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女性ホルモンがお腹の調子を左右する??便秘と下痢のお話

お腹の調子が悪いと何をするのも億劫になり、生活に支障をきたすこともあるのではないでしょうか。日々の生活から便秘と下痢の対策をすることでストレスのない毎日を過ごしましょう!

< 便秘編 >

便秘の基準は、排便の回数ではない!

多くの女性を悩ませる便秘。

便秘とは、腸管での便の通過時間が長かったり、排便に困難を伴うなどの症状が見られることを言います。

排便のペースには個人差があり、23日に1回程度の排便でも、苦痛を伴わずすっきりと出れば便秘とは言いません。

逆に、毎日排便があっても、残便感があったりお腹が張って苦しいなど苦痛な症状がある場合は便秘と考えられます。

 

便秘の原因は?

女性が便秘になりやすい原因には、女性ホルモンの影響が挙げられます。

排卵後から月経前にかけて多く分泌される「プロゲステロン」という女性ホルモンには、腸管の運動を抑制する作用があるため、月経前には便秘になりやすくなるのです。

また、無理なダイエットも便秘の原因となります。

食事量を極端に減らすと便のかさが減ってしまい、脂肪分を控え過ぎると便の滑りが悪くなって便秘になってしまうのです。水分不足も便が硬くなって移動しにくくなる原因に。

さらに、女性は男性と比べて腹筋が弱く、便を押し出す力が弱いため便秘になりやすいのです。

 

便秘が慢性的になると、自律神経の働きを乱してむくみや冷え、頭痛、肌荒れ、イライラなどの不調を引き起こしてしまうことがあります。

 

正常な排便リズムを作るのに必要なこと

便秘を予防するには、3度の食事をバランスよく規則正しく摂ることが大切です。

不規則な食生活は、正常な排便リズムを狂わせてしまいます。極端なダイエットはもちろんNG

また、腸内環境を整える食物繊維や乳酸菌をしっかり摂ることも便秘の予防に役立ちます。

 

実は、ストレスは下痢の原因となるだけでなく、便秘の原因にもなります。ちょっと意外ですよね。

ストレスを感じると、自律神経の交感神経が優位になり、腸管の運動が抑制されて便秘になってしまうのです。

自律神経のバランスを整えるためにもリラックスする時間を設けてみましょう。

 

便秘を緩和する、漢方薬

漢方的には、便秘は「血」が滞った「お血(おけつ)」、または「気」が不足した「気虚(ききょ)」などの状態と考えられます。

お血の場合は、「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」や「大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)」などが、気虚の場合は、「大建中湯(だいけんちゅうとう)」などが、体質や症状に合わせて処方されます。

 

< 下痢編 >

ストレスが下痢を引き起こす?

便秘に比べて下痢に悩む女性は圧倒的に少数派。

1日に何度もトイレに行くのに、残便感を伴うのが下痢の特徴です。

また、繰り返す下痢は、肛門部の痛み、切れ痔、脱水による喉の渇きや倦怠感などの症状を引き起こします。

風邪などの感染症にかかったり、刺激物を食べ過ぎたわけでもないのに下痢が続くような場合は、「過敏性腸症候群」が考えられます。

これは、ストレスなどが原因となって、下痢や便秘などの便通異常を伴う下腹部痛や腹部の不快感が、慢性的に繰り返される疾患です。

腸と脳には密接な関係があり、脳がストレスや不安を感じると、そのシグナルが腸に伝わって腸の働きに影響が及んでしまうのです。

 

腸の問題にとどまらず、全身に影響を及ぼしてしまう便秘と下痢。

腸の働きを整えることがココロとカラダの健康につながるのです。

 

ストレスが下痢の悪循環を生んでいる?

食物繊維が腸への刺激となって下痢を悪化させてしまうので、控えるようにしましょう。

便秘も下痢も腸内環境を整えることが大切です。

肉食に偏った食生活は、脂肪やたんぱく質を栄養源にする悪玉菌を増殖させやすい環境を作ってしまうので注意が必要です。

 

「いつ下痢になるかわからない」という不安がストレスとなって悪循環になってしまうこともあります。

まずは、過度の緊張をときほぐし、リラックスを心がけ、時間に追われる生活など日常生活でのストレスがあれば見直すようにしましょう。

 

下痢を緩和する、漢方薬

ストレスからくる「気滞」(気が滞る)や「気逆」(気が逆流する)、または気虚で胃腸の働きが弱っているなどの状態ととらえ、気滞の場合は、「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」などが、気逆の場合は、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」などが、気虚の場合は「真武湯(しんぶとう)」などが、体質や症状に合わせて処方されます。

便秘も下痢も生活習慣の改善とストレスケアが大切ですね!

 

★今回のポイント★

・毎日排便があっても、残便感があったりお腹が張って苦しければ「便秘」

・ストレスは、下痢も便秘も引き起こす

・便秘も下痢も腸内環境を整えることが大切

 

 

この記事の監修 
婦人科専門医  松村 圭子先生

 

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