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妊娠発覚前の薬の服用、レントゲン。赤ちゃんへの影響が心配…

体調が悪くて市販の風邪薬を飲んだら、その後に妊娠が判明したというケースは多いもの。
妊娠発覚前の薬の服用が赤ちゃんに影響を及ぼすことはあるのでしょうか?また、同様にレントゲン撮影などをしてしまった場合はどうなのかも気になります。これらのリスクについて、詳しく解説します。

妊娠初期に薬を飲んでしまったら?

お腹の赤ちゃんに対する薬の影響は妊娠週数によって異なります。時期別に影響の度合いを見てみましょう。

 

● 妊娠前〜妊娠3週(妊娠1ヶ月)

赤ちゃんの器官形成が始まっていない時期なので、その後の妊娠経過が順調であれば薬の影響はなかったと考えて問題ありません。

 

● 妊娠4週〜7週(妊娠2ヶ月)

赤ちゃんの脳や神経、心臓などの重要な器官が形成されるため、最も薬の影響を受けやすい時期といえます。

妊娠にまだ気づいていない人もいる時期ですが、妊娠を希望した時点で自分の判断で薬を飲まないで、医師や薬剤師に相談するのがベストです。

 

● 妊娠8週〜15週(妊娠34ヶ月)

赤ちゃんの重要な器官の形成が終わり、性の分化や口蓋などの形成が進む時期です。薬の影響の受けやすさは低下しますが、薬の服用には慎重になる必要があります。

 

● 妊娠16週(妊娠5ヶ月)以降

薬の服用によって赤ちゃんに奇形が生じる危険性はほとんどなくなりましたが、薬の成分は胎盤を通して赤ちゃんに移行します。

なかでも解熱鎮痛剤は赤ちゃんの健康に大きな影響を及ぼす可能性があるので、気になる症状がある場合は市販薬を服用せず医師に相談を。

 

このように、妊娠超初期に薬を飲んでしまったとしても、多くの場合は心配いりません。

万が一、薬の影響があった場合には、着床しないか流産する、もしくは完全に修復されるかのいずれかです。

そのため、妊娠発覚後に順調に経過しているようであれば、赤ちゃんの影響はなかったと考えましょう。

妊娠中に飲んではいけない薬はあるの?

妊娠中に体調を崩した場合、安心して服用できる薬がある一方で、妊婦さんが服用しないほうがいい薬もあります。

以下はその一例です。

● 便秘薬

センナやダイオウを使用した便秘薬やお茶は、大量に飲むと子宮収縮を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

 

● 解熱鎮痛剤

市販の痛み止めのほとんどには、血管を収縮させる作用があり、赤ちゃんの心臓や腎臓に影響を及ぼす可能性があるので、自己判断で服用しないようにしましょう。

 

● 湿布薬/塗り薬

腰痛や肩こりなどで湿布や塗り薬などを使う場合にも、インドメタシンなど鎮痛作用がある成分を含むものが多く、赤ちゃんの心臓に影響を及ぼす可能性があります。

痛み止めの塗り薬は基本的には使わず、湿布は先生に処方してもらうようにしてください。

 

妊娠判明前のレントゲン撮影は大丈夫?

健康診断や歯の治療前にレントゲンを撮る際には、妊娠の可能性の有無について確認されます。

これは、レントゲン撮影で、わずかながら放射線を受けることになるため。赤ちゃんの脳や内臓が形成される妊娠初期は、できれば避けた方がよいと考えられています。

とはいえ、健康診断で行われる胸部レントゲン撮影による被曝線量は0.01mGy(ミリグレイ)以下。

通常のX線診断検査による被曝量であれば出生前の死亡や奇形、精神発達障害のリスクが増加して、自然に発生する確率を上回るようなことはありません。

したがって、妊娠に気づくか気づかないかという時期にレントゲン撮影を受けていたとしても、まず心配ないでしょう。

 

妊娠に気づく前に薬を飲んでしまったり、健康診断でレントゲン撮影を受けてしまったりすることはよくあるものです。いずれの場合も、その後の妊娠経過が順調であれば心配ないので、自分を責めないでくださいね。

 

★今回のポイント★

・妊娠に気づく前に薬を服用しても、その後の妊娠経過が順調であれば問題なし

・妊娠発覚後の薬の服用は医師に相談してから

・妊娠判明前にレントゲン撮影を受けた場合も大概は心配いらない

 

 

この記事の監修
産科医 竹内正人先生

 

この記事のキュレーター

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