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妊娠中に子宮筋腫があることがわかったら…妊娠の継続や出産、胎児への影響は?

女性の4人に1人がかかるとされている子宮の病気「子宮筋腫」。基本的に命にかかわるような病気ではありませんが、妊娠中に見つかった場合は赤ちゃんへの影響も心配です。
そこで今回は、子宮筋腫が妊娠中に発覚した場合の妊娠・出産に与える影響などについて解説します。

子宮筋腫ってどんな病気?

子宮筋腫は、子宮の中の「子宮壁」にできる良性の腫瘍のこと。女性ホルモンにより子宮の筋肉が異常増殖して発生します。

子宮筋腫は婦人科の病気のなかでもっとも患者数が多く、生理のある女性の4人に1人が持っているといわれるほど発症頻度の高いものです。

大きさや場所によっては手術が必要になることもありますが、99%が良性とされており、基本的に生命に危険のある病気ではありません。

 

どんな症状があるの?

自覚症状としては、月経過多、生理痛、頻尿、便秘などが挙げられますが、初期ではそれらの症状すらないため、大きくなるまで気づかないケースがほとんど。

これといった症状もとくにない場合が大半ですが、子宮内腔(子宮の内側)に筋腫ができると、その分、子宮内膜の面積が増えるため、経血の量が増えたり、生理痛がひどくなったりするケースがあります。

 

子宮筋腫がある場合の妊娠・出産リスクは?

そもそも子宮筋腫とは、子宮内部にできるコブのようなものです。

大きさや場所によっては手術が必要になることもありますが、基本的に生命に危険のある病気ではありません。

妊娠中は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が増えるため、子宮筋腫も大きくなりやすくなります。

とはいえ、子宮全体が大きくなっていくので過度に心配する必要はありません。

胎児にも特に影響のないことが多いので、妊娠後、子宮筋腫があることがわかっても、そのまま経過をみてゆくことが多いです。

 

位置や大きさにもよりますが、子宮筋腫がある場合に考えられる妊娠・出産のリスクは次のようなものがあります。

・位置によっては流産の危険もある

・妊娠中期に痛みが出ることがある

・逆子になりやすい

・早産の原因になることもある

 

子宮筋腫があると、こうしたリスクがあることは事実ですが、必ずしもこれらがすべて問題になるわけではありません。

リスクがあることを理解した上で妊婦健診をきちんと受け、おなかの張りや痛みなどの症状に注意することが大切です。

 

子宮筋腫の位置によっては経膣分娩も可能

子宮筋腫のある位置によって出産方法は異なります。

筋腫が子宮の上部にある場合は、経膣分娩(普通分娩)が可能ですが、子宮の下部、特に産道に近い部分にある場合は、赤ちゃんが産道を通るのを邪魔するケースもあり、帝王切開になることもあります。

また、妊娠前に筋腫核出の手術で子宮を切開した場合は予定帝王切開となります。

 

子宮筋腫があっても、無事に妊娠・出産を迎えている女性はたくさんいます。過度に不安を抱え込んでしまわず、前向きに出産に備えましょう。

 

★今回のポイント★

・女性の4人に1人がもっている子宮筋腫はほとんどが良性

・子宮筋腫が胎児に影響することはほとんどない

・妊娠〜出産時のリスクは主治医に確認しよう

 

 

この記事の監修
産科医 竹内正人先生

この記事のキュレーター

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