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赤ちゃんでも発症するアレルギー。原因を突き止めて適切な治療を

赤ちゃんの顔に急に発疹が現れたり、突然の下痢、嘔吐、呼吸困難などの症状が見られたりしたら、アレルギーかもしれません。その原因物質は食物やダニ、ホコリなどさまざま。さらなるアレルギーを招かないためにも、早めの適切な治療が望まれます。赤ちゃんの代表的なアレルギー疾患として、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくについてまとめました。

赤ちゃんによく見られるアレルギー疾患は?

アレルギーは、原因となる物質「アレルゲン」が体内に入ることで引き起こされます。特に乳幼児に多くみられるアレルギー疾患は、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくの3つです。

● 食物アレルギー

卵、乳製品、小麦粉が代表的なアレルゲンです。

顔やカラダにじんましんや湿疹が出るほか、下痢、嘔吐、腹痛など消化器系の症状や、咳、喘息発作、呼吸困難などの呼吸器系の症状が見られることがあります。

まれに生命に関わるアナフィラキシーショックを起こすこともあります。消化機能の発達に伴って次第に改善し、食べられるようになるケースが多いのも特徴です。

 

● アトピー性皮膚炎

赤ちゃんの頬や口のまわり、頭部などに湿疹が出たり、耳の付け根が切れる「耳切れ」の症状が見られたりするときはアトピー性皮膚炎を疑います。

痒みもあり、湿疹が長く続くのも特徴です。

原因はさまざまで、食物アレルギーのほかにハウスダストやダニなども原因とされます。

乾燥した肌によだれや汗などの刺激が加わることや、遺伝も一因といわれますが、原因は明らかになっていません。

アトピー性皮膚炎以外にも、赤ちゃんにはおむつかぶれやあせも、脂漏性湿疹などさまざまな皮膚の病気があるので、気になる症状が続く場合は医師に診てもらいましょう。

 

● 気管支ぜんそく

ハウスダストやダニがアレルゲンとなって発症するのがアレルギー性の気管支ぜんそくです。

「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音や咳が特徴で、発作が起きると呼吸困難になり夜眠れないこともあります。ただし、気管支ぜんそくに似た症状の病気の場合もありますので、医師に診断してもらいましょう。

 

アレルゲンを見つけ、除去するには?

アレルギーの可能性を知るために、血液検査を行うことがあります。

何が原因でアレルギーを起こしやすいかがわかりますが、陽性のものを食べてもアレルギー症状が出なかったり、陰性でもアレルギーを発症することがあります。

自己判断で食品を除去しないようにしましょう。

 

また、食物アレルギーの原因となる食物を特定する方法には、原因と思われる食品をある期間除去する「食物除去試験」や、原因と思われる食品を段階的に摂取する「食物負荷試験」があります。必ず医師の指導の元で、正しい検査を受けましょう。

 

子どものアレルギーがこわいからといって、ママが妊娠中から卵や牛乳の摂取を控えたり、離乳食の開始を遅らせたり、食材として卵や牛乳を避けるのは望ましくありません。

初めての食品は11種類、1さじだけ。

アレルギー症状が出た場合にすぐ受診できるよう、なるべく昼過ぎまでの時間帯に与えるといいでしょう。

もし、離乳食を食べてアレルギーの症状が出た場合は、何をどの程度食べたか、何時間後にどんな症状が出たかを記録した上で、医師に相談してください。

ハウスダストを除去するためには、部屋の掃除はもちろんですが、布団や枕、クッション、ソファなどのダニの除去を心がけるとよいでしょう。

 

できれば食い止めたい「アレルギーマーチ」

赤ちゃんのアレルギーの原因は食品やハウスダストなどが中心ですが、成長するにつれてさまざまなアレルゲンに触れることで、さらなるアレルギー疾患を発症することがあります。

このように、成長とともにアレルギーの症状が変化していくことを「アレルギーマーチ」といいます。

たとえば食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の症状があった赤ちゃんが、次に気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎を発症し、さらに成人すると花粉症というように、アレルギーを次々と発症するものです。

小児期に発症したアレルギー疾患は治癒することが多いといわれます。

アレルゲンによっては完全除去が難しいものもありますが、このアレルギーマーチをできるだけ早期に食い止めるために、生後6ヶ月までの乳児湿疹は放置せず、保湿剤などでスキンケアをすることで経皮感作を防ぐことが勧められています。

 

★今回のポイント★

・アレルギーの原因は自己判断せずに医師に診断してもらう

・食物アレルギーは消化器官の発達に伴い治る場合が多い

・アレルギー性の疾患ではないこともあるので、きちんと診察を

・ドライスキンは放置せずにスキンケアを

 

 

この記事の監修 
小児科専門医 細部 千晴先生

 

この記事のキュレーター

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