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乳がんになりやすい体質かチェックしてみよう!原因と治療法を知れば、乳がんなんて怖くない

近年、日本人女性に増加傾向にある「乳がん」。
日本人女性の約11人に1人が発症しているといわれており、決して他人事ではありません。
今回は、そんな乳がんの原因と治療法について解説していきます。

乳がんはなぜ日本人女性に増えているの?

乳がんの発症には、おもに女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係しているといわれています。

日本人の食生活が欧米化し、肥満女性が増えたことも要因のひとつ。たっぷりとついた脂肪によってエストロゲンの量も過剰になり、乳がんにかかるリスクも高まります。

さらに、女性の社会進出などによって未婚や高齢出産が増え、長い間、乳腺がエストロゲンの影響を受けていることも影響していると考えられています。

 

乳がんの3大原因とは?

1、遺伝によるもの

乳がん患者のうち、全体の5〜10%が遺伝性と推定されています。

もし、遺伝子変異が見つかった場合、生涯の乳がん発症のリスクは65〜74%にも及ぶといわれています。

母親や姉妹など近親者で乳がんになった人が2人以上いる場合は注意が必要です。

遺伝子変異がある場合、25歳頃から乳がん発症リスクが上がるといわれています。

2、生理・生殖要因

初潮が早かった、初産年齢が高い、または出産経験がない、閉経が遅かったなどの方は要注意です。

また、更年期の長期の女性ホルモン補充治療により、乳がんのリスクはわずかながら高まるといわれています。

3、生活習慣や食生活

普段から飲酒の習慣がある方は乳がんのリスクが高まります。

肥満にも注意が必要です。予防策として、適度な運動をはじめましょう。

 

その他、以下の条件に当てはまる人はとくに注意して、乳がん検診を定期的に受けることをおすすめします。

乳がんになりやすい人の特徴 

□ 初潮が早かった(11歳以下)

□ 出産歴や授乳歴がない

□ 初産年齢が高い(30歳以上)

□ 閉経年齢が遅い(55歳以上)

□ ホルモン補充治療をしている

□ 乳腺の良性疾患がある

□ 家族や身内に乳がん・卵巣がんの経験者がいる

□ お酒をよく飲む

□ 閉経後、肥満傾向にある

 

乳がんと診断されたら

乳がんが疑われた場合、まずは詳しい検査を行います。

乳がんと確定診断された場合は、がんの大きさや広がり、悪性度、リンパ節への転移、他の臓器への転移がないかなどを細かく検査します。

その結果に基づき、医師はがんの状態や性質にベストな治療法や治療方針などを示してくれます。

 

乳がんには、どんな治療法があるの?

がんが大きい、転移箇所がはっきりしている、あるいは薬物療法で腫瘍が小さくできるかどうか検討する場合は、手術前に化学療法やホルモン療法を行います。

次の段階として、3つの手術療法があります。

1、乳房温存手術

皮膚や乳頭、乳輪をできるだけ残し、切除する箇所を最小限にとどめて乳房の変形が少ないようにする手術です。

しこりが3㎝以下の場合に適していますが、それ以上の場合も薬物療法でしこりを小さくできれば行えます。

術後再発を防ぐために、残した乳房には放射線治療を行います。

がんの取り残しがないかどうか、切除したがん組織は顕微鏡で調べます。もし、取り残しが見つかってしまったら追加切除することもあります。

2、乳房切除術

がんが大きくて温存手術ができない場合には、胸筋を残して乳房全体を切り取る切除術を行います。

以前は皮膚を含む乳房、大胸筋と小胸筋、腋窩・鎖骨下リンパ節などを切除するハルステッド手術が主流でしたが、今はそこまで切除しません。

この方法は胸筋を残すため肋骨が浮き出ることがなく、乳房の膨らみは補正下着を使うか「乳房再建術」を行うことで自然に見せることができます。

3、乳房再建術

切除した乳房を、形成外科の技術で再建する手術です。

人工の乳房(インプラント)を用いる方法と自分のカラダの一部(組織)を使って行う方法の2種類があります。

自分のカラダの一部を使う場合は、お腹や背中の組織を使います。

この再建術は乳がんの手術と同時に行うことができるので、再建術を検討する場合は医師としっかり相談することが大切です。

 

乳がんの手術は自分が望む医療が最適とは限らないので、医師と相談し、的確な判断を受けましょう。

また、患者自身が自分の病気の状態や医療と向き合い、理解を深めることも大切です。

 

★今回のポイント★

・乳がん発症には、おもにエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係している

・乳がんの主な原因は「遺伝性」「生理・生殖要因」「食生活・生活習慣」

・定期的に乳がん検診を受けることが大切

・主な手術方法として「乳房温存手術」「乳房切除術」「乳房再建術」がある

 

 

この記事の監修
婦人科専門医  松村 圭子先生

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