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妊活がスムーズにいかなくなったら

女性の不安や悩みを実際の症例とともに、監修医師の方々にお話を伺いました。
※「みんなでつくるルナルナ」2014年3月25日に公開したインタビュー記事の再掲です

「想い(ワクワク)を形に」をモットーとして、物語の視点を大切に、地域・国を越境し、医療の枠をこえて、人・組織・世代を未来へつないでゆこうと行動され、様々なプロジェクトを展開している竹内正人先生からのメッセージです。

不妊を疑うのは妊活を始めて1年が目安

 

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いつから不妊と定義されるのか気になる人も多いと思いますが、かつては健康な夫婦が通常にセックスをして2年…というのが、ひとつの目安でした。

でも、それは今と違って、ほとんどが20代前半ぐらいで結婚していた時代のこと。

 

今は全般的に結婚する年齢が上がり、35歳以上ということも多いですからね。

統計をとると、妊活を始めてから妊娠までの平均期間が20代前半では2~3ヵ月であるのに対し、30代以上になると6ヵ月以上。

しかも、30代半ばぐらいからは待てば待つほど妊娠しにくくなる。正式な不妊を定義する期間というのはないんですが、年齢が上がるにつれて妊娠しづらくなることを考慮して、今は妊活を始めて1年ぐらいというのが目安になってきています。

もちろん、年齢や状況によっても違ってくると思います。年齢が上がれば上がるほど、体外受精の妊娠率も下がってきますしね。40代では妊娠を希望してから3ヵ月~半年ぐらいで病院に行くことを考えたほうがいいでしょう。

不妊は、実は半分以上が原因不明!?

 

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不妊の原因は、女性ばかりにあると思われがちですが、実は男性でも50%に、不妊となる原因があります。

女性の場合は排卵障害や着床障害、卵官障害など、男性の場合は無精子症や乏精子症などが主な不妊の原因です。

ただ、実際、40代ぐらいになって病院に行ってみると、特定の医学的要因が見つからない場合も多いんです。

不妊の5~6割は、原因不明なんですね。

医学的要因が見つからない場合の原因として一番考えられるのは、卵子の老化や卵巣機能の低下による不妊。

それから疲労や体調不良といった健康状態の悪さも原因になることもあります。不健康だと月経も乱れてきますからね。

身体だけでなく精神面も大きな影響を与えることがあります。「早く妊娠しなきゃ」というストレスが不妊の要因になることも。不妊治療をやめようと思った途端に妊娠した…という人も、意外にいるんです。

年齢による卵子の老化や卵巣機能の低下を食い止めることは、今の医療をもってしてもできませんから、せめて自分自身で身体やメンタルを整えることだけでも心がけたいものですね。

不妊治療の目的は「治療」ではなく「妊娠」

 

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不妊治療は、まずは不妊の原因を検査することから始まります。

その後の治療の流れは、年齢によって違ってきます。

不妊治療は、「治療」とついていますが、その大きな目的は「治療」ではなく「妊娠」。

もちろん検査で何か病が見つかれば治療もしていきますし、患者さんがどうしたいかが大事ですが、年齢を重ねるほど妊娠しづらくなるので、悠長に構えていられない場合もあるんですね。

そうしたなかで、最近、増加しているのが、高度生殖補助医療。

高度生殖補助医療とは、体外受精や胚移植など、精子や卵子、受精卵を体外で取り扱う治療のこと。

こうした高度生殖補助医療を選ぶ患者さんが多くなってきている背景には、やはり高齢出産が増えたことと、テクノロジーが進化したことがありますね。

もちろん、食事改善したり、漢方を使ったりして、ゆっくりと治療していく方法もいろいろありますが、できるだけ早く妊娠したい方にとっては高度生殖補助医療という選択肢が最善策と感じるのだと思います。

自分がどう感じているかを大切に

 

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最終的にどんな不妊治療を選択するかは、本人の生き方の問題です。

妊娠にはリミットがあるので、そうしたなかで余裕をもって考えたり選択したりすることはなかなかできないとは思いますが、不妊治療は、始めるのも難しいけどやめるのも難しい。

治療をしたからといって、必ず子どもを授かるわけではないということも知っておいたほうがいいと思います。

それから、やはり夫婦で想いを分かち合っていくことも大切なのでは。

男性は女性に比べるとリミットが長いから、切迫感がない人が多いですが、妊娠は女性だけの問題ではありません。

将来、もしかしたら子どもを授かることができないかもしれないということも含めて、いろいろ話し合って、想いをシェアしておきたいものです。

この時期は、人生のなかでも本当に大変なときで、何か自分の体が機械のように思えたりして、気持ち的にしんどいこともあると思います。でも、そんななかでも、ただ状況に流されるのではなく、身体や心がどう感じているのか、自分の感覚に目を向けることも忘れないでほしいですね。

 

★先生からのメッセージ★

最終的にどんな不妊治療を選択するかは、本人の生き方の問題です。不妊治療は始めるのも難しいけどやめるのも難しく、この時期は人生のなかでも本当に大変なときだと思います。そんななかでも、夫婦で想いをシェアし、できるだけ自分の感覚を大切にすることを忘れないでほしいですね。

 

 

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