教えて まさち先生!⑩ 今のうちから解消しておきたい不安なポイント(1)

妊活中の女性は、体外受精の細かい部分がよくわからなかったり、日々の生活のすごし方に疑問を思うことが多くあると思います。
そんな女性たちの悩みに対して、Q&A方式でまさち先生がお答えします。

不妊の原因ってなに?

 

 

Q1)

不妊治療をしていると、妊娠に至らない原因について、自分の何がいけないのかと、自分を責めてしまうこともあると思います。

ところで、不妊の原因にはどのようなものがありますか。

 

 

まさち先生:

卵管が詰まってはいないか、排卵はしているか、精子は活発か、そういったことは早めに調べればすぐにわかります。

しかし、タイミング法・人工授精を通してわかる不妊原因は、そもそも一部だけなのです。

多くのことはカラダの中で起こっていて見えないのです。

 

卵子が卵管の中に入ったのか、本当に精子と受精したのかなど、医師でもわからないことが多いのです。

けれど、体外受精にすすめば、カラダの中でうまくいかなかった原因について、一部は明らかになります。

 

それから、女性の年齢が卵巣機能と強く関係していて、それが不妊治療に直接影響を及ぼす強力な因子であることは明らかです。このことは知っておいてほしいことです。

 

卵巣機能は、時間をもとに戻して若返らせることができないんです。

しかし、アンチエイジングなど、状況を少し改善することはできます。

 

「年齢によって、妊娠力が落ちていくのは仕方がない。けれど進行を少しゆっくりにすることはできる」と考えてください。

 

 

Q2)

身長・体重・体脂肪率などの身体的特徴によって、妊娠しにくいことはあるのですか。

 

 

まさち先生:

あえていうならば、極端に痩せていることは、妊娠に不利だと思います。

妊娠したとしても、赤ちゃんに渡せるものが少ないでしょう。

度を越した肥満はもちろん問題ですが、現代女性の「痩せ」は特筆すべき問題ですね。

 

 

Q3)

夫婦の年齢差は妊娠しやすさに関係ありますか。

 

 

まさち先生:

妊娠しやすさというのは、女性の年齢が圧倒的に関連しています。

女性の年齢が高いことと不妊との相関性は大いにあります。

あと、男性も年齢が高くなると、妊娠力はやはり落ちてきます。

そういう意味で、年齢差があることよりも、どちらか一方が高齢であること自体が妊娠力に関連しています。

 

 

不妊治療中にやらないほうがいいこととは?

 

 

Q4)

不妊治療中、ハードなスポーツはよくないのでしょうか。

特に移植後は安静にしたほうが着床するのではと不安になります。

 

 

 

まさち先生:

マラソンなどのハードな有酸素運動は、妊娠を有利にしない可能性があります。

脂肪も落ちちゃうしね。

 

でも、あとのスポーツに関しては厳しく制限する理由は特にありません。

移植後は安静にしたほうがいいのではないか、と私たちも推定してはいますが、安静にしてもしなくても、成功率は一緒という研究結果もあります。

 

 

Q5)

気圧というのは、妊娠に何か影響がありますか。飛行機や登山などは、問題ないでしょうか。

 

 

まさち先生:

気圧に関しては、妊娠に特に影響はないと考えてよいでしょう。

ただ妊娠が判明しているのなら、飛行機や登山は避けたほうがいいでしょう。

気圧の変化によって、体調が悪くなる可能性があります。

 

 

Q6)

不妊治療ではカラダを温めたほうがいいと聞きました。

外にいてカラダが冷え切ったりすることは、妊娠に影響があるのでしょうか。

 

 

まさち先生:

カラダを温めたほうがいいとか、冷やしてはいけないとか、そういうことに関しては、あんまり大事なことじゃない、と判断していただいてかまいません。

なぜなら、体温は同じだから。

実際は体温を上げたり、下げたりすることはできないんですよ。

温かいお風呂に入ると一時的に体温は上昇しますが、それが保たれるわけではないのです。

 

ただ一点注意があります。男性のサウナは避けたほうがいいです。

熱によって、精子が死んでしまうことがあるからです。

精子は熱に弱いのです。

時間がたてば、また作られますけれど。

 

 

Q7)

仕事をしていると、立ち仕事で血流が悪くなったり、徹夜や夜勤があったりすると、ストレスの多い生活になると思います。

こういった生活の乱れが、どのぐらい妊娠率に影響を及ぼすのか知りたいです。

 

 

まさち先生:

ストレスが妊娠にどのような形で影響を及ぼすのか、ということはわかりにくく、なんとも言えません。

ストレスは人によって感じ方が異なるからです。

 

ただ、極度に疲労が蓄積しないほうがいいとは思います。

特に、男性の疲労は軽減できればいいですね。精神的にも肉体的にも。

あんまり疲れると男性は勃起しないんです。

男性側が原因となる性交障害の主な理由は、疲労によるものと言われています。

 

 

Q8)

タバコやコーヒー、お酒がやめられない生活は、妊娠しにくいカラダを作っているといえるでしょうか。

 

 

まさち先生:

タバコはやめたほうがいいです。

タバコはあらゆる面でメリットがありません。

意外とお金もかかることを忘れてはなりません。

 

コーヒーに関してはいい情報と悪い情報があって、リラックスできる効果があるけれど、カフェインは一部の有効な栄養素を破壊するかもしれないと言われています。

 

アルコールも同じように、リラックスできる効果はあるけれど、一部の有効な栄養素を破壊してしまいます。

個人的に、アルコールの厳しい制限は賛成できません。

お酒も、日々の生活をすこし良くしてくれるものではと考えています。

 

極端に制限したりする必要はないですが、無制限に摂取してはいけません。

 

 

——クリニックでは話さなくても、普段の生活で気になってしまうことは多くあり、なるほどと思われた方も多いのではないでしょうか。

引き続き、次回は不妊治療のリスクや、治療中の体調不良についての質問を投げかけていきたいと思います。

 

「教えて まさち先生!」の次回更新は1/23です、お楽しみに!

 

 

★取材協力★

はなおかIVFクリニック品川
TEL:03-5759-5112
アクセス:大崎駅南口から徒歩90秒 スターバックス大崎ゲートシティー店奥

 

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この記事のキュレーター

生理日管理ツールの決定版「ルナルナ」が生理にまつわる悩みから妊活・妊娠・出産・育児までの困った!をサポートする情報をお届けします。


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