【基礎知識】 「男性の体」や「男性性器」のこと知っていますか?

そもそも妊娠のしくみ、男女の体のこと、卵子や精子のことについてきちんと教えてもらったことがないと思いませんか?

今回は、男女の身体の基礎知識として、「男性の体」や「男性性器」について、産婦人科医の竹内正人先生にうかがいました。

 

「妊娠力アップのための基礎知識」 #3
※参考:「妊活たまごクラブ 2021-2022年版」

 

「男性の体」のこと知っていますか?

女性とはまったく異なった構造を持つのが男性の体です。
そのしくみは意外とデリケートで、心とも密接な関係があるのです。

脳・ホルモン

睾丸(こうがん)でつくられる男性ホルモンのテストステロンが筋肉を増やしたり、精子に影響を。

ひげ・体毛

男性ホルモンの影響で、ひげや体毛が発生。のどぼとけや声変わりなどの変化も。

体形

骨格がしっかりとしてゴツゴツとして筋肉質な体つきが男性の体。

男性性器

精子がつくられる精巣、射精をする陰茎(ペニス)など。大きさや形にも個人差が。

日常生活のストレスが体にも影響を

思春期になり、第二次性徴を迎えると、男性ホルモンの影響で、体形、体毛、声など、見た目にもさまざまな変化が見られるようになります。
精巣では毎日約1億個の精子がつくられるようになります。男性の体もデリケート。日々のストレスで勃起障害になることもあります。

クローズアップ!男性性器

毎日精子がつくられている「男性性器」について詳しく知りましょう。

男性性器を横から見ると…

男性は思春期を迎えると、男性ホルモンの働きで、2つの精巣(睾丸)では、毎日1億個ほどの精子がつくられるようになります。
性的興奮が起きると陰茎(ペニス)が勃起し、射精が行われると、1~3億個ほどの精子が体外に出されます。射精されなかった精子は、体内で吸収されて消えてしまいます。

男性不妊についても知っておきたい

●造精機能障害
射精は可能ですが、精子がたくさんつくれない状態のことをいいます。精液中に精子がまったくない「無精子症」、精液中の精子の濃度が低い「乏精子症」、精子の運動率が低い「精子無力症」などに分類されます。人工授精や体外受精で妊娠可能な場合も。

●精路通過障害
精子の通り道である精管などに問題があり、射精液に精子が混ざっていない状態。先天的に精管が欠損している場合や、炎症で精管がふさがっていることなどが原因として考えられます。鼠径(そけい)ヘルニアの手術を受けた人にも多くみられます。顕微授精では妊娠が可能。

●性機能障害
男性の性機能障害には、勃起障害(ED)と射精障害の2つがあります。さらに先天性のものと後天性のものがありますが、最近は仕事などのストレスや、不妊治療によるプレッシャーにより、心理的な要因で性機能障害になる男性が増加しています。

不妊の原因は女性だけでなく、無精子症といった男性による症状が原因となる場合も多く、不妊全体の原因の約半数を占めています。
現代人の精子の数は昔より減り、中でも日本人男性の精子の質は最低レベルともいわれています。
精子の質は、環境ホルモンや化学物質などの影響もありますが、生活習慣によっても大きく変わってくることがわかっています。

男性の体も、女性と同様デリケート。
ストレス、食生活の乱れ、喫煙、過度の飲酒、睡眠不足、運動不足なども、精子の健康状態を左右し、勃起障害につながります。

「妊活」を考え始めたら、女性だけでなく男性も、自分自身の健康管理をしっかりと見直し、健康的な生活を行うようにしましょう。また、男女共に年齢とともに妊娠率が低下します。不妊治療も視野に入れている場合は、早めに病院で検査をしてみましょう。

■監修/竹内正人 先生

●イラスト/岡本典子
●取材・文/長谷川華

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

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この記事のキュレーター

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