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妊娠力がわかる「卵巣年齢」って?若ければ妊娠しやすい?

妊娠するためには、卵子の質と卵巣年齢が重要なのを知っていますか?
医学の進歩によって、卵巣の年齢を検査することも、若いうちに卵子を凍結保存しておくことも可能になりました。今回は、妊娠率を大きく左右する卵巣年齢から卵子の質に関して、解説します。

血液検査でわかる、自分の卵巣年齢とは

以前は不妊治療の現場で活用されていた卵巣年齢検査。

最近では、妊活中の女性や将来妊娠を望む女性が「自分の妊娠力を知るため」に受けることが多くなってきています。

卵子の元になる原始卵胞は胎児のときに卵巣で作られ、年齢を重ねるとともに質・量ともに失われていきます。

男性と違い、女性の卵子は新しく作られることはありません。

そのため、卵子の数は加齢とともに減少し、卵子の質も低下していきます。

卵巣年齢検査では、卵胞から分泌される抗ミュラー管ホルモン(AMH)という女性ホルモンの一種を測定し、一般的な年齢に対するAMHの値と比べて卵巣年齢を算出。

ただし、AMHで予測できるのは卵巣に残っている卵子の数だけ。残念ながら卵子の質まではわかりません。

 

卵巣年齢が若ければ妊娠しやすい?

卵巣年齢が若ければ妊娠しやすく、高ければ妊娠しにくいというものではありません。

卵巣年齢が高いということは、残りの卵子が少ないということ。

でも、卵子が例え1個しかなかったとしても、その卵子の質がよく受精できれば、妊娠ができます。

逆に、卵子の数がたくさんあっても卵子の質が低く受精する力がなければ、妊娠が成立しないのです。

よって、卵巣年齢検査だけでは総合的な妊娠力は判断できませんが、判断基準のひとつとして参考にできる検査といえます。

女性の妊娠の確率が下がり始めるのは34歳くらいからといわれています。

残りの卵子も日を追って減少していくことを考えると、不妊治療を受けようか悩んでいる人は、この卵巣年齢検査を受けてみるのもひとつの方法。

検査は不妊治療専門医で、採血をするだけで検査が可能です。

所要時間は1分程度で、費用は5,000円から1万円。検査結果は約1週間後にわかります。

 

未婚・既婚に問わず認められる卵子凍結保存

不妊や高齢出産の増加にともない、卵子の凍結にも注目が集まっています。

これまで卵子の凍結保存は、がんの放射線治療法で卵巣機能を失う可能性がある人や、不妊治療中の夫婦のみが対象とされてきました。

しかし、2013年に日本生殖医学会が「未婚・既婚にかかわらず一般の女性にも卵子の凍結保存を認める」というガイドラインを発表しました。

卵子の凍結保存とは、排卵誘発剤で卵巣を刺激し、採取した卵子を液体窒素の中に入れて凍結し保存すること。

将来、その凍結した卵子を使って体外受精をすることを目的としています。

ただし、高齢による妊娠率の低下や、妊娠による合併症などのリスクから、卵子の凍結保存ができる年齢は40歳まで。

医療行為なので、多少のリスクがあるのはもちろん、費用も安くはありません。興味のある人は、医師としっかり相談してからにしましょう。

 

★今回のポイント★

・卵巣年齢で卵子の残りの数がわかる

・卵巣年齢が若くても、妊娠できるわけではない

・一般の人でも卵子の凍結保存は可能

 

 

この記事の監修
産科医 竹内正人先生

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