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あくせくままん⑨ 賢い保険の入り方

あくせくままん連載9回目は、「保険」のお話。

公的医療保険制度を知ることで、月々の保険料をぐっと抑えられるかもしれませんよ。

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こんにちは、あくせく暮らしながら、おきらく暮らしに憧れている、くまのママンです。

「そういえば、私……あの頃、すっごく不安だったなぁ。」

この頃、ふと思い出して、フフッと笑ったりしてます。

そんな余裕が出てきたなんて、私、ずいぶんと、おきらく暮らしに近づいているなあ、なんて思ったりします。

 

結婚前。

お金のこと、もしものこと、将来のこと……たくさんの不安がありました。

不安で、怖くて、あまり考えないようにしていたんです。

目をそらして、逃げてたんですね。

 

社会人2年目の春、親族の紹介で、保険の加入を勧められました。

病気になったら、事故に遭ったら。もしもの時の保険。

「これだけあれば、こんなに安心!」

私はパンフレットを見て、不安が解消されていくのを感じました。

そして、いろいろ保険に加入すると、親族や周りに、「まだ若いのに、もしもの時のことをきちんと考えてて、えらい!」なんて、褒められました。

 

社会人3年目の春、学生時代の友人たちとの飲み会で知り合った、友達の友達の男性。

新人FP(ファイナンシャルプランナー)だというその男性に、私は得意げに語りました。

「私、たくさんの保険に入ってるんですよ~!こう見えて、いろいろ考えてるんです!!」

もしもの時の医療保障、死亡保障。入院日額1万5千円、手術給付金だってしっかり、女性特有疾病や3大疾病の特約も付けてます!なんて。

 

その男性の、メガネの奥の瞳が、キラリと光ったように感じました。

「貴女は会社員ですよね。独身ですか?」

「はい」

「でしたら、そんなに入る必要はないですよ」

「えっ」

「僕は、現時点では、掛け捨ての安い医療共済にしか入ってません」

「え!?そ、そんな……!!」(この人、FPなのに、向こう見ずな性格なのかしら?)

なんて、思ったりしました。

 

「健康保険には加入してますよね」

「はい、会社のやつです」

「でしたら……」

 

公的な医療保険により

・医療費自己負担額軽減 …自己負担は3

高額療養費制度 …一定の自己負担額を超えた分は払い戻される。(今回のママンの場合《月の自己負担額約8万円以上》はかからない)

傷病手当金 …病気や怪我で働けない期間(4日目以降)1日につき日給の3分の2が支給される

 

私、この話を聞いて、キョトンとしました。

「3割負担なのは知ってたけど……月に約8万円以上かかった分は戻ってくる?病気や怪我で4日以上の働けない場合は日給の2/3がもらえる???」

だったら……「もしもの時」のこと、そんなに怖がる必要、ない!?

 

「死亡保障は、通常《残された人のため》のものだから、僕たちのような独身には、葬式代くらいの用意があればいいです。それくらいなら貯金して用意した方が早いでしょう」

「た、たしかに。知らなかった!」

言って、ハッとします。そう、知らなかったんです。不安で、怖くて、目をそらしていたから……。

 

「医療保険についても、若い時から加入しておけば、保険料が安くなるというメリットはありますが……若いうちの貴重なお金を、医療保険に回すくらいなら、医療だけではなく様々な《もしも》に対応できる【貯金】という選択肢を考えた方がいいと思いますよ」

「……だから、貴方は最小限の保障で済ましているんですね……」

私、目からウロコがぼろぼろ落ちました。

ちょっと考えてみれば、確かにそう。こんな簡単なことに、なんで気づかなかったんだろう?

お金の知識って、すごいなあ……!

なんて思いながら、その男性の顔を眺めていたら。

 

「ただ……」顔を赤らめる、FPの男性。

「結婚したら、子どもが生まれたら……ライフイベントごとに、必要な保障額は変わっていくから、その都度こまめに見直さないといけないけどね」

「(え、それって……!?)」私も、顔を赤らめる……。

 

「……なんてことがあったわよね~」

パパン(FP)にお茶を出しながら、思い出し笑いする、私。

「そうだね、そしてその通り、イベントごとに見直して来たわけだけど……ぼく一人で」

「ありがとうございます」

パパンのおかげで、たくさんの不安が解消されてきた。

でも、それだけじゃ、ダメだなって、最近思うんです。

 

「ちょうどいい機会だし、今回は、ママンがやってみようか」

「うん!」

パパンだけじゃなく、私も「知っている」、それだけで、きっと、「もしもの時の不安」、もっと減るって思うんです。

この記事のキュレーター

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うだひろえ

マンガ家/イラストレーター、兼、二児の母。web・雑誌・書籍で、主にお金や家庭にまつわるエッセイを描(書)く。著書に「ママと子どもとお金の話」(サンクチュアリ出版)など。

Twitter: https://twitter.com/hiroeuda
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