言葉の理解が進む生後11ヶ月はコミュニケーションを楽しんで!

まもなく1歳を迎える、生後11ヶ月の赤ちゃん。つたい歩きにも慣れて、運動量がアップする時期です。
言葉の理解が進んで簡単なやり取りができるようになると、喜びもひとしお!でもその反面、片時も目が離せずに手を焼くことも…。
お昼寝も1日に1回程度になり、生活のリズムが整ってくることでしょう。

つかまり立ち、つたい歩きはお手の物!

つかまり立ちが上手になり、つたい歩きにも慣れてくるのがこの頃。

つたい歩き、またはハイハイで家の中を自由に動き回ることが増えてきます。

運動量が増えるため、ぽっちゃりとした「赤ちゃん体形」はそろそろ卒業。カラダが引き締まり、4等身のいわゆる「幼児体形」の兆候が見えてきます。

また、右手と左手を同時に使う動作も得意に。

片手で財布を持ち、反対の手で中身を取り出したり、片手で箱を押さえ、もう一方の手でティッシュを取り出したりすることもできるようになります。

イタズラが増える時期でもありますので、危険なものを手の届くところに置かないよう、より一層の注意が必要です。 

 

大人が話す言葉の意味が理解できるように

言葉の理解が急速に進み、「ちょうだい」と言うと物を差し出すといった、コミュニケーションが楽しめるようになってきます。

まだはっきりとした言葉は話せませんが、意味のない言葉を発しておしゃべりを始めます。

物の名前を少しずつ覚えられるようになるのもこの時期。ママも言葉や仕草で赤ちゃんに応え、発声の時期を待ちましょう。

 

また、生後11ヶ月ごろになると自己主張が強くなり、好みではないおもちゃを差し出すと、プイッとそっぽを向くなど、嫌がる仕草を見せることも。

好き嫌いに困ることもあるかもしれませんが、ココロが成長した証として、前向きに捉えましょう。

 

夜にぐっすり眠り、お昼寝は1日1回に

日中にカラダを動かす時間が増えると、夜はぐっすり眠る赤ちゃんが多くなります。その分、お昼寝は11回、短時間に。

夜の睡眠に影響を与えないよう、お昼寝は15時ごろまでに切り上げるのがポイントです。夜は21時ごろには眠れるように、早寝早起きの習慣をつけましょう。

ぐずってなかなか寝つかない場合は、部屋を暗く静かにするなど、眠りやすい環境を整えてあげて。

また、絵本を読む、マッサージをする、添い寝をして肩をトントンするなど、寝る前に決まった方法を繰り返し、赤ちゃんに合った「入眠儀式」が見つかると、寝かしつけもスムーズになります。

日中はお散歩や外での遊びを積極的に行うと、生活リズムが作りやすくなります。

 

離乳食の工夫や歯磨きの習慣も大切

食事の面では、好き嫌いや遊び食べが見られることも。

テレビを消し、集中して食べられる環境を作る、食材や味付けに変化をつけて飽きさせないようにするなど、工夫をしてみてください。

ただし、この時期の好き嫌いは神経質にならなくてOK。赤ちゃんが食べたいものを食べさせてあげましょう。

 

また、13回の離乳食が定着し、甘いおやつも口にするこの時期は、虫歯に注意が必要です。

夕食後から寝る前に、歯磨きをする習慣を。歯磨きをする時は、機嫌の良い時に行う、キャラクターの歯ブラシを使うなど、赤ちゃんが楽しく歯磨きできるように心がけて。

この時期から歯磨きを習慣づけて、赤ちゃんの大切な歯を守ってあげましょう。

 

また、はしかは海外から持ち込まれることが度々あり、流行することがあります。1歳の誕生日にははしかの予防接種であるMRワクチンを接種するようにしましょう。

 

★今回のポイント★

・つかまり立ちに慣れて、運動量が増える

・言葉が理解できるようになり、自己主張も強くなる

・お昼寝は11回、規則正しい生活リズムを

1歳のお誕生日にはMRワクチンを

 

 

この記事の監修
日本小児科学会専門医 菊池 透先生

初回公開日:2017年6月1日
最終監修日:2021年4月19日

 

この記事のキュレーター

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