈子先生

キーワード / keyword

この記事のキュレーター

healthcare_u_icon150_2
ドクターをはじめとした専門家のご協力のもと、主に医療・健康に関する情報の発信中!
10713-1

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ルナルナの最新情報をお届けします

ランキング / rankings