生理不順だけど妊娠できる?妊活準備のための基礎知識!

「あれ?今月はまだ生理きていない……」と不安に思うことはありませんか?生理不順になってしまうと、妊活中であれば排卵周期も推測しづらくなり、大事なチャンスを逃しかねません。
そこで、今回は生理不順が起こる理由と、妊活の基本でもある基礎体温の測定方法をお教えします。

「生理不順」ってどんな状態のこと?

そもそも生理不順とはどんな状態のことをいうのでしょうか?これを知るために、まずは正常な生理周期をみていきましょう。

一般的に、「順調」といわれる生理周期は25日~38変動は6日以内とされています。

その周期内で、ある程度規則的に生理が来ていれば大丈夫!しかし、これに当てはまらず、25日未満で生理が来たり、次の生理までの間隔が39日以上かかったりする場合は「生理不順」となります。

また、この周期内であったとしても、25日周期で来るときと38日周期で来る時があるなどバラバラなときも注意が必要。

ホルモンバランスが崩れていたり、排卵ていない可能性があります。

「生理不順」はどうして起るの?

女性のカラダはとてもデリケートなものです。

ストレスや体調不良で排卵がずれてしまえば、それによって生理周期もすぐに乱れてしまいます。

個人差が大きいことなので「ぴったり〇日周期で毎回〇日で終わる」などとこだわる必要は全くありません。

ただし、生理のことで気になることがある場合には早めに婦人科・産婦人科へ行ってみましょう。

生理不順の原因として、婦人科疾患が隠れているかもしれません。

妊娠の確率を上げる方法って?

妊活中の人の場合は、少しでも妊娠の確率をあげたいと考えている人が多いでしょう。

そこで、最初に始めたいのは「基礎体温の測定」です。

準備するものは、「婦人体温計(基礎体温計)」。

基礎体温における低温期と高温期の差は0.30.5度程度なので、小数点第一位までしか計測できない一般的な体温計ではなく基礎体温専用の体温計が必要なのです。

最近では10秒ほどで測れる婦人電子体温計も登場しています。また、測った基礎体温が無料アプリ「ルナルナ体温ノート」に転送可能なものもあります。

基礎体温を測るメリットは?

妊活の初歩としてよく耳にする「基礎体温の測定」ですが、なぜ妊活に必要な行為なのでしょう?また、実際どんなことがわかるのでしょうか?

基礎体温とは、必要最低限のエネルギーしか使っていない就寝中の体温のこと。

基礎体温を測ることで、きちんと排卵をしているかどうかや生理の周期を把握することができますし、妊活中であれば妊娠しやすい日もわかりやすくなるのです。

妊活中でなくても、自分のカラダの状態を知るために有効な手段と言えるのです。

● 基礎体温の測り方

基礎体温は、0.30.5度の微妙な差を計測しなければなりません。

では、どのように測ればよいのでしょうか。

基礎体温の正しい測り方は、朝目覚めてすぐ、起き上がる前に婦人体温計を口に入れることが最重要ポイントです。

寝る前に、カラダをなるべく動かさずに手に取れる位置に婦人体温計をセット。

測る位置は舌の裏側にあるスジの横あたりです。

測っている間はとにかく動かないことが鉄則。伸びをするだけでも体温がぐんと上がってしまいますので、測り終るまではとにかくじっとしていましょう。

ただし、毎朝必ず同じ時間に測らなくてはいけないわけではありませんし、多少時間がずれても、測り忘れた日があっても、だいたいの傾向はわかります。

あまり難しく考えず、「なるべく測ろう」くらいの気持ちで始めてみましょう。

嫌だなと思いがちな生理ですが、体調のバロメーターになります。

また、基礎体温の測定も自分のカラダを知るには、欠かせないこと。ぜひ、意識を向けてみましょう。

 

★今回のポイント★

・正常な生理周期から外れていたり、正常範囲内でも1週間以上ずれる場合は、生理不順

・生理不順の原因の多くは、ホルモンバランスの崩れ

・基礎体温から排卵の有無、排卵日の予測ができる

 

この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生

初回公開日:2017年4月5日
最終監修日:2021724

この記事のキュレーター

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