教えて まさち先生!⑧ 不妊クリニック選びの基準

いざ、赤ちゃんが欲しいなと思っても、はじめはどこのクリニックに行ったらいいかわからないことも多いと思います。それに、不妊治療を続けていくと、時間の制約で通院できなくなったり、なかなか思うように結果が出ないこともあると思います。そんな中で、通っているクリニックを変えようと思うこともあるでしょう。
数多いクリニックの中で、自分に合ったクリニックはどう探せばよいのでしょうか?

今回は、クリニックを見るときの基準について、まさち先生にお伺いしました。

総合病院とクリニック、どちらがいい?

 

— 不妊専門のクリニックというのは、総合病院とどのような違いがあるんですか?

 

まさち先生:

大学病院や総合病院というのは、設備が大きく充実していて、臨床並びに研究機関として日本の医療をリードする立場にあります。

しかし、最新の医療技術の導入には時間がかかってしまうことがあります。
それは、大学病院内や総合病院内でその技術が適切であると判断され、承認が得られてないと導入することができないからです。

この分野は日進月歩ですから、最新の治療に対して、即座に対応できる体制が今は必要です。

個人のクリニックでは、医師の判断で最新治療の導入を決めることができると言えます。
つまり、今必要とされている技術で、効果や安全性が確信できれば、すぐに導入することが可能なのです。

クリニックが最新の医療技術を使えるようになってきたことで、大学病院や総合病院に追いつき、逆転してきたと感じています。

もちろん、大学病院、総合病院だからこその良さもあります。

他の診療科が充実し、連携が取れることや、手術が比較的容易にできることなどがメリットです。

クリニックはそこをカバーするために、大学病院や総合病院とタイアップしていかなくてはなりません。

これからは、「手術を担当する病院」、「体外受精を担当する病院」など、不妊治療はもっと分業化が進むかもしれないですね。

 

— 不妊治療は通院回数が多いので、頻回に病院に行くのはけっこう大変だと思います。クリニックが、オフィス街や駅前の商業施設内などにあるのは便利ですね。

 

まさち先生:

現実的に通えるかどうかというところは、クリニック選びで一番大事なところです。

仕事をしているなら、おすすめは職場に近いところです。

もし遠くても行きたいと思えるクリニックに出会えたとしたら、それはそれで幸せなことですが、通えなくなると、治療内容以前の問題になってしまいます。

『はなおかIVFクリニック品川』を設立したときも、仕事をしながら通いやすく、駅から近くて雨に濡れない場所を選びました。

こういう商業ビル内にあると、待っている間にカフェに行けるというメリットもあります。

病院の中で1時間、2時間と待つのは大変です。
当院では、「自分の順番が近くなったら、お知らせが来る」ということが可能なシステムを導入しています。
これなら院内で待たずに外出できます。

もちろんお待たせしないように今後も努力していく方針です。

医療レベルにそれほど差がないとしたら、通いやすさや待ち時間の使い方は重要な要素になると思います。

 

 

待合室の環境がストレスを軽減

 

— まさち先生が、待合室のあり方に対して気を付けていることは、ありますか?

 

まさち先生:

わたくしたちのクリニックの考え方は、実は「院内に待合室はない」という考え方なんです。

もうすぐ呼ばれるという人だけが、クリニック内で待っている感じです。

当院は診察の進行状況がわかる予約システムに、全員登録をしてもらっています。

このシステムは、診察の進行状況が患者さんにわかるので、外でお茶⇒自分の番が近くなる⇒予約システムからお知らせ⇒クリニックに戻る、ということが可能です。

クリニックは、待合室の雰囲気作りも大事なところですが、待合室でお待たせしないようにする工夫も大事だと思います。

 

—『はなおかIVFクリニック品川』は、待合室にかわいいマスコットやおしゃれな小物が置いてあったりして、心が和みますよね。

 

まさち先生:

ありがとうございます。
待合室の小物は私がすべて選んで買ってます!(笑)

あとは緑も意識して入れています。
週1,2回の頻度で入れ替えています。

やっぱり生きている緑は大事です。

それから、縁起を考えて受付には子宝草という植物を置いています。

 

— でも一番気になるのは、やっぱり医療レベルだと思います。医療レベルを、通院する前に知るということは可能なのでしょうか。

 

まさち先生:

患者さんでない方が、院内に入ることは難しいと思います。

院内のことを知る方法の一つとして、治療成績がきちんとウェブサイトなどで掲示してあるクリニックは、自信があるといえるでしょう。

 

 

また、成功報酬制度をとっているところは、治療成績に対しての自信の現れだと思います。

ホームページを見るなら、ドクターの経歴がきちんとしたものであれば、参考になりますね。

ホームぺージはドクターそのものではないですが、ホームページは病院の顔ですから、見てわかりやすいかどうかは大事です。

 

— 最新機器を入れてあるかどうかは、重要ですか?

 

まさち先生:

機械の性能はどんどんよくなっています。

超音波がよく見えたほうが正しい判断ができるかもしれない。

採血結果がすぐ出たほうが、待たされないので心理的負担が少ないかもしれない。

顕微鏡がよく見えたほうが正しい判断ができるかもしれない。

培養室のクリーン度が上がると、余計な不純物質が入らないかもしれない。

いい培養器のほうが完全に管理できるかもしれない。

部分的には微々たるものかもしれないけど、こういう差は小さくないと思います。

でも評価すべきは、こういう新しい機器に「変えていこう」という病院側の姿勢自体かもしれません。

機械がどうでもいいとなると、治療もどうでもいいということになってしまいます。

正しいジャッジをするために、良きものはやっぱり必要です。

 

— なるほど。最新機器は、病院の意識の高さにつながるのですね。

 

クリニック選びは、ただ口コミの良さだけで飛びつきがちですが、自分にとってのロケーションや、待合室の快適さ、最新設備の有無なども視野に入れて考えてみるのは、大事なことかもしれないと感じました。

 

 

—— 第9回となる次回は、気になる「医師とのコミュニケーションの取り方」について、まさち先生に直撃します!

 

「教えて まさち先生!」の次回更新は1/9です、お楽しみに!

 

 

★取材協力★

はなおかIVFクリニック品川  
TEL:03-5759-5112
アクセス:大崎駅南口から徒歩90秒 スターバックス大崎ゲートシティー店奥

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この記事のキュレーター

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