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【ルナルナ みんなの声】「不妊治療」についての調査

今月のルナルナ ファミリー「みんなの声」は、「不妊治療の開始検討にあたり、体験談を知りたい」という多くの声を受け、「不妊治療」をテーマに取り上げます。
不妊治療を始めた理由や治療内容、かかった費用、パートナーの協力などについての質問に対し、ルナルナ ファミリー会員1,640名(平均年齢32歳)にご回答頂きました。ご協力ありがとうございました!
それでは早速、結果を見ていきましょう。

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不妊治療の経験の有無については、「あり」57.0%、「なし」43.0%でしたが、不妊治療の経験はないけれど、考えたことがある人が半数以上という結果でした。

考えたことはあるけれど治療をしていない理由には、「まだ妊活を始めて半年だから」「タイミング法を頑張っているので」「1年自然妊娠しなかったら」など、治療開始には時期尚早と考えている人が多いようです。

その他、「仕事を休めず病院へ行く時間がない」「治療費が高そうだから」と、時間と費用の問題や、「病院に行く勇気がない」「病院に行って不妊症といわれるのが怖い」「どんな治療をするのかわからず不安」といった不安感を挙げる人も。中には「不妊の定義がわからず、受診するほどなのか迷っている」という回答もありました。

一方で、「夫の同意が得られない」「夫に危機感がない」「パートナーが自然妊娠を希望していて、病院に通いたくないといっている」という理由も見受けられ、不妊治療はパートナーの理解があって初めてスタートできるのかもしれません。

 

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不妊治療の経験のある人の治療開始年齢は、平均で32歳でした。

一般に妊娠率は30歳ごろから少しずつ低下し始め、35歳を超えると大きく下がるといわれています。

「32歳」というタイミングは、30~35歳のほぼ中央に位置しており、デリケートな時期といえるのかもしれません。

不妊治療を始めた理由を見ると、「結婚してなかなか妊娠しなかったから」が59.2%でトップ。

次いで、「一刻も早く赤ちゃんが欲しいと思ったから」が52.5%、「年齢が気になったから」が49.7%と続きました。

自由回答では、子宮筋腫、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群など、病気が治療開始のきっかけになったという声がありました。

また、「基礎体温をつけ始めたら、めちゃくちゃだったので」「高温期が短いことに気づいた」と、日頃の基礎体温の測定が受診の後押しとなった人もいました。

 

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病院選びについては、「遅い時間まで診療している」など、通いやすさを重視した人が多かったようです。

その他、「知り合いが通っていた」「不妊治療で有名」という口コミの評価や、「不妊治療専門の病院だから」「妊娠実績の高さ」など、治療内容や治療実績をインターネットで調べたという意見もありました。

また、第4位の「担当医とじっくり話し合えること」に関連して、「女医さんだから」「1人目を出産した病院で話がしやすい」「別のことで通っていた病院だから」という自由回答も見られました。

中には、「いずれ妊娠したときに、出産したい病院だったため」と、出産を見すえて選択する人もいるようです。病院選びに頭を悩ませている人は参考になりますね。

一方で、「不妊治療をしている病院が近所にそこしかなかった」という意見もあり、病院選びはお住まいの地域によって差があるという現状も見えてきました。

行った不妊治療の内容は、超音波検査、造影検査などの検査が81.0%でトップ。次いで、タイミング法78.6%、人工授精37.1%、体外受精23.7%と続きました。

次に実際に行った不妊治療について、苦労したことや、つらかったことをお聞きしました。

Q4. 不妊治療 体験エピソード

治療面では、造影検査やホルモン注射などの痛みや、吐き気・だるさといった薬の副作用のつらさだけでなく、「タイミング療法」に対して「夫の仕事が忙しく、なかなかタイミングが取れなかった」「タイミングを気にしすぎて義務のようになってしまっている」という回答も目立ちました。

さらに、「通院の回数が多く、仕事を定時で切り上げて帰るのが大変」「排卵日に合わせて通院する必要があり、仕事の休みを急遽取らなければならず周りに迷惑をかけた」など、仕事と治療の両立が大変な様子が伝わります。

