pixta_10431031_M

風疹(ふうしん)の予防接種の効果と副作用について

風疹(ふうしん)は感染症のひとつですが、うがい・手洗いでは防ぎきれません。ですから、予防のためには、「風疹ワクチン」を接種することが重要です。そもそも風疹ワクチンとは、どのようなものなのでしょうか。

風疹(ふうしん)の予防には、「風疹ワクチン」の接種が欠かせません。今回は、ワクチンの効果や副作用などをご紹介しています。

風疹(ふうしん)ワクチンについて

風疹ワクチンとは、病気を起こす力を弱めた生の風疹ウイルスを含む弱毒性ワクチンのことです。

風疹だけを予防する「単独ワクチン」と、風疹・麻疹(はしか)を予防する「混合(MR)ワクチン」の2種類があります。

現在では、定期接種で混合ワクチンを受ける機会が2回あり、1回目は1~2歳の間、2回目は5~7歳の間に接種するのが原則となっています。

しかし、日本で風疹の定期接種制度が始まったのは、1977年8月からで、その当時は、中学生の女子だけが対象でした。

また、その後も、制度改正のために、接種の対象者や接種回数が何度か変更されたため、特定の年代の人の中には、ワクチンを受けていない人が多く存在するのです。

風疹ワクチンの定期接種の状況

・1962年4月1日以前生まれ(定期接種なし)

・1962年4月2日〜1979年4月1日生まれ(女性のみ中学校で集団接種1回)

・1979年4月2日〜1987年10月1日生まれ(中学生時に医療機関で個別接種1回)

・1987年10月2日〜1990年4月1日生まれ(幼児期に医療機関で個別接種1回)

・1990年4月2日以降生まれ(幼児期に医療機関で混合ワクチンの個別接種2回)

とくに、一度も定期接種の機会がなかった1979年4月1日以前生まれの男性、1回しか定期接種の機会がなかった1979年4月2日〜1995年4月1日生まれの男女は、風疹への十分な免疫がない人が多いとされる世代です。

2013年に風疹が大流行した際も、感染者の約9割を成人(そのうち8割は20〜40代の男性)が占めていたので、十分に注意しましょう。

風疹(ふうしん)ワクチンの効果

風疹ワクチンを1回接種することで、約95%の人に風疹ウイルスに対する免疫がつくられるとされています。

しかし、これはつまり、1回の予防接種だけでは、十分な免疫を獲得できない人が約5%は存在するということです。

2回接種すれば、99%以上の人に免疫がつくられるとされているので、より確実に風疹を予防するためには、ワクチンの2回接種が勧められています。

風疹(ふうしん)ワクチン接種時の注意事項と副作用

風疹ワクチンに含まれるウイルスは、弱毒生なので、通常の風疹感染と違って、ほとんど症状が出ません。また、副反応もほとんどなく、安全なものです。

しかし、注射した部位が赤くなる局所反応が出たり、接種してから7〜10日後頃に、発熱・発疹・じんましんなどの副反応が出たりすることがあります。ただし、発熱や発疹は1〜3日くらいで治まります。

また、接種後30分以内に、発熱、顔や手足の腫れ、息苦しさ、咳、じんましん、顔色が悪くなる、ぐったりするなどといったアレルギー反応が出た場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

ワクチンを接種して1時間経てば、入浴も可能ですが、注射した部位をこするのは禁忌です。また、接種当日は、激しい運動も控えましょう。

2回目の予防接種が受けられるのは、1回目から4週間後です。ただし成人女性は、ワクチンを接種してから2か月は避妊が必要です。

万一、2ヶ月以内に妊娠が分かった場合も海外のデータではワクチンによる胎児奇形の発生が増えるという報告ありませんので、慌てずに主治医の先生にご相談ください。

その他のヘルスケア記事をもっと読む
※外部サイトに移動します

この記事の監修ドクター
相模大野こどもクリニック院長
宮田大揮先生

キーワード / keyword

この記事のキュレーター

healthcare_u_icon150_2
ドクターをはじめとした専門家のご協力のもと、主に医療・健康に関する情報の発信中!
pixta_10431031_M

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ルナルナの最新情報をお届けします