関連記事

タイミングや頻度、体位…妊娠率を上げるセックスのポイントは?
妊娠にまつわるセックスの噂は数多くあり、惑わされている人も多いかもしれません。または、妊活をきっかけにセックスを意識したものの、なかなかタイミングが合わずに悩んでいる人もいることでしょう。
そこで今回は、妊娠するために気をつけたいセックスのポイントについて、詳しく解説します。
日本人はセックスレスに陥りやすい!?
2005年に世界的コンドームブランドのDurex社が行った調査によると、日本人のセックスの回数は調査対象となった40数カ国ワーストの年間45回(週に1回弱)、性生活への満足度も下から2番目という結果になりました。
その後、2013年に相模ゴム工業株式会社が日本人のセックスに関する調査を行いましたが、既婚者のセックス頻度は1ヶ月にわずか1.7回。
交際相手との頻度は1ヶ月に4.1回だったことから、結婚するとセックス回数が減ってしまう傾向がうかがえます。
妊娠の可能性を上げるセックスの頻度は?
自然に赤ちゃんを授かるためには、セックスライフの充実が不可欠。
セックスの頻度が高いほど妊娠率が上がるのは事実で、アメリカ生殖医学会が示したデータでは1週間に1度セックスをした場合の妊娠率が15%だったのに対し、毎日セックスした場合の妊娠率は37%、1日おきにセックスした場合の妊娠率は33%となっています。
とはいえ、毎日もしくは1日おきでセックスし続けるというのは現実的に難しい面もありますし、何よりセックスがストレスになってしまうのはよくありません。
まずは、ルナルナで妊娠可能性が「高い」「やや高い」と表示される期間に、セックスの頻度を上げてみましょう。
前述のデータでは、排卵日の1〜2日前に妊娠率が最も高まるといわれています。
以前、ルナルナで行った調査によると妊活中のセックスの回数は「月3〜4回」が多数派(36.9%)。
次いで「月5〜6回」(21.6%)、「月1〜2回」(21.5%)となりました。
少なからず多からず、程よい回数の夫婦が多いことがわかります。
このように、ふだんから夫婦のコミュニケーションの一環としてセックスがあるのがベスト。
そうすれば、セックスが義務化したりタイミングのプレッシャーを感じたりすることなく、自然な成り行きで妊娠する可能性が上がることでしょう。
妊娠しやすい体位ってあるの?
2015年10月8日付けの英紙「The Daily Mail」で、不妊治療の専門医であるマリリン・グレンヴィル博士が「男性が上になる体位が妊娠に最適である」と主張し、話題になりました。
それは、子宮頸部に近いところで射精することができるため。逆に騎乗位など重力に反する体位は精子の移動を邪魔することになり、妊娠を妨げるとしています。
しかし、グレンヴィル博士自身が「理論を裏付ける研究はない」と警告しているように、セックスの体位が妊娠率に影響するというデータはありません。
医学的には、膣内で放出された精子はすぐに子宮を目指して進むため、たとえ体外に流れ出てしまう精子があったとしても妊娠の確率には影響しないと考えられています。
2人きりの時間を楽しむためのセックスを
無事に妊娠して赤ちゃんが産まれたとしたら、2人きりの時間はしばらくお預け。
家事に育児にと忙しくなって、パートナーとのロマンチックな時間はなかなか持てなくなると語る先輩ママも多くいます。
そこでオススメしたいのが、妊活をきっかけにパートナーとのセックスを楽しむこと。
イマイチ気持ちが盛り上がらないときは、上質な下着や大胆な色のペディキュアなど、素肌を彩るものを新調してみてはいかがでしょうか。美しい下着であなたの気持ちのスイッチが入ったら、パートナーも刺激を受けるはずです。
付き合いが長くて友だちのようなムードになっている夫婦もいるかもしれません。
そういった場合は、まずスキンシップを増やしてみるといいでしょう。ちょっとしたときのボディタッチを意識したり、マッサージをしあったりすると、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」の分泌が活性化します。
日頃のスキンシップから恋人時代の盛り上がりが再燃し、自然な盛り上がりでセックスに至ることができたら最高ですね。
そんな仲の良い2人のもとには、きっとかわいい赤ちゃんが訪れてくれることでしょう。
★今回のポイント★
・日本人は結婚後セックスの回数が減りやすい
・妊娠を希望するなら排卵日1〜2日前にセックスを
・妊娠率を上げる体位はない
・友だちムードの夫婦はスキンシップを増やすことから
この記事の監修
産科医 竹内正人先生

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
ルナルナの最新情報をお届けします