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知っておきたい!産後のセックスはいつからOK?気をつけることは?
産後は、妊娠中と同じく、カラダの悩みや不安が多いもの。
なかでも、次の妊娠を考えている人にとっては、産後のセックスはいつからしていいのかが気になるところです。今回は産後のセックスの再開時期、その際に気をつけたいことなどを解説します。
産後のセックスはいつからOKなの?
産後1ヶ月になると、赤ちゃんだけでなくママの健康状態もチェックする「1ヶ月健診」があります。
この健診は、カラダに大きな負担がかかる出産で受けた母体のダメージを、ちゃんと回復できているかを確認するための健診でもあるのです。
赤ちゃんの成長が順調かどうかを診るためだけに行われるのではないことを覚えておきましょう。
健診でチェックするのは、悪露の有無、会陰切開の傷痕、縫合の痕の状態、子宮の状態です。これらは内診によって確認し、その他に血液検査、尿検査、母乳の出具合も検査します。
この検査で異常なしと医師から診断された場合、セックスを再開することができます。
産後にセックスするときに気をつけることは?
出産をすると女性のカラダの中では、エストロゲン(卵胞ホルモン)が減少します。
それが原因で膣の潤いも低下し、セックスをすると痛みを感じたり、出血してしまったりということが起こるかもしれません。
また、膣の潤いは充分なのに痛いと感じる場合は、出産時の会陰切開の傷が原因とも考えられます。
この産後特有の痛みを緩和するには、ローションや潤滑ゼリーの使用がおすすめです。
産後のセックスの痛みは他にも原因が!
膣の潤い不足や、出産時の会陰切開の傷も当てはまらない時は、下記のような原因が考えられます。
まずひとつめは、骨盤のゆがみです。
骨盤のまわりの筋肉の量が少ない人の場合、出産の時に骨盤がズレてしまって、その歪んだ状態でセックスをすると、ズレた骨盤があたって痛いと感じるといいます。
2つ目はメンタル的な原因です。
授乳や睡眠不足など育児の疲れからくる精神的なストレスを抱えた状態で、パートナーとのセックスを行うと、気分が乗らず痛みを感じてしまうそうです。
産後すぐのセックスは、パートナーにゆっくりと優しく動いてもらいましょう。それでも痛みが出る場合には、挿入は控えてスキンシップを楽しんで。
痛みを我慢しながらのセックスは、セックスレスにつながる可能性があります。セックスの再開を急がず、カラダの回復をゆっくり待ちましょう。
第二子以降の妊活はいつからスタートできるの?
産後すぐに第二子以降の妊娠を考えている人も多いでしょう。
では、第二子以降の妊活開始時期はいつ頃がいいのでしょうか?
これははっきりと時期が決められている訳ではなく、生理が再開してカラダの調子が整ってきたと感じたら妊活をスタートできる状態と考えるので、個人差があります。
日頃から基礎体温測定を習慣にしておけば、排卵の有無も確認することができます。
もしも次の子を少しでも早く授かりたいという場合には、卒乳のタイミングを早めることも検討しておきましょう。
母乳育児は、排卵の再開を遅らせる要因になることがあるからです。
逆に、妊娠を考えていない場合は産後のセックスの時、避妊を忘れないようにしましょう。生理再開前の最初の排卵によって妊娠することもあるのです。
もしも次の子の妊娠を急いでいない、という場合には第一子の出産から1年後以降に妊娠できるように計画するのがよいとされています。
出産と育児は、女性のカラダに大きな負担がかかるもの。できれば急がずに計画的に妊活を行えるようにしましょう。
★今回のポイント★
・産後1ヶ月健診で異常なしならセックスOK
・痛みが出たら無理せずに!
・妊活再開はカラダの調子と相談しつつゆっくりと
この記事の監修
産科医 竹内正人先生

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