女性のカラダ基礎知識 入門編

生理は何のためにあるの?

初潮を迎えてから閉経するまで毎月やってくる生理。
面倒だったり、人によっては生理に伴うつらい症状に悩まされているかもしれません。
しかしこの生理、女性にとっては非常に大切な存在なのです。
あなたは生理が何のためにあるのかきちんと知っていますか?

思春期を迎えた女性のカラダは約1ヵ月に1回、受精・妊娠のための準備をしています。

①成熟した卵胞が卵巣で破裂し、卵子が排出される

②子宮内膜が膨らみ、受精卵を受けとめる準備がはじまる

③受精・妊娠しなかった場合は子宮内膜が剥がれ落ち体外へ排出(生理)
卵子と精子が出会い受精卵が子宮内膜に着床すれば「妊娠」が成立

「毎月生理がくる」というのは、このサイクルが子宮の中で女性ホルモンの働きによって毎月繰り返されているということで、
「妊娠したときに赤ちゃん(受精卵)を受け入れる準備ができている状態」と言えます。
そして、一回の生理には「周期」があり、周期によって現れる体調変化には特徴があります。

各周期の特徴

卵胞期(キラキラ期)


生理が終わるころから1週間程度。卵巣の中で卵胞が発育する時期。
この時期は女性ホルモン エストロゲン(卵胞ホルモン)が盛んに分泌され、体温は低温の時期。
卵胞が成熟すると卵巣から卵子が飛び出します。(排卵)
排卵日と思われる日に一過性の腹痛を感じることがありますが、これを排卵痛(中間痛)と呼びます。

黄体前期(まったり期)/黄体後期(もやもや期)


排卵の後から次回の生理までの2週間程度。
排卵期の卵胞が黄体に変化してプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され体温は高温になる時期。
主に女性ホルモン プロゲステロンの影響で
「体重増加」「むくみ」「イライラ」「眠気」などの月経前症候群(PMS)が現れることがあります。

月経期(ブルー期)


生理がはじまって5日間程度。
黄体期間に受精しやすいように厚くなった子宮内膜がはがれ落ちます。
カラダのだるさを感じたり、下腹部の痛みや腰痛が表れることがあります。

まとめ

現代の日本人女性が一生涯に産む子どもは平均して1~2人ですが、
実に初潮から閉経までの30~40年もの間、毎月この「赤ちゃんを受け入れる準備」をしています。
毎月くる生理やその前のPMSは、「嫌なもの」「面倒なもの」「辛いもの」という側面もあるかもしれませんが、
女性の中の女性ホルモンがしっかり働いて子孫を残そうとしている証でもあるのです。


この記事のキュレーター

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