また、「高度な治療になるにつれ、自費での治療となることが痛かった」という経済的な負担に加えて、「毎回生理がくると落ち込む」「ゴールが見えなくて不安」「妊婦さんや子どもを見るのがつらかった」「自分より後に結婚した人がすんなりと妊娠していく」「なかなか結果が出ないことで、主人や両親、義両親に申し訳ないという後ろめたさがあった」など、メンタル面の負担も大きく、不妊治療には心身ともに苦痛が伴うものだと感じました。

 

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「パートナーは不妊治療に協力的でしたか?」という質問では、「協力的だった」「どちらかというと協力的だった」を合わると、83%以上のパートナーが「協力的だった」という、うれしい結果になりました。

その一方で、ごく少数ではありますが、「協力的でない」「あまり協力的ではない」というパートナーも存在しているようです。

パートナーに対する気遣いについては、「無理にタイミングをはかろうとしない」「排卵日でも、夫が疲れていればまた来月にと、焦らずプレッシャーをかけないようにする」「タイミングを取る日以外にも夫婦生活は仲良くしていた」「排卵日をさらっと伝えて、後は相手にまかせる」など、タイミングに関する回答が目立ちました。

また、「普段の食事は出来るだけバランス良く、亜鉛など元気になるといわれる栄養素が入った食材を使うようにしていた」「夫の検査結果があまり良くなかったこともあり、一緒にサプリを飲んで頑張った」という食事面への配慮も見られました。

その他、「日頃からケンカをしないように気をつけている」「よく話をしてつらさを共有した」「子づくりに必死になりすぎて、相手を思いやる気持ちを忘れない」という回答もあり、
ご自分もつらいはずなのに、パートナーを気遣う優しさが伝わってきました。

 

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不妊治療でお子さんを授かった人は34.3%、お子さんに恵まれなかった人は65.7%という結果でした。

現代は、医学の進歩によって体外受精、顕微授精、胚移植など高度生殖補助医療が受けられる時代で、昔に比べて「産める可能性」は高まってきていますが、それでもまだ不妊治療を受けたすべての人が妊娠するわけではありません。

この現実を年齢や性別を問わず、また子どもが欲しいかどうかに関わらず、皆が認識しておく必要があるのかもしれません。

また治療にかかった費用の平均額は、妊娠した人では約18万円、妊娠していない人では約37万円と、約20万円の開きがありました。

治療には高額な医療費がかかりますが、配偶者間の不妊治療に要する費用の一部を国が助成する「不妊に悩む方への特定治療支援事業」 があります。

助成を受けるには、お住まいの自治体への申請が必要ですが、対象となる治療は体外受精および顕微授精のみ、夫婦合算の所得が730万円未満であることなどの条件が設定されています。

また、この制度とは別に、人工授精などの一般不妊治療への助成を独自に行っている自治体もあります 。一度お住まいの自治体の助成制度をチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

Q7. 不妊治療で悩んでいる方へのアドバイス

現在、不妊で悩まれている人へのアドバイスとしては、早目の受診を呼びかける声が多くありました。

「年齢、結婚年数に関わらず、子どもが欲しいと思ったら、とりあえず病院へ」「悩んでいる時間がもったいない」「年齢が上がると妊娠しにくくなるので、パートナーが『まだ病院は行かなくていいのでは』といっても、ご自分だけでも受診することを勧めます」というアドバイスがありました。

また、ご自分が精神的に追い詰められた経験から、「夫婦でよく話し合うこと」「自分の気持ちを吐き出すノートを作った」「病院の無料カウンセリングを利用して、専門家に話を聞いてもらった」など、1人で悩まず相談できる人を探すよう勧める声もありました。

さらにリフレッシュ方法として、「旅行など少し先に別の楽しみを用意する」「子どもをつくることが目的でないセックスもときどき必要」「実家に帰省したり友人と食事に行ったりしてリフレッシュしたタイミングが妊娠につながりました」といった回答も寄せられました。

その他、「治療が必ずうまく行くとは限らない。期待はしていても、もしダメだったら、という選択肢を持っておくことが大切」「どのくらいの期間、どこまで取り組むかなど、ある程度基準を決め、そこをオーバーしたら一度治療を中断するというのも1つの方法だと思う」という、経験者ならではの冷静な回答も目を引きました。

