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不妊の原因にも!日本で最も多い性病「クラミジア」とは?

性感染症と妊娠の関係を知っていますか?
私たちが生きる世界には細菌やウィルスなどの目に見えない病原体があり、それらが引き起こす感染症が、不妊や流産などの原因になる場合があります。
数ある性感染症のなかでも、多くの女性が感染しやすいといわれているのが「クラミジア」。
今回は、妊娠前に知っておきたいクラミジアの基礎知識や、妊娠中に感染がわかった場合の治療法などを解説します。

24,000人の妊婦が感染!?クラミジアってどんな病気?

日本で最も感染者が多いとされる性感染症が「性器クラミジア症候群」、通称「クラミジア」です。

過去に行われた調査では、「妊婦の24,000人がクラミジアに感染している」とする、驚きの結果も。

24,000人という人数は、調査を行った妊婦さんのうち2.4%がクラミジアに感染しており、日本では年間約100万人が妊娠することから、算出されたものです。

 

そんな身近な性病であるクラミジア。

感染経路は性行為で、感染者との粘膜での接触や、精液または腟分泌液を介して感染します。

通常の性行為では男性は尿道、女性は子宮頸管に感染するほかオーラルセックスで喉に感染することも。

 

女性の子宮頸管に感染した場合、自覚症状としては、おりものが増える、下腹部痛、不正出血などがあります。

ただし、症状を自覚にしにくいのもクラミジアの特徴。知らず知らずのうちにパートナーにうつしていたり、逆にうつされていたりすることも多く、感染者は後を絶ちません。

 

● 妊娠前の女性や妊婦さんが感染した場合の危険性

妊婦さんや妊活中の女性は、特に注意が必要です。

妊婦さんが感染していると、流産や早産を引き起こす可能性があるほか、生まれてくる子どもに産道で感染することも。

妊娠前の女性の場合、感染したまま長期間放置することで、卵管が炎症を起こし、子宮外妊娠や不妊の原因にもなってしまいます。

 

クラミジアの検査や治療の方法は?

内診に抵抗のある方や、通院する時間がない場合は、採取キットを使って自宅で検査することも可能ですが、正確に検査できないこともあります。

また、どちらかが感染していた場合はパートナーも感染している可能性が高いので、2人とも検査をするのがベストです。

感染がわかった場合は、抗生剤を内服して治療することになります。

1日4錠を1回限りで飲み終える「アジスロマイシン」の他、714日間ほど内服する「クラリスロマイシン」「ミノサイクリン」「ドキシサイクリン」などの薬があります。

● 妊娠中に薬を飲んでも大丈夫?

妊娠中は使用できる薬の種類が「アジスロマイシン」または「クラリスロマイシン」に限られますが、治療は問題なく行えます。

妊娠中、または妊娠の可能性がある場合は、その旨を必ず医師に伝え、指示通りに薬を飲んで治療を行いましょう。

 

再度検査を実施し、完全に治癒したことが確認されるまでの期間は、薬を飲み始めてから3週間ほど。

ただし、治癒しても再感染することがあるので、不特定多数の人とセックスをしない、セックスの際はコンドームを使うなど、予防に努めることが大切です。

 

クラミジアだけじゃない!こんな性感染症にも注意

クラミジア以外では、性器ヘルペスや梅毒、淋病(りんびょう)といった性感染症も妊娠に悪影響を与える可能性があります。

性器のかゆみや排尿時の痛み、性交痛、おりものの異常など、感染のサインを見逃さないようにしましょう。

 

★今回のポイント★

・性感染症の中で、クラミジアは最も感染者が多い性病

・治療せずに放置すると、不妊や流産の原因になる

・治療は抗生剤の内服で行うが、妊娠中でも服用できる安全な薬がある

 

 

この記事の監修
産科医 竹内正人先生

この記事のキュレーター

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