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シミ・かゆみ・黒ずみ……妊娠中に起きる肌トラブルと対処法

妊娠中、顔や全身のシミ、湿疹、かゆみ、黒ずみなどの肌トラブルに悩まされる人は少なくありません。今回は、なぜ肌トラブルが増えてしまうのか、産後は元に戻るのか…気になることを解説します。

今までなかったのに!妊娠中にシミが増えるのはなぜ?

 「妊娠して急にシミが目立つようになった」と驚く妊婦さんは多くいます。

妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増えますが、女性ホルモンにはシミの元になるメラニンを活性化させる働きのものがあり、そこに何らかの刺激が加わると色素沈着を起こし、シミになりやすいのです。

また、頬骨の下や目尻、額などに左右対称に現れる「肝斑」というシミの一種も、ホルモンバランスの変化によって現れやすく、産後1年くらいで落ち着くといわれています。

ちなみに肝斑にはレーザー治療は効かないので、絶対に止めておきましょう。

 

シミ対策としてはまず、生活や睡眠のリズムを整えることが大切。

それにより肌のターンオーバー(約28日のサイクルで肌が生まれ変わる新陳代謝)が整えられ、徐々に薄くなっていくはずです。

さらに、シミ対策用の化粧品を使ってスキンケアをしたり、日焼け止めクリームや日傘、帽子などで紫外線をブロックしたりして予防をしましょう。

 

妊娠中の黒ずみや体毛の濃さは心配しすぎないこと

妊娠20週以降になると、わきの下や乳首、乳輪、陰部、足の付け根などに色素沈着が起こり、黒ずみが目立つようになります。

これらの部位はもともとメラニン色素が多く、黒ずみが起こりやすいためです。

出産後にホルモンバランスが正常になると徐々に薄くなっていきますので、心配しすぎないようにしましょう。

 

猛烈な肌のかゆみは「妊娠性皮膚掻痒症」のことも

妊娠中はホルモンバランスの影響で肌が乾燥し、かゆみや湿疹が出やすくなります。

ほとんどの場合、出産後に症状はなくなりますが、症状が悪化しないようにマタニティ用の保湿クリームをこまめに塗るなどして、乾燥を防ぐようにしてください。

化繊入りの下着やストッキングはかゆみをさらに増すので、身につけるのは止めておいたほうがいいでしょう。

なお、ひどいかゆみは「妊娠性皮膚掻痒(そうよう)症」の可能性があります。

皮膚の表面に発疹やかぶれ、ただれなどの異常が見られないにも関わらず、かゆくてたまらなくなる症状があり、妊娠によるホルモンバランスの変化や乾燥、遺伝的要因などが原因だといわれています。

こまめに保湿して皮膚をケアするほか、かきこわさないように爪を短くしたり、手袋をはめたりすることも有効です。

我慢できない場合は、皮膚科で保湿剤や軟膏を出してもらえることもあります。

 

妊娠中は、シミ・ソバカス・黒ずみ・乾燥によるかゆみ以外にも、体毛が濃くなったり、おなかの正中線が茶色く浮き出てきたりなど、妊娠中のホルモンバランスの変化は皮膚にさまざまな影響を及ぼします。

これらも、ほとんどの場合は出産後に少しずつ元に戻っていきますので過剰に心配せず、「妊娠中だから起こること」だと割り切ってゆったりと過ごすことが大切です。

ただし、アトピー性皮膚炎がある人は、妊娠中に悪化することもありますので、かかりつけの医師に治療法を相談するようにしてください。

 

★今回のポイント★

・シミには規則正しい生活とスキンケア、紫外線対策が有効

・皮膚の黒ずみや体毛の濃さは産後徐々に元に戻る

・妊娠時は皮膚が乾燥しやすいので、こまめな保湿を心がけて

 

 

この記事の監修
産科医 竹内正人先生

 

この記事のキュレーター

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