「病院に行けば必ず妊娠すると思っていたが、そうではなかった」「すぐには成果が現れないこと」「出口のない迷路みたいでした」と、想像以上に不妊治療に時間がかかるという意見が多く見られました。

中には、「検査ばかりでなかなか治療が始まらないことにイライラした」という回答も。検査も治療も生理周期に合わせて行われることが多いため、ペースがつかめるまではストレスも大きいかもしれませんね。

また、「自分だけと思っていたけど、病院に行くと同じ悩みを抱えている人が多くいたこと」「年齢層も幅広く、逆に勇気をもらった!」など、病院に行くことで「悩んでいるのは自分だけじゃない」とわかって安心したり、励まされたりした人も多くいらっしゃいました。

治療に伴う痛みについては、「薬と注射が辛かった」「こんなに痛い検査ばかりだとは思わなかった」という意見もあれば、「ネットやテレビでいわれているほどつらくない。造影検査は全く痛くなかった」という人もいて、個人差は大きいようです。

 

Q8. 不妊治療で嬉しかったこと

 

不妊治療に関して、「うれしかったことは、ない」という回答もありましたが、以下のようなエピソードも数多く寄せられました。

●妊娠できたこと
「2回の化学流産を経て体外受精を考えていた矢先の自然妊娠」「卵管造影して半年はゴールデン期間と聞いていたが、本当に2ヵ月目でできたときは感動した」

●医師、看護師など、医療者側とのエピソード
「通院していた病院の先生やスタッフさんがとても親切で、前向きに頑張っていけました」「着床したとわかったときに先生が一緒に喜んでくれたときはうれしかった」「いつもドクターと看護婦さんが励ましてくれました」

●パートナー、家族とのエピソード
「主人とはたくさんケンカもしたけれど、不妊治療を受け入れてくれた今の方が夫婦仲は良くなった」「主人に『1人じゃないよ、2人で悩もう』といわれたことがうれしかった」「お金のことを母に相談したら必要なら出せるから安心して治療しなさいといわれた。実際には借りてないけど、気持ちだけでうれしかった」

その他、「体外受精の際、自然妊娠では見ることができない受精卵を見られたこと」「検査を受けて妊娠できる可能性があるとわかったこと」という回答もありました。

 

「1人で悩んだり頑張りすぎたりしている人に、今回の調査が役立てば」「友達に相談できないことが多いので、このような調査はありがたいと思う」「こうした調査を通して、子どもを授かるのは容易ではないことが、もっと若い世代の人に広がってほしい」と、今回の調査に意義を感じたという回答が多くありました。答えにくい質問に最後までお答え頂き、本当にありがとうございました!

先の見えない治療に焦りや不安があるときは、妊娠とは関係のない趣味や習い事、ボランティアなどに取り組むのも、良いリフレッシュになると思います。

また、交友関係を広げることで、子どもがいなくても毎日をいきいきと過ごしている女性や、仲睦まじいご夫婦に出会えるかもしれません。

いろいろな価値観を知ることで、気持ちが楽になるかもしれませんね。

妊娠も出産も、人生のさまざまなシーンの1つにすぎません。

不妊治療を終えた後も人生は続いていきます。妊娠できたかどうかに関わらず、治療を終えたとき精一杯治療に取り組んだことを前向きに受け止められるよう願っています。

 

【ルナルナ ファミリー監修医 竹内先生からのメッセージ】
「不妊かもしれない」という状況に接したときに、医学的には半年か1年、タイミング法で授からなければ、検査だけも受診するようお勧めしていますが、必ずしもそれが正解ではありません。

それぞれの生き方を反映することだからです。不妊治療でも思ったほど、授かるわけではないことに驚かれたかもしれませんが、治療をやめたら授かったという方もいます。

また、治療で授からなくても、それが無駄であったというわけでもありません。それでも、いろいろな想いがありますよね・・・。

みなさん、ご協力いただき、本当にありがとうございました。おかげさまで、とてもとても貴重な調査となりました。心より感謝いたします。

 

今月は不妊治療について調査を公開しました。
来月は妊娠中の周りの反応についての調査を公開予定です!

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